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水辺の牛頭天王から要石へとたどる話

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HUNTER's LOG @hunterslog

生まれてくるのが強力な子(貴種)なら良いが、その両義性ゆえに同等の絶対値をマイナスに持つ疫病・災害が生まれてしまう可能性もあるということである。そしてこの話がなんと「鰻」に繋がっていくのだ(ちょっと休憩)。

2010-07-21 20:13:34
HUNTER's LOG @hunterslog

「蛇が瓜から生まれてしまう前に」どうにかする、ということなのだ。これは、日本の民話に見る瓜や桃が蛇の卵を原型としているのではないかという話に繋がる。http://bit.ly/covQvUhttp://bit.ly/c8MPbKhttp://bit.ly/9lQ521

2010-07-21 20:13:23
HUNTER's LOG @hunterslog

瓜に毒蛇を潜ませた呪術は晴明の逸話などでも有名だが、祇園信仰周辺にこのモチーフがある。初生りの瓜には毒がある・毒蛇が棲むので川に流す・天王さんにお供えする。御幣をつけた杉の枝をこの瓜に添えたりするのは、香りのきつい植物を蛇が嫌うというモチーフに連なる蛇祓いであろう。

2010-07-21 20:10:50
HUNTER's LOG @hunterslog

そしてこの祇園の毒蛇は瓜に潜む。

2010-07-21 20:10:39
HUNTER's LOG @hunterslog

おそらくこの神々は疫病を退散させる神ではなく、疫病そのものでもある神格なのだ。対応の仕方次第で鎮まりもすれば(疫病が鎮まる)、荒ぶりもする(疫病がはやる)。境界性とは土地の特性だけでなく禍福双方の側面を併せ持つ両義性のことでもあるのだ。

2010-07-21 20:10:30
HUNTER's LOG @hunterslog

いずれ当時は牛頭天王は蛇身のイメージであったのだろう。祇園のスサノヲは出雲に行かない。これはかつて述べた「蛇身の神は神無月に出雲に行かない」というモチーフと直結する。祇園の神が留守神となるのは蛇身だからという点で金毘羅に同様するだろうと小島瓔禮氏は『蛇の宇宙誌』で述べている。

2010-07-21 20:10:17
HUNTER's LOG @hunterslog

現在の祇園の八坂神社の祭神は「素戔嗚尊--櫛稲田姫命--八柱御子神」であるが、羅山の時代これが「牛頭天王--婆利女--毒蛇気神となっている。牛頭天王(武塔天神)は沙羯羅竜王の娘(婆利女)を娶り、生まれた子が八王子。この八王子が「毒蛇気神」だということになる。

2010-07-21 20:10:03
HUNTER's LOG @hunterslog

昨日の @kawairako さんとのやり取りにあった「牛頭天王と金毘羅」の近接についてだけれど、大本は羅山の『本朝神社考』だった。ここで羅山はスサノヲは牛頭天王で、天竺では金毘羅新と言う、と書いている。

2010-07-21 20:09:52
HUNTER's LOG @hunterslog

どうもこのところの話題が繋がりを見せてきている。んが、リニアに一文を書けるようには繋がっていない。この辺ついったというのは便利なものだ。本日はそんな繋がりを見せ始めているいろいろな断片をメモしていこう。

2010-07-21 20:09:35
en madoka @enmadoka

@hunterslog これは盲点でしたね!道・辻・橋 疫病は水辺からもか・・>遠洋からの水揚げが疫病をもたらすおそれがある、という感覚は多分結構あったですよ。写真は真鶴港脇の民家http://twitpic.com/270823

2010-07-21 00:30:35
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HUNTER's LOG @hunterslog

江戸はそう、大黒恵比寿のセット。天王稲荷はどうかな。今日あれこれ検索かけてんですが、イマイチ類似する例がないんですよね。RT @kawairako @hunterslog どちらかと言えば、七福神

2010-07-20 22:54:37
かはひらこ(跡地)@アカウント移行しました! @kawairako

@hunterslog なるほど。どちらかと言えば、七福神の一柱としての恵比須様、という感じでしょうか*・∀・* どこの神社が大元だったか、というかを気にすることもなく。これは先の八坂・稲荷神社もそうだったり?

