『西洋美学史』twitter読書会 11章~13章

小田部胤久著の『西洋美学史』を、なんとなく集まった専門バラバラ文系民で読み進めた読書会の試み第五回まとめ(8/24)。
4
前へ 1 2 3 ・・ 9 次へ
jabrafcu @ja_bra_af_cu

@nix_in_desertis 東プロイセンの首都だったらしいので宮廷に行けばそこの音楽は聞けたはずですが(フリードリヒ2世は音楽好きで知られる)、どうなんでしょうねー。 #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:20:09
DG-Law/稲田義智 @nix_in_desertis

@ja_bra_af_cu @Buddha 加えて当時の東プロイセンはど田舎で,フリードリヒ2世の住んでいたサンスーシ宮殿のあるポツダムからは地理的にもかなり遠いですし,その宮廷をどの程度整備したかは……

2012-08-24 23:22:51

カントたんの芸術観は、美学・判断力批判の副産物だよね

ほとけ🐶 @schwmtl

予想通りカントたんの芸術観で盛り上がっている #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:10:11
tieckP(ティークP) @tieckP

@twidokusho しょうじきカントさんについては、『純粋理性批判』を読んだ限りでそうだけど、美学論というよりは認識論と定義づけの問題なので、そこを踏まえないで僕が何かを言っても浅薄になってしまう #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:00:40
シノハラユウキ @sakstyle

カントは、美学の本は書いてるけど芸術についてどんだけ書こうとしたのかよく分からん。美とか崇高とかで想定されてるのわりと自然物(花とか山とか)だし #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:15:58
DG-Law/稲田義智 @nix_in_desertis

@sakstyle 「美しい技術」を芸術と定義したのが彼なので,そういう意味ではバウムガルテンをちゃんと引いてますね。もっとも,その後の美術史の展開で「美しくない芸術」が出てきてカントの定義通りいかないことは本書でも指摘されてますが。

2012-08-24 23:17:38

本書まえがき及び第6章を参照のこと。(DG-Law)

DG-Law/稲田義智 @nix_in_desertis

前にも出したけど,カントの「美しいもの」の定義は狭義の意味合いなので,崇高とか全部弾かれてしまう。けっこうなものが芸術ではなくなる気がする。 #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:18:53
ほとけ🐶 @schwmtl

『判断力批判』は9割自然美の話で芸術はオマケレベル #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:19:52
DG-Law/稲田義智 @nix_in_desertis

もっと言うと,カントの本音は判断力という人為と自然の橋渡しをする能力(「判断力」)が人間に備わっているところから,人間と自然は調和するしその究極目的の美は道徳の象徴,というのを主張したかった。認識能力を論じるのがメインで対象は別に……というのは本当にそう。 #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:30:58

『判断力批判』は美学書の振りをした倫理学書,という議論がある。拙文のブックレビューですが,ここからamazonにも飛べるので,参考になれば幸い。(DG-Law)
『美と崇高の彼方へ -カント『判断力批判』をめぐって-』甲田純生著、晃洋書房
http://blog.livedoor.jp/dg_law/archives/51180102.html

jabrafcu @ja_bra_af_cu

@twidokusho 美の判断力としての反省的判断力がどうアプリオリに妥当なのかを検討するのが『判断力批判』なので芸術のことに言及するのは彼の方法論からはずれてるとさっきの三浦さんもいうてます #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:24:30
jabrafcu @ja_bra_af_cu

@null あと根本的なところで天才による構想力の働きを措定するっていうのが、芸術の範囲が恐ろしく狭いか、もしくは作品作れる人は誰でも天才になっちゃうかになるような気がしたw #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:29:15

シラーの「素朴文学と情感文学」について

シラーは12章で「遊戯」絡みで扱われていますが、カントに感激して独自の美学を構築し、ロマン主義による批判的発展を呼んだという意味で、重要な思想の橋渡しをしています。なお、本の題名については僕の表記も揺れていますが、日本での受容自体揺れています。(tieckP)

tieckP(ティークP) @tieckP

@twidokusho ただ、これは次章でもそうなんだけど、自分はシラーの「情感文学と素朴文学」はけっこう丁寧に読んだんだけど、あの頃は分かってなかった素朴=自然の意味合いはだいぶ掴めた気がするという、これは個人的感想。 #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:03:10
tieckP(ティークP) @tieckP

@twidokusho doc形式なら、当時のレジュメがあるなー、『素朴文学と感傷文学』についてした勉強会の。ざっと見ると、このカントの議論と、その後のロマン主義の流れとの間にくるのがよく分かる。 #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:09:07
tieckP(ティークP) @tieckP

敢えて自然についてなのでこの章のところで言うけど、シラーは「ゲーテは素朴=自然詩人で、シラーはそれに憧れる情感詩人」みたいな構図を立てて説明してる。で、それを僕なりにまとめたのがこの表。 http://t.co/KNRZsZdu #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:14:34
拡大
tieckP(ティークP) @tieckP

とりあえずシラーさんが言う自然っていうのは、子供がふと子供らしく振る舞うことで、人工的な儀礼などを恥じ入らせることです。さらにゲーテなどの素朴詩人は、それを「ふと」ではなく意図的にできるという。つまり、意図的に「意図的でなく」振る舞えるのが芸術家 #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:21:28
tieckP(ティークP) @tieckP

で、情感詩人というのは、完全な理想を目指すけれど達しえない、というあたりはロマン主義の予兆でもあるわけで、「素朴文学と情感文学」は11章と13章を、12章の議論とは違った形でシラーが繋いでるよというお話。 #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:24:56

12章 シラーと遊戯とSpiel、とりわけ言葉の戯れ

シノハラユウキ @sakstyle

では、『西洋美学史』第12章遊戯と芸術。サブタイトルではシラーとなっていて、一応シラーメインなのかなって感じですが、カント、シラー、シュレ-ゲル、ニーチェ、ガダマーが次々とあげられていってます。まあこの本ではいつものことですが、特に人よりもキーワード重視の構成 #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:28:00
シノハラユウキ @sakstyle

プラトンの芸術論が、否定的な意味で、芸術というのは遊戯だと言ったのに対して、遊戯を肯定的に捉え直してプラトンに対抗しようという #西洋美学史読書会

2012-08-24 23:29:56
前へ 1 2 3 ・・ 9 次へ