日本放射線影響学会第55回大会:kaztsuda さんによるハイライト実況
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(3題目)
警戒区域内で死亡した家畜は消石灰をかけてブルーシートで覆うという農水省の指導があるが、放射性物質拡散には何の意味もない。肉が腐ってとけて流れ出ている
2012-09-08 11:00:41チェルノブイリの事故の際は、避難区域から家畜も外に出してしまい、家畜の被曝のデータが得られなかった。今回はしっかりと残したい。
2012-09-08 11:02:30ウシの飼育場の条件、南相馬市小高区、空間線量1~10μSv/h。家畜は賠償の対象になっており販売ができなくなっていたため、清浄餌の購入に難癖がついた。糞尿の処理に困るので堆肥の研究も開始。
2012-09-08 11:07:34汚染飼料を一定期間給餌した後、清浄飼料に切り替え、血液や尿を経時的に採取し、測定。月に1度程度一頭解剖し、各臓器を測定。警戒区域外で採取して準備した飼料は100000Bq/kg。
2012-09-08 11:11:37肝臓内でAg-110mを検出。清浄飼料に切り替えた後はCs-134, Cs-137は減るが、Ag-110mはなかなか減らない。
2012-09-08 11:13:36飼料にプルシアンブルーを与えた時と与えない時とで、尿への放射性セシウムの排出の減衰は変わらない。プルシアンブルーの効果は消化吸収を妨げていると思われる。
2012-09-08 11:15:31全筋肉中で身体の25%のセシウムが蓄積、筋肉がセシウムの貯蔵タンク。甲状腺も調べたが筋肉と比べると極めて低い。
2012-09-08 11:17:20放射性セシウムの臓器毎の生物学的半減期は、血液や肝臓は15日程度、筋肉は20~30日、後駆の筋肉ほど半減期が長い。後駆の筋肉はセシウムの取り込みも遅く排出も遅いらしい。
2012-09-08 11:20:50後駆→後躯
前駆→前躯
(4題目)
成牛と子牛で、臓器の放射性セシウム濃度の分布が多少違う、という発表をしているんだけど、図が見にくくて何が違うのか読み取れない --;;;
2012-09-08 11:38:06チェルノブイリの際のヒツジでの研究でも、血液や肝臓は放射性セシウムを早く取りこみ排出も早い。筋肉はそれより取りこみや排出が遅い。
2012-09-08 11:40:56(5題目=最後)
野性化したウシの臓器から、セシウムは全臓器で検出、Ag110mを肝臓と血液で、Te129mを腎臓で検出。骨格筋に最も放射性セシウムが沈着。心臓は骨格筋と比べると低い。
2012-09-08 11:58:09同じ市町村のウシでも、畜舎から外に出なかったウシは汚染が少なかった。餌で体内被曝がコントロールできる
2012-09-08 11:59:52子供の臓器は親と比較すると放射性セシウム濃度が1.4倍高い。胎児の臓器はn=3だが親の1.2倍。ただし胎児にはAg-110mやTe-129mの沈着は見られない
2012-09-08 12:01:14