ライプニッツ、西田、セールをめぐる会話

清水高志@omnivalenceさんと@cosmogardenさんのやりとり。
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清水高志 @omnivalence

ちなみにパースのアブダクションも、「主=述」関係のペアからなる言明を、さらに別種の「主=述」関係からなる言明、rhemaのなかに位置づけたときに、横ならびにあるa'としての言明として事柄を理解しようとしたものとして、述語的相互限定、外延的限定の一類型として考察できると思う。

2010-09-07 20:32:21
清水高志 @omnivalence

抽象的な形而上学批判と、アブダクションのような一種の経験知を複合したものとして、述語の思考、ネットワークの思考、外延の思考を厳密に定義すべきだ。

2010-09-07 20:33:52
Keisuke NAKAMURA @cosmogarden

今日、ライプニッツを読んでいたら、「形相あるいは魂(魂あるいは形相)」となっていた。『叙説』で実体形相も再び持ち出している、その理由、方法をもう少し考えないと。

2010-09-07 20:47:00
Keisuke NAKAMURA @cosmogarden

マチエールを質料(とりあえず単に第一質料)として訳す。たぶん翻訳は物質になっているはずである。全部が全部「質料」とするのはやりすぎかもしれないが、そうした方がわかりやすくなる、かもしれない……語学の勉強も兼ねて。

2010-09-07 20:48:56
Keisuke NAKAMURA @cosmogarden

@omnivalence ラ氏の連続律は「より小さい(より短い)」という微分的な方向に向かいます。それを質料に於いて考えるとなると、やはり、前提としての「塊(masse)」というものがあります。それの塊同士の連続律と言うことが問題となっているように思うのですが、どうでしょうか?

2010-09-07 20:55:50
清水高志 @omnivalence

@cosmogarden 与えられた二つのものの差異が無限に小さいならば、そこから帰結する二つのものの差異も無限に小さい」といった風に。

2010-09-07 21:05:04
清水高志 @omnivalence

@cosmogarden このときの「与えられた二つのもの」というのは、質料的なヴァリエーションとして考えられている。

2010-09-07 21:09:13
清水高志 @omnivalence

@cosmogarden 思い切って逆に、無限に大きくしている場合もあります。放物線と楕円を結びつけるときとか、静止と運動を結びつけるときとか。どっちにしてもそれらは質料的なヴァリエーションの次元で繋がっており、楕円や放物線の規定はその後で発見される。

2010-09-07 21:11:59
清水高志 @omnivalence

@cosmogarden またそうした作業も、間接的に繰り返されるし、演繹的というよりは、どこから始まってもいいようなものとして展開されていると見ていい。

2010-09-07 21:13:18
Keisuke NAKAMURA @cosmogarden

@omnivalence 形式的、抽象的なもののヴァリエーションとしての質料的なもの、そこから逆に形式、抽象の方向へ。これらの領域の移行が非常に自由で、ある意味それぞれの領域どうしで連続しているとおもいます。それをやはりヴァリエーションとしての質料性の側になるべく留まって、

2010-09-07 21:17:52
Keisuke NAKAMURA @cosmogarden

@omnivalence ……考えていきたいと思います。どの領域も相互照応が可能な領域である。だからこそ、明確な開始地点を設定する必要がないんだと思います。モナドの相互照応可能な関係というのが、個人的には気に入っている点の一つです。

2010-09-07 21:20:04
清水高志 @omnivalence

@cosmogarden ああ、それだったら「可分性」の話との兼ね合いで考えたらいいんじゃないか。「無限の部分を持つ物体すなわち一般にいわれている連続体は無限に可分的である」(『結合法論』)

2010-09-07 21:22:48
Keisuke NAKAMURA @cosmogarden

@omnivalence 『結合法論』の可分性ですか……そのあたりは全然考えてなかったです。ちょっとのぞいてみます!!

2010-09-07 21:32:01
清水高志 @omnivalence

@cosmogarden そうですね。トポロジーとの関係などを加えてみてもいいし。

2010-09-07 21:30:56
Keisuke NAKAMURA @cosmogarden

@omnivalence 最近は質料のことが気になっているので、その辺りから、少しずつ詰めていきたいと思います。

2010-09-07 21:34:04
清水高志 @omnivalence

@cosmogarden 「可分的なもの」についての議論は、デカルトの学問のうちに最初に見出され、もともとはアトミズムとの関係で出てきたものだが、それ自体一種のゾレンであり、もっと広い視野での二元論の根底に繋がる議論だと思う。

2010-09-07 21:34:02
清水高志 @omnivalence

@cosmogarden ところがそんなものを、ある種のmasseや(masseとはもう言わないが)、「与えられたもの」を介して、捉えてしまうというロジックをライプニッツは持ってくる。それが形相質料論やモナドロジーに繋がってくる。

2010-09-07 21:36:43
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