【二次創作な】「Ｕ・Ｍ・Ａ・リターンズ！＃３」

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「Ｕ・Ｍ・Ａ・リターンズ！」＃３（＃１：http://t.co/7qiRyh5A　＃２：http://t.co/tzzFcvQz）

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（フォロワーの皆さんへ：もう慣れたと思いますが今からニンジャスレイヤーの二次創作小説をポンポンと投稿してゆく。50ツイートくらいになると思う。ホンモノのニンジャが来たらすみやかに中断されます。）

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（あらすじ：モンスターの巣窟と化したヨロシサンプラントをアサイラムとボーンアーマーがハック＆スラッシュ＆キル！）

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アサイラムとボーンアーマー…２人のバイオニンジャの前に立ちはだかるのは、彼らもまた２人のニンジャ。１人は痩せて小柄、斑点入りの緑色ニンジャ装束とクチバシめいたメンポを纏う。いま１人は巨体を白いニンジャ装束に包み、各所からこれもまた白い体毛を覗かせている。１

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「ドーモ！グリーンカッパです！」「…ドーモ、サスカッチです…」敵方の先制アイサツ。まるで力量差を強調するかのような堂々たる名乗りだ。「ドーモはじめまして、グリーンカッパ＝サン、サスカッチ＝サン。アサイラムです」「ドーモ、ボーンアーマーです」２

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「貴様らは何者か。バイオニンジャがなぜ社に逆らう」アサイラムが問う。「バイオニンジャ？オイ、お前らみたいなデキソコナイと一緒にするなよ！」グリーンカッパが答える。「俺たちは生身のニンジャだ、見ればわかるだろ、お前らみたいにパフェめいてゴテゴテしてないだろ！やっぱりバカだ！」３

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「階下の怪物どもはヨロシ何サンなのだ？結局俺達が殺しヨロシてしまったが」ボーンアーマーが問う。「…兵隊だ…。ニンジャには程遠いが…」サスカッチが答える。「…お前ら程度に全滅させられるようでは…不完全なデータではあの程度か…。…バリエーションを増やす前に精度を上げるべきだった…」４

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「貴様らは何を企んでいる」「…ニンジャが、不可思議であった時代…」「何を言っていヨロシサンるのか分からぬ！」「そりゃあ分からねえさ！お前らみたいな作り物にはな！面倒くせえ、インタビューしに来たわけじゃねえだろうが！カラテだ、カラテしようぜ！イヤーッ！」グリーンカッパが仕掛ける！５

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狙いはボーンアーマー！「イヤーッ！」反射的に下段突きを繰り出し迎撃を試みるが…「イヤーッ！」グリーンカッパは突き出された腕を駆け上り、脚を首に絡める！そのまま上体を捻って反動をつけ、ボーンアーマーの頭部を地面に叩き付けた！「グワーッ！？」「えっ、何だコイツ、弱え！」６

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「チィー！」アサイラムがカタナを構え駆け寄ろうとするが、サスカッチが立ち塞がる。巨体からは想像も付かぬ素早さ！振り下ろされたカタナを手のひらで受け、ゴミか何かを捨てるように振り払う！刃が肉に達する間も無い！「…俺のクリーチャーは、この程度の奴らにやられたのか…？」７

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圧倒的実力差。実を明かせば、２人にとってはこれが改造後初のニンジャ戦である。クローンヤクザ相手の訓練は１００人オーダーでこなし、バイオニンジャ失敗作とも戦い、サブジュゲイターとのクミテも日常的に行なっている。だが、ニンジャのイクサ、殺し合いは未経験！対する相手は手練れ！８

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ボーンアーマーが起き上がり、グリーンカッパにショルダータックル！肩甲骨には鋭いトゲが生えている！「おっ！オスモウか！俺オスモウ好きなんだ！」衝突の瞬間グリーンカッパは地に伏してボーンアーマーの足首を掴み、立ち上がりつつバンザイめいて放り投げる！天井に衝突！「グワーッ！？」９

