今日、14:30から東京・国立市の「くにたち市民芸術小ホール」で、辻調主催の「シェフズインタビュー」。ゲストシェフは、「神楽坂 石かわ」の石川秀樹さん。辻調塾の方なら参加できますよ。http://www.tsujichoshinjuku.com/
2010-01-20 11:41:53インタビュアーはエコール辻東京の日本料理教授・岡田裕先生。まずは、石川さんの若い頃の話を。幼稚園の頃から「登校拒否」だったそうだ。
2010-01-20 14:40:24二十歳の頃、失恋がきっかけで新潟から東京に出て来る。最初は目的意識もビジョンもなし。そんなところから始まる。たまたま、原宿にある割烹に入った。
2010-01-20 14:42:30やっているうちに気がついたら、仕事が面白いと思えるようになった。趣味もいらない、仕事だけでいい、と思えるようになった。
2010-01-20 14:46:05二十代後半、青山の店で二番手までやっていたが、埼玉県の店の料理長になった時に、初めて、自分でやらなくてはいけない、と思えるようになった。料理長になって初めて挫折感を覚えた。
2010-01-20 14:49:09いきなり良い店で修業できたわけじゃない。すべては自分が正しく、ポジティブにやっていると、プラスの出会いに向かっていくことが大事。
2010-01-20 14:53:16石川秀樹さんは、1965年新潟県生まれ。2003年「神楽坂石かわ」38歳のときに開店。オーナーシェフになる。2007年ミシュランガイド東京で、二ツ星獲得。
2010-01-20 14:58:19開店当時のお話。最初の1ヶ月くらいは苦しかった。ちょっと弱気になったが、最近にイメージしていたことは間違っていなかった。最近にお客様がいない時期にスタッフにも助けられて、最初持っていたイメージがぶれていなかった。そこが拠り所になった。
2010-01-20 15:03:47最初の店を夢の場所になったあとには、従業員が、ハッピーになるように経営の勉強もし始めた。自分のことだけ考えていた段階から、まずはひとのことを考えるようななった。
2010-01-20 15:06:272008年、2009年には、続けてミシュランガイド東京で三ツ星を獲得。その感想は、素直に嬉しく感謝してます。でもだからといって、ミシュランのために料理を作っているわけじゃない。毎日の積み重ねの先にお客さんのひとりとして、ミシュランからも評価されたと思っているだけです。
2010-01-20 15:11:17お店の営業前、週に一回、五時のミーティングをやっているのは、どうせやるんだったら楽しい環境でやりたいと思っている。調理場とホールの人がうまくやれないと駄目なので、皆で仲良く楽しくやるための仕組みを作ろうと思って始めた。
2010-01-20 15:14:42従業員への教育について。まずは、平等に仕事をあげるようにしている。仕事をローテーションで回せるように、している。
2010-01-20 15:17:00料理を目指す若い世代から憧れの存在になっている石川さん。若い世代に対して意識してることは、後から来る世代の道を作ってあげたい。重しになりのではなくて、行けるところまで行ってやろう! そんな気分です。
2010-01-20 15:21:18そのために本店の「神楽坂石かわ」のほかに「虎白」「蓮」を開店させた。ぼくは絶対ではない。若い人に任せると、逆に、若い人に教えてもらえる。そう思えるようになっています。
2010-01-20 15:24:38会場からの質問タイム。料理における本物とは? 八割が食べる。二割で作る。料理人にはそれしかない。自分のベストに出会うまで食べる。本当に美味いと思うことだけを記憶に残す。いいものだけで記憶(140)をいっぱいにする。
2010-01-20 15:34:58最後の質問。料理の魅力とは? 自分の表現をリアルに目の前のお客さんに出せる。自由です。料理は楽しい。経営も。それは楽しいと思うこと。仮に大変でも、いけるいける、と思っていたらいいのでは。
2010-01-20 15:28:18