世界樹日記第7話「碧照ノ樹海-3」

世界樹の迷宮ⅣのTRPGリプレイ風プレイ日記 初見の人はとりあえずまえがきと人物紹介を読むといいよ! まえがき → http://togetter.com/li/338644 劇団シュクラの愉快な仲間たち → http://togetter.com/li/350310 続きを読む
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【世界樹日記:7-26】 先行きは不安だが、結局のところママさんの言う通りとりあえず行ってみるしかないのだろう。とはいえ疲労は否めないのでシヴァたちは宿に戻って休むことにした。 #世IV日

2012-08-19 13:28:15
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【世界樹日記:7-27】 --翌日-- 今日も腹痛でサヴィトリはお休み。ルカはその看病だ。 #世IV日

2012-08-19 13:28:27
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【世界樹日記:7-28】 シヴァたちは再び地下3階へやってきた。昨日赤毛の獣が立っていた場所の先には扉がある。その先は自分たちのまだ見ぬ領域だ。 #世IV日

2012-08-19 13:28:45
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【世界樹日記:7-29】 道すがら泉を探りながら迷宮を進んでいく。メディカを拾ったりサソリに襲われたりはするが中々指輪は見つからない。熊の事は気が滅入るので一旦頭の外に追いやっておく。 #世IV日

2012-08-19 13:29:24
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【世界樹日記:7-30】 そうこうするうちに一行は広めの部屋へたどり着いた。中央には大きな泉がある。依頼人が指輪を落としたのはここだろうか?ちょっと広いので手分けして泉の周囲をくまなく探すことにする。 #世IV日

2012-08-19 13:29:46
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【世界樹日記:7-31】 這いつくばり下草に分け入って指輪を探すシヴァたち。額に汗をにじませながら指輪の捜索を続けていると突然アビナヤが叫んだ「ヌリッタちゃんが!ヌリッタちゃんがいない!」確かにヌリッタの姿が見当たらない。にわかに緊張が走る! #世IV日

2012-08-19 13:30:15
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【世界樹日記:7-32】 一人でいるところを魔物に襲われてしまったのだろうか?あるいはどこか藪の中へ連れ去られて…次々に悪い想像が頭を駆け巡る。 #世IV日

2012-08-19 13:30:30
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【世界樹日記:7-33】 息を殺し魔物の気配を探っていると一行はどこかからバシャバシャと水の跳ねる音がすることに気付いた。もしやと思い水音の方へ駆け寄ると果たしてそこには水の中で慌てふためくヌリッタの姿があった。足を滑らせて落っこちたらしい。 #世IV日

2012-08-19 13:30:52
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【世界樹日記:7-34】 溺れるような深さではないが砂漠育ちのヌリッタにはそもそも泳ぐという発想がない。パニック状態のヌリッタをサティがなだめて落ち着かせシヴァとアスミが手を引き引っ張り上げる。どこにもケガはなさそうだがだいぶ体力を消耗してしまったようだ。 #世IV日

2012-08-19 13:32:06
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【世界樹日記:7-35】 この泉には指輪は無いと結論付けて次の部屋へ向かおうとしたところで一行の表情が緊張に引き締まる。北の方から感じる危険な気配は全員身に覚えのあるものだ。 #世IV日

2012-08-19 13:32:29
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【世界樹日記:7-36】 そっと顔を出して通路の先を覗き込むとそこには赤毛の熊が悠々と徘徊していた。わかってはいたものの改めて目の前にするとげんなりする現実だ。 #世IV日

2012-08-19 13:33:03
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【世界樹日記:7-37】 よくよく思い出してみると依頼人は熊に襲われて指輪を落としたのだった。となればきっと指輪を探すにしてもこの先の熊が徘徊する道へ進まざるを得ないのだろう。 #世IV日

2012-08-19 13:33:26
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【世界樹日記:7-38】 こういう時こそ観察が重要なのだということを劇団シュクラの一行は経験として既に知っている。どうやら徘徊している熊は一体で一定の範囲を時計回りに動いているらしい。 #世IV日

