#一文小説
- kusunokidan
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子供の頃、転校した友達とはもう二度と会えないのだと思っているが、大人になったとき、それがたった駅二つ分離れた隣の学区でしかないことに気づく。 #twnovel #一文小説
2014-08-12 17:54:28お前と出掛けると雨が降るから嫌だと言われて拗ねていたとき、一日家で一緒に居てくれた君の隣でドレスを着る今日は、待ちわびていたような快晴でした。#一文小説
2014-08-31 12:17:35届かなかった言葉や伝えられなかった想いを、自分の内の内に押し込めて、それを大切に育てることはもう叶わないから、せめて少しの間だけでも眠っていてと心室を暗くして、それがいつか押し花のように人生の1ページに挟まれていたら、きっと素敵なんだろうなぁと思うよ。#一文小説 #twnovel
2015-03-31 23:58:52どんなに友であった人達に裏切られ、貶(けな)され、貶(おとし)められ、そして貶(さげす)まれても、やはり持つべき者は友であると、泣きそうになる一人の夜 #一文小説
2015-12-29 01:59:03【一文小説】 僕のダジャレが寒いのは日常的だけど、足元に転がっている死体は非日常的だなぁと、なぜか冷静に考えていた。 #一文小説
2016-04-01 17:19:25【一文小説】 僕の今の気持ちをたとえるならば、「自分、10年ほど世界中を放浪してて……」と誇らしげに話す人を前に、「私、10年ほどひとつの会社で真面目に働いておりまして……」と言えないような感じだ。 #一文小説
2016-04-17 12:02:23冬が溶けて消えてしまったかに思えたのだが、北の方で生きているという噂を聞きつけ、そしてついに巡り合えたのだった。 #一文小説
2016-05-02 22:49:54#一文小説 礫の様な雨に打たれ、土と泥で濁りきっては猛牛の様に暴れながら流れる川は、まさに私の人生の象徴そのものだった。
2016-05-05 13:53:07exeファイルを開くだけで、電子の海が展開し溢れかえりコードの一つ一つが破壊と生成を繰り返す様は、ウィリアム・ベンダーにとってはまさに芸術作品そのものであった #一文小説
2016-05-05 13:59:11