甲状腺検査に関する県外の医療機関の診療について
.@drsteppenwolf 即ち,患者からの検査申込みに際し,医療機関は,その検査が保険診療の対象外であることを説明する義務があります。そして患者が自由診療でも検査して欲しいと希望した場合には,医師法19条に基づき,医師は原則としてこれに応じる義務があるということになります。
2012-08-27 18:00:16@TAKASHIMA724 その検査が保険診療の対象外であることを説明しますが、何故保険診療外になるか皆が理解すると思いますか?「福島県民でしかも保険を払っているのにどうして自費負担で1-2万円を払わなければ?}と思いませんか?
2012-08-27 21:18:09.@drsteppenwolf ご指摘は,保険診療外であることを患者が理解せず,検査を拒否されたと誤解したとのご趣旨ですね。そのような可能性はありうると思いますが,少なくとも先の記事とは矛盾します。記事では医師自身が,拒否理由を「調査の邪魔」「混乱を招く」等と述べているからです。
2012-08-27 21:30:04@TAKASHIMA724 福島県の甲状腺に関しては、公費診療で長期的に見ていくものだと思います。今の実施体制は私は疑問に思っていますが。しかし、自費診療が入る余地はないと思います。
2012-08-27 21:38:43.@drsteppenwolf 私は医療過誤問題で患者の立場から研究を続けていますが,残念ながら現在の医学界には,なお様々な因習が残っています。例えば,医療過誤訴訟では患者が自己に有利な鑑定医を見つけることすら困難な状況が一般的に見られます。
2012-08-27 21:39:02.@drsteppenwolf アメリカでは,このことを指して,silent conspiracy(沈黙の共謀)という言葉が使われています。そしてわが国でもこのような状況があることは,患者側に立つ弁護士が口を揃えて指摘しています。
2012-08-27 21:39:26.@drsteppenwolf このことから考えれば,同じ県内であればなおさら,他の医療機関や有力な医師,学会等との関係を悪化させないよう,医師が検査に消極的になることはありうると思います。先の記事が正しいことを前提とすれば,このことを裏付ける情報として評価できます。
2012-08-27 21:44:43.@drsteppenwolf さんもご存知と思いますが,近時,「セカンドオピニオン」の重要性が指摘されています。将来,甲状腺ガンが生じるかどうかという重要事項について,患者ないしその家族が,他の医師の所見も聞いてみたいと考えるのは自然なことです。
2012-08-27 21:48:52.@drsteppenwolf そしてセカンドオピニオンの場合,すでに診療はなされているのですから,原則として保険診療外になります。私見では,甲状腺検査については,他の医療機関にセカンドオピニオンを求めた事例が少なくないと考えています。
2012-08-27 21:51:23.@drsteppenwolf 甲状腺検査に関していえば,患者及びその家族がセカンドオピニオンを求めた場合には,これが実現できる体制が必要です。
2012-08-27 21:55:12@TAKASHIMA724 @drsteppenwolf 横から失礼します。私はたかしまさんが言われるように、診療応召すべきという意見ですが、お断りした医療機関側の言い分は以下のようなことが考えられると思います。①患者さんの全身状態から救急処置を要するものではない。
2012-08-27 21:48:48@Todaidon @TAKASHIMA724 @drsteppenwolf ②新聞記事のコメントにあるように、甲状腺検査については福島県で全例で行われているものであり、①と合わせて自院で再検査する必要はないと(その医師が)考えた、③甲状腺検査に対して、福島県での検査に匹敵する
2012-08-27 21:51:59@Todaidon @TAKASHIMA724 @drsteppenwolf クオリティを提供できる環境でない ④別件ですが、同様に訴訟で争われているトンネル工事などの影響でのじん肺の診断では、診察する医療機関や医師が指定されており、同じような案件と考えられる、などだと思います。
2012-08-27 21:55:02@Todaidon @TAKASHIMA724 @drsteppenwolf そして、たかしまさんが仰るように、数万円以上かかる自由診療でも診てほしいといえば診療拒否されることはあまりないのではと想像します。
2012-08-27 21:58:15.@Todaidon はい,Todaidonさんが指摘されるような諸要素がありうることは全く否定しません。あくまで私の推論は,先の記事に掲載された医師の意見をもとにしていますので,それが全てではないことは当然です。@drsteppenwolf
2012-08-27 21:59:15@Todaidon 自由診療でセカンドオピニオンを求めてきた患者に対し,きちんとその機会が保障されているのであれば,何ら問題はありません(この場合に正当な理由なく診察を拒絶すれば,医師法19条違反の問題になります)。@drsteppenwolf
2012-08-27 22:06:17@TAKASHIMA724 @drsteppenwolf まあ、そもそも論ですがもし小児甲状腺癌が増えれば、SPEEDIやモニタリングポストでフォールアウトの情報を知りながら安定ヨウ素剤を配布しなかった(逆に三春町などに回収命令を出した)関係者がおそらく処罰の対象となるわけで、
2012-08-27 22:08:06@Todaidon @TAKASHIMA724 @drsteppenwolf まずは県知事や当時安定ヨウ素剤の必要性なしと助言をした専門家がそのことに対する総括をしないまま甲状腺検査をすることで、検査に対するバイアスがかかってしまうリスクが生じることに県は対応するべきでしょう。
2012-08-27 22:12:01@emanon_uk いえ,問題をそのように矮小化すべきではありません。むしろ,医師という専門家集団に対して,市民がどのようなスタンスでその信頼性を評価するかという問題の一部です。
2012-08-27 22:54:12@hiro__s はい,もし毎日新聞の記事の内容が正しく,セカンドオピニオンを求めてきた患者に対する検査を拒否したのであれば,かなり問題です。
2012-08-27 22:58:42@TAKASHIMA724 なるほど、関東の子どもが自己申告で甲状腺検査(触診、血液検査、エコー)を受けた時は保険適用なのに…と疑問に思ったので。
2012-08-27 23:00:10@TAKASHIMA724 なるほど、とするとやはり既に検査対象とされている福島県民は全てセカンドオピニオンに該当し、行われているエコー以外の更なる検査を求むる場合は保険適用外となりますね。
2012-08-27 23:07:15