2012-08-19 13:33:47
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【世界樹日記:7-39】 少し距離をあけながら熊の後ろをついて歩く。途中でほかの魔物に襲われたりもするが巡回コースは比較的長く、戦っている間に周回遅れになって追いつかれるような事は無い。焦らないことが重要だ。 #世IV日

2012-08-19 13:34:05
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【世界樹日記:7-40】 通路を抜けた一行は小さな部屋へとたどり着いた。部屋の中央には小さな泉があり、その先は行き止まりだ。ここになければ指輪捜索は全面的にやり直さなければならない。祈るような気持ちで泉の中を探る。 #世IV日

2012-08-19 13:34:25
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【世界樹日記:7-41】 サティが指先に何か硬い感触を感じて注意深くそれを引揚げる。付着した泥を洗い落とすと小さな銀の指輪が姿を現した。これこそ依頼の品に違いないだろう! #世IV日

2012-08-19 13:34:42
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【世界樹日記:7-42】 ここで大人しくアリアドネの糸で帰ってもいいがまだ多少の余力があるし熊もうまく回避できて探索は何だか上り調子の雰囲気だ。一行はもう少し粘って熊の親玉を探すことにする。 #世IV日

2012-08-19 13:35:04
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【世界樹日記:7-43】 シヴァたちはヌリッタが池に落ちた部屋へ戻ってきた。部屋の北西には例の甘い香りのする倒木が積み重ねられ道を塞いでいる。進むとすればやはりこの先になるだろう。 #世IV日

2012-08-19 13:35:23
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【世界樹日記:7-44】 熊を誘導して倒木の壁を壊し道を開く。赤くてもやっぱり蜂蜜は好きなようだ。「蜂蜜だけにしておいてくれればいいのですけれど…」そんな風にサティが呟く #世IV日

2012-08-19 13:35:40
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【世界樹日記:7-45】 華麗に熊を誘導して障害物を排除した一行はやがて迷宮の中央へとたどり着く。扉の奥からは一際強烈な殺気が感じられる。赤い熊たちの親玉がいるとすれば恐らくこの扉の向こうなのだろう。意を決して扉を開く。 #世IV日

2012-08-19 13:35:59
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【世界樹日記:7-46】 扉の先、大部屋の最奥に一際大きな一頭の熊が立ちふさがる。人間の口髭のような特徴的な体毛、そして何より目を引くのはその鋭い爪だ。人差し指のものだけが異様に長く反り返ったそれは死神のもつ鎌を思わせる。 #世IV日

2012-08-19 13:36:41
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【世界樹日記:7-47】 特徴的な体毛から仮に『赤ひげ』と名付けたそいつは鎌のような爪を威嚇するようにブンブンと振り回している。この赤ひげが赤い熊たちの親玉であることに最早疑いの余地は無いだろう。 #世IV日

2012-08-19 13:37:02
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【世界樹日記:7-48】 そして部屋の東西には2頭の赤い熊が徘徊している。いずれも今のところこちらに気付く様子は無いが迂闊に正面から攻め入ればあの2頭も増援として駆け付けることだろう。そうなれば万に一つも勝機は見えない。 #世IV日

2012-08-19 13:47:44
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【世界樹日記:7-49】 地図を広げて作戦会議を行う。部屋の構造を見る限りだと取り巻きの目を盗んで赤ひげへたどり着くのは難しそうだ。「そういえば…」とシヴァが地図上の一点を指差す。 #世IV日

2012-08-19 13:48:13
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【世界樹日記:7-50】 シヴァが示した迷宮の一角は泉の向こうに見えていながらこれまで通ったどこからも通路が繋がっていなかった場所だ。位置的には今いる大部屋の南東にあたる。シヴァはこの大部屋のどこかからこの場所へ道が続いているかもしれないと言う。 #世IV日

2012-08-19 13:49:09