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【イリーン『チェルノブイリ:虚偽と真実』】③

宗教学者 島薗進氏の第3弾です。
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第1弾です。

まとめ 【イリーン『チェルノブイリ:虚偽と真実』】① 旧ソ連時代からロシアに体制が変わっても、「国の放射線物理学最高権威」であり続ける(らしい)人がチェルノブイリの健康被害について書いた本の日本語訳に関する、宗教学者 島薗進氏の連続ツイート第一弾。 山下俊一氏の「監修言」と重松逸造氏の「巻頭言」が主に紹介されてます。 3752 pv 26 1 user 3

第2弾です。

まとめ 【イリーン『チェルノブイリ:虚偽と真実』】② 宗教学者 島薗進氏による連続ツイートの第2弾です。 チェルノブイリ事故後に健康被害が全く存在しない論拠として、 日本の重松逸造の原爆被害に関する論文が引き合いに出されてます。 広島・長崎→チェルノブイリ→福島と、健康被害を否定する側の研究は一貫していることがわかります。 2561 pv 69

それでは、第3弾本編です。

島薗進 @Shimazono

1【イリーン『チェルノブイリ:虚偽と真実』】③②の1~3で本書は甲状腺がんもないとする前提で書かれたと述べたが、甲状腺についての記述は所々にある。まったくふれてないわけではなく、1996年の第2版で書き加えられたのではないかと思われる記述もある(第2部第5章、第6部第1章)。

2012-09-07 06:38:40
島薗進 @Shimazono

2【イリーン『チェルノブイリ:虚偽と真実』】③第6部ではしぶしぶ放射線の影響による甲状腺がんを認めている。また、ヨード剤の予防的投与の問題も論じられている。だが、低線量被曝では被害がない、避難は必要ではなかったとの主張は翻していない。甲状腺がんの著しい増大の判明後も、イリーンは

2012-09-07 06:38:55
島薗進 @Shimazono

3【イリーン『チェルノブイリ:虚偽と真実』】③自説を変えなかったと見える。重松氏は1988年訪問中のキエフで、ソ連の放射線防護医学の責任者であったイリーンが望んでいたとおりのことを新聞記者に語っていた。イリーン著p419~。だが、この段階で重松氏はチェルノブイリ事故の被害について

2012-09-07 06:40:03
島薗進 @Shimazono

4【イリーン『チェルノブイリ:虚偽と真実』】③何も知らなかったはずだ。重松氏は1988年にキエフでこう述べた。「現代の医学においても、本当の愁訴と単なる主観的な訴えを区別することができないので、我々は全ての不満に対して対応しなくてはならない。悪性新生物とその医学的物質による」

2012-09-07 06:40:46
島薗進 @Shimazono

5【イリーン『チェルノ…虚偽と…】③「防護策については、以下の点を心に留めていて欲しい」「理論上では、環境上のほんのわずかな放射線の増加でさえ、ガン発生率の増加につながるかも知れない。…例えば、放射線の増加によって百万人に一人多くガンが発生する…しかし現段階では誰がそのガンに」

2012-09-07 06:43:07
島薗進 @Shimazono

6【イリーン『チェルノブイリ:虚偽と真実』】③「かかるかを確定させることはできない。もし全員に対して治療を行ったとすると、99万9,999人が不必要な医療を受けることになる」これはキエフの話だが、より線量の高い所については別の考えで臨むべきと考えいたのか?そこはよく分からない。

2012-09-07 06:44:31
島薗進 @Shimazono

7【イリーン『チェルノブイリ:虚偽と真実』】③重松とイリーンは事故後の早い段階で連携し被害は少ない、避難その他の防護措置は最小限でよいとの立場をとっていたことがわかる。89年にソ連政府がIAEAに要請して組織されたチェルノブイリ国際プロジェクトはイリーン=重松の連携が基盤。

2012-09-07 06:45:30
島薗進 @Shimazono

8【イリーン『チェルノブイリ:虚偽…』】③イリーンは1989年にソ連政府の要請でIAEAが行ったチェルノブイリ国際プロジェクトについても詳しく述べている。これはイリーンら避難をできるだけ少なくさせようとする側の意図を通すため急いで行われたことが明らかで、対立する勢力とのやりとりが

2012-09-07 06:46:12
島薗進 @Shimazono

9【イリーン『チェルノブイリ:虚偽と真実』】③多く記されている。これは200人の国際的科学者集団による国際諮問委員会(IAC)によって行われたということになっており、その委員長は重松逸造だ。被害をほとんど否定するその内容は囂々たる非難をよんだ。イリーンはこの報告について述べながら

2012-09-07 06:46:58
島薗進 @Shimazono

10【イリーン『チェルノブイリ:虚偽と真実』】③度々各地域の科学者による研究が国際水準とは異なると述べている。イリーンは旧ソ連の諸国の中での自分たちの立場を強化するために重松と組んで国際チェルノブイリプロジェクトを組んだことが透けて見える叙述がなされている。

2012-09-07 06:48:02
島薗進 @Shimazono

11【イリーン『チェルノブイ…虚偽…】③その結論は以下のとおりp386「専門家達は、将来に対する多くの重要な勧告を行った。特に彼らは、「住居の移転を行う前に、移住によって住民に悪影響を及ぼすかも知れないということも考慮されなければならない」と指摘した。特別な注意が、事故による

2012-09-07 06:49:08
島薗進 @Shimazono

12【イリーン『チェルノブイリ:虚偽と真実』】③「心理学的影響を減少させようとしているプログラムの組織化に向けられた。彼らは、人体に及ぼす被曝の影響について、住民と地方の医師のための教育プログラムを作成する必要性を強調した。そして彼らは、医学的診断と検査機器、材料や試薬の品質を」

2012-09-07 06:49:33
島薗進 @Shimazono

13【イリーン『チェルノブイリ:虚偽と真実』】③「改善する「ために全力で取り組むべきだと勧告した。最後に彼らは、再び「地方科学者による統計学的データ収集と登録システムが、国際的に認められた基準と方法によって基づいて行われなければならない。」と勧告した。」

2012-09-07 06:50:17
島薗進 @Shimazono

14【イリーン『チェルノブイリ…】③イリーン、重松、メットラー(米)らによるチェルノブイリ国際プロジェクトについてのイリーンの記述を読むと、被害情報について何とか国際原発開発勢力の主導権の下で上からの調査情報把握と情報管理を行い、その意志を通そうとした様子がよく分かる(読)。

2012-09-07 06:50:52

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