出生前診断の偽陽性率とベイズの定理

統計は全く専門ではなくむしろかなり苦手なのですが、教科書に書いてある基本的なことを基に計算してみました。 結果のインパクトが大きすぎるので、「どっかおかしいのだろうなあ」と少し疑ってはいるのですが、どなたか間違いや不足があればご指摘ください。 出生前診断の是非について議論する以前の問題として、それが実際どのようなものであるのかということを正確に理解しておくことは大切であると思いました。
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大久保 賢一 @kenichi_ohkubo

優生学、優生思想の歴史に関することは全ての人に学んで欲しい。これからまた我々が直面する課題だろうからなおさら。

2012-08-29 20:41:47
大久保 賢一 @kenichi_ohkubo

ベイズの定理について知っておくことは重要ですよね。直観的な確率とずれることがあるのでしょっちゅう「ん?」となりますが・・・。RT @sora_papa: そうだ、そう言えばこれこそがベイズ確率の話なんだった。低発生率事象の1人の陽性を検出するためには、想像以上に多数の偽陽性を検出

2012-08-30 09:42:01
大久保 賢一 @kenichi_ohkubo

ベイズの定理に基づいて、場合分けして手計算してみましたが、合っていると思います!まあ偽陽性率が1%であったらという前提ですが。 RT @sora_papa: .陽性の検査結果が出た場合に本当にダウン症である確率は1/6、約17%程度ということになる…で合ってます?

2012-08-30 17:18:19
大久保 賢一 @kenichi_ohkubo

ダウン症の確率が1/500、検査の陽性率が99%、偽陽性率が仮に1%だとして・・・この検査をX名に対して実施したとき、全対象者の中でダウン症のある方は0.002X人、ダウン症のない方は0.998X人になります。

2012-08-30 17:31:09
大久保 賢一 @kenichi_ohkubo

陽性と正しく判定されるダウン症のある方は(0.002X×0.99)名、陰性と誤って判定されるダウン症のある方は(0.002X×0.01)名。陽性と誤って判定されるダウン症のない方は(0.998X×0.01)名、陰性と正しく判定されるダウン症のない方は(0.998X0.99)名。

2012-08-30 17:36:26
大久保 賢一 @kenichi_ohkubo

この中で陽性と結果が出たのは・・・「正しく陽性と出たダウン症のある方」と「誤って陽性と出たダウン症のない方」の人数を足して(0.002X×0.99)名+(0.998X×0.01)名=0.01196X名。

2012-08-30 17:40:31
大久保 賢一 @kenichi_ohkubo

つまり、陽性と出た人が実際にダウン症である確率は(0.002X×0.99)÷0.01196X=0.1655・・・。およそ17%!

2012-08-30 17:43:38
大久保 賢一 @kenichi_ohkubo

たぶん合っていると思いますが、間違いがあればどなたかご指摘くださいm(_ _)m 要するに「ダウン症ではない人を陰性と判定する精度」がとても重要だということですね。

2012-08-30 17:44:58
大久保 賢一 @kenichi_ohkubo

ダウン症の偽陽性率が5%っていう記事をいくつか見かけたけど本当かしら(今回のやつは別?)。偽陽性率を5%にしてさっきの計算をやれば、「陽性と判定される人が本当にダウン症である確率はおよそ4%」というとんでもない結果になってしまいますね。どっか計算間違ってるかな??

2012-08-30 18:06:13