2010-07-20 22:50:31
HUNTER's LOG @hunterslog

関東は江戸時代の「講」ブームからかな。「恵比寿講」自体は結構盛んだったですよ。農・商の傾向が強いですが。漁師としては房総の漁師は「えべっさん」信仰が強かったかしら。RT @kawairako @hunterslog えべっさん関係の信仰は西日本が主…

2010-07-20 22:47:57
かはひらこ(跡地)@アカウント移行しました! @kawairako

まぁ民間レベルでは分社の分社くらいの小祠でお祀りされているかもしれませぬw

2010-07-20 22:41:34
かはひらこ(跡地)@アカウント移行しました! @kawairako

あ、桐生西宮神社か。しかも明治時代に勧請となw

2010-07-20 22:39:56
かはひらこ(跡地)@アカウント移行しました! @kawairako

@hunterslog ほうほう、こんな興味深いやりとりがあったとは。。。w しかしえべっさん関係の信仰は西日本が主という感じが。特に西宮神社を本宮とする蛭子系は関東に一つしかない(どこだったかは失念しましたがorz)と訊いております。事代主命を通して行われているのかしら。

2010-07-20 22:37:56
HUNTER's LOG @hunterslog

おお!そうかこれは「えべっさん」の話になるのか。http://togetter.com/li/34601 自分でやっといて繋がってねえという(笑)。小田原は大地震想定地なのでリュウグウノツカイ上がったらみんな鬱になるでしょね。RT @kawairako @hunterslog

2010-07-20 22:28:32
かはひらこ(跡地)@アカウント移行しました! @kawairako

@hunterslog 逆にヒトの水死体などは「エビスサマ」として有り難がっているものですから、不思議なものですw リュウグウノツカイやメガマウスなんて獲れてしまった日には大騒ぎだったかもしれませんね。

2010-07-20 22:21:23
HUNTER's LOG @hunterslog

あんまり変わった水揚げなんかは「障りがある」といって嫌がるようですね。福の側面だけでなく禍の側面もあるから一生懸命海神・龍神を祀ったのでしょうし。RT @kawairako @hunterslog 同時に畏怖すべきものも…

2010-07-20 22:12:55
かはひらこ(跡地)@アカウント移行しました! @kawairako

@hunterslog おお、あるものなんですね!海は波に乗って様々な福をもたらすと、南方系の信仰はよく伝えるけれど、同時に畏怖すべきものももたらされるものなのですね。

2010-07-20 22:01:53
HUNTER's LOG @hunterslog

漁師たちの間で、特に遠洋からの水揚げが疫病をもたらすおそれがある、という感覚は多分結構あったですよ。問題は「いつそれが根付いたか」ですかね。写真は真鶴港脇の民家。RT @kawairako @hunterslog海沿いの地域 http://twitpic.com/270823

2010-07-20 21:54:58
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かはひらこ(跡地)@アカウント移行しました! @kawairako

@hunterslog 海沿いの地域へ出かけたら、スサノオor牛頭天王をお祀りする社がないか、注意してみますw 西日本では吉備地方などが特に信仰が根強いですが、特に海が、という印象はないのですよねー。蘇民将来が語られたりと、疫病神としての性格は明瞭なのですが。

2010-07-20 21:47:32
HUNTER's LOG @hunterslog

うーん。海を離れたら普通に疫病に対して牛頭天王を祀る、とやってますから、海の「てんのー」さんもその意識はありますかと。海からの禍福を「稲荷:福」「天王:禍」で対応しているのじゃないかしら。RT @kawairako @hunterslog 疫病神としての性格が…

2010-07-20 21:41:23
かはひらこ(跡地)@アカウント移行しました! @kawairako

@hunterslog なるほど。八坂系の神社と言えば蘇民将来の信仰もあろうかと思いますが、ここでそれがあるのかどうか、少し気になるところです。それがなくとも、疫病神としての性格が見られるかしら。

2010-07-20 21:33:12
HUNTER's LOG @hunterslog

これねえ、牛頭天王はなんか海絡みますよ。誰か言ってる人がいたな。金毘羅さんに近接する側面があるのです。うがー、誰の本だか思い出せねえ。ちょっと探します。RT @kawairako @hunterslog しかしこれが海と深く関わるとしたらおもしろい。

2010-07-20 21:32:01