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小兵のグリーンカッパに大した筋力は無い。それを補うのは敵の力そのもの、これを最大限利用し相手に返す。ジュー・ジツの一極、ヤワラである！グリーンカッパは跳躍、落下するボーンアーマーの肋骨を掴み空中イポン背負い！反動でもう一段跳躍、仰向けのボーンアーマーに垂直落下ドロップキック！１０

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着地点は骨に守られていない腹部！「グワーッ！？ゲボーッ！？」ボーンアーマーのスカル口から未消化の牛乳が吹き出す！グリーンカッパは片手バック転で飛び離れる！「うへっ、汚えな！イクサの前に飲み食いするなよ！セプクの時どうすんだ！」「ゲ…ゲボーッ！ヨロシゲボーッ！」「うへえ！」１１

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カルシウム供給源を失ったためか、外骨格のフォルムが徐々にシンプルに戻ってゆく。しかしそれはサイオー・ホース。純粋なカラテにトゲやブレードなど不要、グリーンカッパ級の相手であれば尚更だ。「イヤーッ！」グリーンカッパのパウンス、ボーンアーマーはこれを防御！「おっ！やるじゃん！」１２

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ネックスプリングで起き上がったボーンアーマーが豪速左ストレートを繰り出す！グリーンカッパはその手首を掴みつつ外側に体を開き、伸びきった肘をチョップ！ボキン！鈍い音を立て外骨格関節が逆に曲がる！「グワーッ！？」「今のはちょっと危なかったな！お前あれだな、ヘタクソだ！強いのに！」１３

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一方のアサイラムも苦戦している。４本の腕で繰り出す２刀の連続攻撃、しかしサスカッチは両の手のみでこれを払ってゆく！「イアイ！」「…」「イアイ！」「…」「イアイ！」「…」「イアイ！」「…」「…イアイド！」「…！」アサイラムのテンポをずらした左カタナがサスカッチの右コテを捉えた！１４

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しかし斬れない！サスカッチの脂に富む白い体毛、ニンジャ装束を膨らませるほどに生えたそれがカタナを受け止めたのだ！相手が止まっていればあるいは両断できたかもしれないが、サスカッチの動きは実際精妙無比。ブレーサー防御めいて斬撃を巧みに逸らし、そのまま正拳！アサイラムの胸を打つ！１５

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「イヤーッ！」「グワーッ！？」巨体から繰り出される一撃は当然相応に重い！斜め上から突き下ろされた拳は吹き飛んでダメージを分散させることすら許さず、全ての衝撃を丸ごとアサイラムに伝える！アサイラムは血を吐きつつも左右から同時斬撃、しかしそれは悪手も悪手である！「先も読めぬか…」１６

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サスカッチは襲い来る左右のカタナを難なく両手で払う。アサイラムの体軸はガラ空き、「イヤーッ！」隙を逃さず顔面に渾身ポン・パンチ！アサイラムはバックステップで少しでも衝撃を殺そうとするが…「グワーッ！」無駄な努力！殴り飛ばされ壁に激突！サスカッチが追撃を狙い追いすがる！１７

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地を嘗めるアサイラム、それでも迫り来る太いスネを狙いカタナを振る！サスカッチは巨大な足の指でこれを挟み取る！何たるニンジャ器用さか！勝てないのか、足りないというのか、これがニンジャのイクサか、バイオ・イアイドは無敵ではなかったのか、奴の、プロトタイプの言葉は偽りなのか？１８

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違う。俺のバイオ・イアイドは無敵だ。だが…今振るっているこれが、ブザマに這いつくばるこれが、俺のバイオ・イアイドなのか？ノトーリアスは死んだ。負けて死んだ。ならば、奴を超えなければ、自らも同じ運命を辿る。俺の、「俺の」バイオイアイドが必要だ。生き残るためのアーツが！１９

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違う。俺のバイオ・イアイドは無敵だ。だが…今振るっているこれが、ブザマに這いつくばるこれが、俺のバイオ・イアイドなのか？ノトーリアスは死んだ。負けて死んだ。ならば、奴を超えなければ、自らも同じ運命を辿る。俺の、「俺の」バイオイアイドが必要だ。生き残るためのアーツが！１９