うえの怪談まとめ

夏といえば怪談。 フォローしている方が怪談を語っていたのでまとめさせていただきました。 本当かどうか、信じるかはあなた次第・・・ウフフフフ
2

まずは小手調べというわけでしょうか。
第一夜【沼】
始まります。

うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【沼】じゃあ、牛角で働いていた時に経験した、不思議な話でもしましょうか。 いつも俺は遅番で、バイト終わってメシ食って、牛角を出るのが午前2時くらいに出るのが日常でした。 その日も閉店後、入口の鍵を閉めて片付けをした後、同僚とご飯を食べていました。

2012-08-21 22:51:35
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【沼】そうすると、入り口を開けた時に鳴る『カランカラーン』という鐘の音がしたんです。 とはいえ、納品のおじさんや、他のバイトの子がよく忘れ物取りに来たりするので、それは別段珍しい事ではなかったので、僕は特に気にも留めませんでしたし、一緒に残っていたAも、シフトを作っていました。

2012-08-21 22:55:47
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【沼】2人とも驚いて入り口の方を見るが、ドアが開いた様子はない。 顔を見合わせたまま固まっていると、今度はキッチンで『バシャーン! ドボーン!』と、水の中に何かを投げ入れたような音がし始めました。 これはさすがに2人とも立ち上がり、真っ暗なキッチンへ確かめに。 #うえの怪談

2012-08-21 23:06:22
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【沼】キッチンには、流しの汚水などが集まる床下以外水がはってある所はない。 2人とも恐る恐るキッチンに行き、電気をつけると、先程片付けたハズなのにキッチンの床が、今まで見た事もないくらいドス黒い液体で汚れていた。 #うえの怪談

2012-08-21 23:13:28
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【沼】『なんやこれ…』と、2人でびっくりしてると、床下の汚水溜めの上に乗ってる鉄板が『ガタガタ ガタガタ』と音を立てて揺れだした。 まるで、床下から誰かが叩いてるような周期で、ガタガタ ガタガタと。 2人とも恐くなって、荷物を掴んで一目散にお店を飛び出た。 #うえの怪談

2012-08-21 23:17:12
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【沼】次の日、2人とも昼からお店の仕込みで、俺は非常に気が重かったが、休むわけにもいかないので、仕方なく牛角へ向かった。 お店の駐車場に着くと、Aが店にも入らずタバコをふかしていた。 『おはよう』と一言声をかけると、2人は恐る恐るお店の鍵を開けた。 #うえの怪談

2012-08-21 23:21:02
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【沼】お店を開けると、2人は真っ先にキッチンに向かった。 …が、あの黒い液体はどこにも見当たらず、昨晩掃除を終えた時のままだった。 あれから黒い液体は見ていないし、他のバイトの子からも聞いていない。

2012-08-21 23:26:51
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【沼】その後、お年を召されたお客様に聞いたが、 この牛角が立っている所周辺は、大きな大きな沼があったらしい。 水の色も黒く、あまり人が近付かない場所だったそうだ。 もしかしたら、あの時見た黒い液体は沼の水で、ガタガタいっていたのは… (おわり) #うえの怪談

2012-08-21 23:30:47
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

一話目、終わりました。 あんまり書き方は上手くないですが、ゆるーく続けていきたいっすね。

2012-08-21 23:33:02

ここで日付変更。
第二夜【白いブラウス】
開始です。

うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【白いブラウス】これは、ウチの親父がまだ学生だった頃の話です。 当時から、親父と鈴木(仮名)、橋本(仮名)、藤田(仮名)の仲の良い4人で、いつも色んなところに遊びに行っていたそうです。  #うえの怪談

2012-08-22 23:34:56
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【白いブラウス】その時も、新潟にある藤田君の母方の実家に泊まり、スキーをしようという計画を立て、夜に大阪を出て車一台で新潟に向かうことにしたそうです。 #うえの怪談

2012-08-22 23:37:31
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【白いブラウス】最初の方は皆テンションも高く、ワイワイしながら運転をしていたのですが、新潟に入るか入らないかという頃には、さすがに全員疲れてきて、車内は静かだったそうです。 #うえの怪談

2012-08-22 23:38:53
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【白いブラウス】少し小さめの県道を走っていたのですが、外を見ていた橋本君が大きな声で『おい、誰かいる!』と騒ぎ始めました。 まだ陽も昇っておらず、あたりは街灯もまばらで、ほとんど真っ暗な状態でした。 #うえの怪談

2012-08-22 23:41:11
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【白いブラウス】他の3人は『こんな時間にこんな場所に人がいるはずないやろ』と言いつつ、車を停めて橋本君の言う方を見てみると、暗闇の中に白いライトバンが停まっており、その中に、誰か乗っているように見えたそうです。 #うえの怪談

2012-08-22 23:43:40
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【白いブラウス】『おいおい、こんなところで何してるんやろ』…そんな話をしながら、運転していた親父以外の3人は、車を降りてライトバンに向かったそうです。 親父は一応車のエンジンをかけたままで、タバコを吸い始めたそうです。  #うえの怪談

2012-08-22 23:45:48
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【白いブラウス】火をつけて、1分も経たないうちに、ライトバンに向かった3人が凄い勢いで戻ってきて、口々に『早く車を出せ!!』『すぐここを離れろ!!』と叫んだので、親父はとりあえず慌てて車を発進させました。 #うえの怪談

2012-08-22 23:47:42
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【白いブラウス】『何があったのか?』と親父が尋ねるも、3人は黙ったままで、誰一人喋らないまま親父は運転を続けてたそうですが、目的地が近くなり、陽が昇り始めたころ、橋本君が少しずつ話し始めました #うえの怪談

2012-08-22 23:49:55
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【白いブラウス】『あのさ・・・あのライトバンに乗っていた女の人・・・呼んでも返事しなくてさ、ずっとライトバンの後部座席で座ったままでさ、ドアをノックしようとしたら・・・透けてたんだ・・・体が・・・』 #うえの怪談

2012-08-22 23:52:12
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【白いブラウス】3人が怯えた表情でゆっくりと語っているうちに新潟の実家に到着し、藤田君の祖母が出迎えてくれましたが、開口一番『あんたら、県道279(仮名)号を通ってきたんじゃないだろうね?』と険しい顔で尋ねられたそうです。 #うえの怪談

2012-08-22 23:55:38
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

【白いブラウス】親父は『え、通ってきましたが…』と答えると、藤田君の祖母は驚いた表情で『ええか、あそこは何年も前に廃村になった村の中心を通ってる上、事件があって亡くなったおなごの幽霊が出るんじゃ。 白いブラウスを着てるらしいが、まさか見てしもうたか?』  #うえの怪談

2012-08-23 00:00:26
うえのさん@ゲーム開発者 @taremanma

はい、今日はこんな感じです。 思ったより長くなってしまった・・・ #うえの怪談

2012-08-23 00:01:36