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舟見氏: 古筆とは、古人の筆蹟のこと(狭義では、平安〜鎌倉時代の優れた和様の筆蹟)。古筆切とは、古筆によって書かれた古典籍を分割・裁断したもの。原則として、南北朝期写まで。
2012-09-01 15:56:49![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
舟見氏: 古筆切の典型的な形状としては、裁断されてしまった古典籍を、屏風・ふすまなどに貼って楽しんだものがある。
2012-09-01 15:58:36![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
舟見氏: 古筆鑑定家の鑑定書・極札(きわめふだ)。元の古筆切を分断できないように、冒頭の書き出しを記している。極印(きわめいん)も。
2012-09-01 16:07:32![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
舟見氏: 極印=古筆鑑定家による印。本家、分家がそれぞれの印を持つ。極印以外にも、折紙・正筆書など、いろいろな鑑定の証がある。
2012-09-01 16:11:51![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
舟見氏: 極札には、偽物も多く出回っていた。今まで見たものの5割は、偽物。偽の鑑定を付ければ、古筆切が高く売ることができるから。
2012-09-01 16:15:53![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
舟見氏: 何より、古筆切は美術品ということを忘れないように。切られていないか、消されていないか、足されていないか。
2012-09-01 16:39:39![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
舟見氏: なぜ古筆切の研究をするのか?原本の復元、原本に限りなく近い資料の発掘(=本文批判・異文の問題)、散佚資料の発掘(=国文学史の見直し)。
2012-09-01 16:48:48![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
舟見氏: 古筆切どうしの関係だけではなく、零本(残欠本)との関係も重要。原本が揃いで残っていない場合、古筆切との関係が明らかになることで、散逸していたものが補われることもある。
2012-09-01 16:55:36![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
舟見氏: 現在は、古筆切の端を1mm切り取ることで、炭素年代測定も可能になった。しかし、文化財を僅かとは言え切ることに対して、批判もある。
2012-09-01 16:58:18![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
お疲れさまでした〜。私は京都から、そちらの様子を拝見していました。ツイート感謝です! RT @kabe_dtk 懇親会の演奏が楽しかったこと。最後は私がコメントを求められたので,大学図書館史とオープンアクセスと機関リポジトリ分科会の話をして,大阪支部例会終了です。 #ダイトケン
2012-09-01 17:06:17![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
舟見氏の質疑応答も終了。これにて、古典籍研究会復活第1回、無事終了。関係者の皆さん、ありがとうございました!
2012-09-01 17:10:35![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
さて、古典籍研究会。今まで馴染みがないものだったから、新鮮だし、勉強になりました。取り扱い方からして、知らないことばかりだったし。洋本とぜんぜん違うのね。ぱらぱらめくっちゃだめ、墨の載ったところに触れちゃだめ、等々。
2012-09-01 19:35:51![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
それから、古筆切。初めて聞いたものでしたが、非常にこれが面白い。古筆によって書かれた古典籍の、分割や裁断。そもそも、分割しちゃえ、という発想が面白いし、合理的でもある。
2012-09-01 19:42:22![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
その断片が誰の古筆なのか、といったことや、どの古筆切と古筆切がツレ(同じ本から裁断されたもの)なのか、とか。そういったことを追求していくところが、とてもミステリ的だと思う。聞いていて、凄くワクワクしました。
2012-09-01 19:45:05