黒バスプラス@弥音

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「次あれ乗ろ〜」敦くんが指差したのは一回転するコースター。でもあれは…「敦くん、そんなに落ち込まないで」やはり身長制限に引っかかってしまいベンチに座ってしょんぼりしてる「ね、代わりにあれ乗ろう」敦くんの手を引き、近くにあるジープに乗って魔宮探検する乗り物に向かった #黒バスプラス

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外ではびゅうびゅうと雨風が音を立てている「お前、怖くねえの？」窓に噛り付いて外を眺める私に大我が声をかける。怖くないよ？だって、大我がいるもん「あんま可愛い事言うな」手を引かれ大我の腕にすっぽり収まる。甘えるようにすり寄れば抱きしめる君の手に力がこもる #黒バスプラス

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「すまない、俺にはその涙を止める方法が分からないのだよ…」頬に手を添え親指で止め処なく溢れる涙を拭う「…だが、こうして拭ってやることは出来る」努めて優しく、彼女を抱きしめるーーだからどうか、これからも俺の居ない所で泣かないでくれ #黒バスプラス #緑間プラス

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練習が終わって出てきた辰也に、お疲れ様！と抱きつく「ありがとう、待たせてごめんね」ちゅ、頬にキスが降ってきた「辰也だいすきー」「俺も好きだよ」ーでも、たまには愛してるって、言って欲しいな？耳元で囁かれぞくり、震える。首に腕を回し、愛してる辰也、と彼に口づけた #黒バスプラス

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久しぶりに彼のオフと休みが重なり一緒に行きたかった夢の国に来た。何と無く入った熊のバンドが演奏するアトラクション「ね、あの熊さんなんか凛くんに似てる」指差したのは大きな体でピアノを弾く優しい目をした熊。凛くんは優しく笑って頭を撫でた。君が言うならそうかもと目が語る #黒バスプラス

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昨夜、初めて俺から好きになった人とやっと一つになれた。スゲー幸せで夢じゃないかと思うくらい。でも、朝になって「夢じゃ、ないっスね」腕の中には確かに彼女がいる「…りょ、た」寝顔を眺めていると俺の名前を呼んで幸せそうに笑った。ああ、もう「大好きッス」ぎゅっと抱きしめて頬にキスをした。

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「お帰りッスー！」帰宅すると涼太が抱きついてきた「わっ、ただいま」背中に手を回してポンポンと叩くと頬を寄せてくる。何だか犬みたいで可愛い「ご飯もお風呂も用意しておいたッス！…それとも、オレがいい？」可愛いかったのが一変「それなら涼太がいい」たまには乗ってみようかな #黒バスプラス

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3コールで繋がった電話『もしもし』「今、大丈夫？」『ああ、大丈夫なのだよ』「あの、今から会いに行っていい？」『…ダメなのだよ』「そっか」…ヤバイ、思いの外沈んだ声が出た『もう暗い、オレがそっちに行くから大人しく待っているのだよ』ごめんね真太郎、ありがとう #黒バスプラス

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「まだ起きていたのか」窘めるような声色。電話してきたのはそっちなのに「まあいい、元気にしてたか」受話器から聞こえる愛しい声に今すぐ会いたいよって言葉を飲み込んで元気だよと答える「明日、確かめに行く」予定を空けておけ。もう、征ちゃんはいつも突然で、何でもお見通しだね #黒バスプラス

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告白された「オレが守るから、だからずっと隣で笑っていて欲しいんス！」両手で包むように手を握られ真剣な眼差しを向けられる。これは夢だろうか？でも手から伝わる温もりは本物で。言葉が出なくて頷いたら黄瀬くんに抱きしめられた。少し震えてたのは本気だからと思っていいの？ #黒バスプラス

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鉄平が試合中に怪我をして、でも私は外で見守る事しか出来なくて。試合後に会ったら涙が。困らせたくないのに止まらない「また泣かせたな、ごめん」大きな手で涙を拭ってくれる「でも、オレの為に泣いてくれるのは嬉しいぞ」って笑うから余計に涙が止まらないよ。私も君を守りたいのに #黒バスプラス

