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「紅楼夢」は大観園(図参照)を舞台に繰り広げられる、貴人の心の襞を繊細に描いた、中国の大長編の恋愛小説である。プラトニックラブが特徴で、よく「金瓶梅」という同じく中国の酒池肉林の世界を描いた恋愛作品と比較される。主人公は賈宝玉という青年 http://t.co/CRBPVdvH
2012-09-11 14:49:27![](https://pbs.twimg.com/media/A2fUwEKCAAAStX_.jpg:medium)
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賈宝玉(かほうぎょく)がハーレム状態になるという恋愛小説で、特に林黛玉(りんたいぎょく)という年下の気の合う美少女と、薛宝釵(せっぽうさ)という年上の豊満で人の良い美人二人と賈宝玉との三角関係が中心に描かれる。中国では恋人ならば林黛玉、妻にするなら薛宝釵ということわざもあるらしい
2012-09-11 14:58:20![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
その三角関係において注目されるのが賈宝玉と林黛玉の間の木石縁と、賈宝玉と薛宝釵の間の金玉縁の話しである。賈宝玉は、ツンデレな性格の林黛玉の方が好きで、二人は相思相愛の仲だったのだけれど、二人とも素直じゃないからそれが中々お互いに確かめ合えない。で、結局、賈宝玉は薛宝釵と結ばれる。
2012-09-11 15:15:03![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
それが騙された結婚で、賈宝玉は、相手が林黛玉だと思い込んで式に出たのに、ベールをあけたら薛宝釵。賈と林の間の木石縁は、林を木と読んで、水を貰った草の恩。注がれた分の涙を流して天に帰るという因縁があった。だから、賈宝玉と薛宝釵が式を上げてる同時刻に、林黛玉は涙を流して死にゆく定め。
2012-09-11 15:19:58![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
逆に賈宝玉と薛宝釵の間の金玉縁は非常に強い結びつきで、マジックアイテムである金の櫛を薛宝釵が受け継いでおり、その櫛と対になる宝玉を、賈宝玉が生まれた時に口に咥えていたという、マジックアイテムによる運命的な結びつきが二人の間にはあり、林黛玉の命を消してでも運命が二人を結びつかせた。
2012-09-11 15:24:20![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ちなみに賈宝玉の持っている宝玉は、女媧というグレートマザーが空の割れ目を五色の石で補修した時、一個だけ余った石だとされている。雨上がりに見える虹は、その補天された天の割れ目が覗いたものと言われている。賈宝玉は設定上、宝玉を手放すと気がふれることになっており、肌身離さず持ち続ける。
2012-09-11 15:29:04