IAEA-TECDOC-1162の線量換算係数の疑問点

IAEA-TECDOC-1162の表 E3に「土壌汚染からの被ばくに対する換算係数」の値が整理されています。この換算係数は、土壌に沈着した放射性核種の表面濃度[kBq/m^2]から、 (a) 土壌汚染から地面の上1m における周辺線量率 [mSv/h]、 (b) 関心のある期間(1ヶ月目、2ヶ月目、50年間)の外部被曝による実効線量&再浮遊による吸入摂取による預託実効線量[mSv] を推定するのに用いられています。 しかし、この表E.3に記載された換算係数には、疑問点がありますので、備忘録までに整理いたしました。 続きを読む
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以下、放医研による外部被曝線量評価システムに関して

Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

なお、放医研の外部被ばく線量評価システム( http://t.co/SokLFylS )では、「周辺線量当量率は0.6を乗じて実効線量率に換算」と記述されている。おそらく、ISO照射条件(放射線が等方的に体を通る)として、3月15日以降の実効線量率マップを推定しているのだろう

2012-08-25 02:22:48
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

放医研pdf資料(http://t.co/H7sv4ZES )の9, 10頁に、周辺線量と実効線量の説明、周辺線量当量から実効線量への換算方法について解説がなされている

2012-09-13 21:39:03
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

放医研pdf資料(http://t.co/H7sv4ZES )の7頁目拝見すると、2011/03/12~3/14の実効線量率マップは、保安院評価のソースターム(http://t.co/k35in6q0 )を用いたSPEEDI評価結果に基いて作成

2012-09-13 21:47:16
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

https://t.co/SDJFRnfl 2011/03/15~7/11までについては、MEXTモニタリングデータに基づいて実効線量率マップを作成。周辺線量当量から実効線量に換算する際の換算係数の考え方については9頁に記載されている http://t.co/5RQ7A7Lq

2012-09-13 21:51:06
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

外部被曝に起因すると考えられる核種としてXe-133, Te-129m, Te-132, I-131, I-132, Cs-134, Cs-137の7核種について、(実効線量/周辺線量当量)の換算係数を求めて、保守的に0.6を採用とのこと http://t.co/5sXzvYfd

2012-09-13 21:54:25
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

放医研の外部被ばく線量の推計に関するpdf資料(http://t.co/H7sv4ZES )の8,11頁によると、放医研の外部被曝線量評価システムでは2011/03/11以前の福島県内のBG値の"実効線量率"としては0.03μSv/h差し引いている

2012-09-13 21:35:13
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki

放医研の外部被曝線量評価システム(http://t.co/Htx3wsAM )は、県民健康管理基本調査(http://t.co/kPT5QFxG )で活用されている。これまでに行った推計結果(第8回福島県県民健康管理調査検討委員会資料)→http://t.co/6gJxVPX9

2012-09-13 22:08:01
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