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いつ言えるかな、君に“すき”って。最近の高尾は話しててもたまに上の空。…高尾？「ん？ちゃんと聞いてるって」笑って頭を撫でるから、嬉しくなって話を続けるけど、気づけば高尾はやっぱりどこか上の空。どうせなら私の事で頭一杯になればいいのにな。だけど臆病な私は思うだけ #黒バスプラス

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これで何度目だ…どうして“すき”の二文字が言えねぇかな「ーでね…高尾？」ん？ちゃんと聞いてるって。ポンポンと頭を撫でると、はにかんで続きを聞かせてくれる。オレはといえば愛らしいその表情に高鳴る鼓動を悟られないよう必死で平静を装う。どうか彼女にバレませんように #黒バスプラス

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「あらら？」敦くんに挨拶をして通り過ぎようとしたら肩を掴まれた。「なんかいつもと違う匂いするしー」って言いながら顔を近づけてクンクン。私の頭ショート寸前！シャンプー変えたからかなってやっとの思いで言うと頭を掴まれる「あー、この匂いすきだしー」暫く拘束されました #黒バスプラス

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朝、彼が告白されてる所を見てしまった。それから辰也の顔が見れなくて避けていたが部活前にとうとう捕まった「どうして避けるの」やっぱり顔が見れなくて俯く「告白なら断ったよ。俺は君のもの、だから…」俺を見て。私の手を取り掌に唇が触れる。顔を上げると懇願する瞳とかち合った #黒バスプラス

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桃井さんみたいになりたい。ポツリと言ったら大輝は嫌そうな顔をした「お前がさつきみたいだったら付き合ってねぇぞ」腕を引かれ鼻先が触れ合う程近くに大輝の顔が「俺はお前が良いんだよ。こうしたいと思うのはお前だけだ」噛み付くようにキスされた。そのまま私の不安を噛み切って #黒バスプラス

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テツヤくんと手を繋ぎ並んで歩く帰り道、この時間がすき。でも楽しい時はあっという間に過ぎてしまう「では、また明日」柔らかく笑って頭を撫でるテツヤくん。この瞬間がいつも寂しい「ですが、いつかお帰りなさいって迎えて欲しいです」プロポーズまがいの言葉に赤面しながら頷いた #黒バスプラス

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赤司くんは京都の高校に行くらしい。離れたくないから一緒に行きたいとは思う。けど…そんな理由で同じ高校を目指してもいいのかな…「何を言ってるんだ？連れて行くに決まってるだろう」オレから離れることは許さない。そんなこと言われたら今から親の説得頑張らなきゃ！ #黒バスプラス

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涼太と掌を重ねる「どうしたんスか？」涼太の掌って意外とゴツゴツしてるよね「嫌っスか？」ううん、頑張ってる証だもん。かっこいい。指を絡めて手を握る「そう言って貰えると嬉しいっス」そう言って空いた手でぎゅっと抱きしめられる。手だけじゃない頑張ってる涼太がかっこいいよ。 #黒バスプラス

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「ねー、ソレおいしーの？」ベランダで煙草を吸ってると敦が来て慌てて火を消す。美味しくはないかな「そーなの？じゃあさ～」体が浮いて重なる唇「この味やだ～美味しくないなら辞めちゃえば？」こっちのがウマいしって飴玉を渡された。そういう事じゃないけどちょっと禁煙を考えた #黒バスプラス

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私の目の前、何故か和くんが腕を広げて待っている「ほら、来いって」おずおずと手を伸ばすと引き寄せられ少し強めに抱きしめられた「なんか、元気ねぇみてーだから」それともオレのハグじゃ癒されない？なんて聞くから「効果絶大だよ」君はなんでもお見通しだね。私もきつく抱き返した #黒バスプラス

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駅に着くと雨脚が強くなっていた。傘はないから濡れて帰るか逡巡していると見知った姿を捉え驚く「…傘を忘れたと言っていただろう、丁度此方に用事があったから序でに来てやったのだよ」…お前が風邪を引いても困るからなって真太郎くんの大きな手で傘に招かれる。やっぱり君は優しい #黒バスプラス