『ネット上に落ちている画像を拾う』という言葉について考える藤田直哉さん

 
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金木犀@日曜東サ-02ab @kin_mokusei

@naoya_fujita 「(ネットに)落ちている」「拾う」の件で思うことがあったのでメンションします。私はこの「落ちている」感覚は、道端にものが落ちているものを拾うのと同じなのではと思っています。(続

2012-08-27 15:44:29
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

@kin_mokusei というわけで、道に落ちているものの「感覚」の延長で理解したら全然違う、のだと思います。というか、ネット上でのルールや規範みたいなものって、人類史的に新しいので、脳の本能的な空間・自然・対人認識で対処しようとすると大間違いになるのだと思います。

2012-08-27 15:56:35

 

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

現実空間のようには上下の感覚はないネット空間にどうして現実空間の位置感覚が持ち込まれるのかは非常に興味深い。社会関係もその空間認識の言葉で捉えられているだけに。

2012-08-27 17:18:12
藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

空間感覚のメタファーで人間関係を把握したり、インターネットの世界を理解することしかできない言葉の数の貧困というか、認知の限界が問題の根底にあるんじゃなかろうか。あくまで比喩として暫定的に空間のメタファーを用いているのに、内実を混同してしまうという「言葉」の機能の問題もある。

2012-08-27 17:21:45

 

  • つい先日も同じ様な議論が繰り広げられていました。
      カオスラウンジ(今まで名乗っていた方)の梅ラボさんへのインタビュー記事の文中に、
      「梅沢さんの作品というと、ネット上に落ちている画像を素材にしたデジタル的なコラージュが特徴です」
      という一節が発見され、その記事を書いたライターがTwitter上で糾弾されるという事態に陥りました。
      現在その部分は修正されていますが、詳細は以下のまとめにて。
まとめ 美術手帖のライターがカオスラウンジの盗用被害にあったイラストを『ネットに落ちている』と表現したことに対して反省も謝罪.. 昨年の夏、ネット上の創作者たちのイラストを無断で盗用、改変しコラージュする作風で批判を浴び、pixiv運営も巻き込んで大騒動を起こしたカオスラウンジ梅沢和木氏。 美術手帖のライターが氏へのインタビュー中で、それらの盗用被害にあったイラストを「ネットに落ちている」と表現しており、ネット上の創作者たちに対する軽視は梅沢氏のみに限らず、美術・芸術界隈全般に根深いもののように推察されます。 44404 pv 563 60 users 24

 
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藤田直哉@『現代ネット政治=文化論』7月刊行予定 @naoya_fujita

文芸評論 博士(学術)日本映画大学准教授。編著『東日本大震災後文学論』『地域アート』『ららほら』単著『新世紀ゾンビ論』『虚構内存在』『シン・ゴジラ論』『娯楽としての炎上』『攻殻機動隊論』、RTや「いいね」するものは、真実・事実だと裏を取っているわけではなく、必ずしも賛同しているわけではないので注意してください。

d.hatena.ne.jp/naoya_fujita/

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