dOCUMENTA(13) 関連の興味深いtweetまとめ
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今回のドクメンタは、母親の子宮の中にいて、人類の営みを見ているようなそんな感じが最終的にした。全てことを根源的にところから捉ようとする視点。
2012-06-27 20:00:36ドクメンタもベルリンビエンナーレも物質的な社会に警鐘をならしてるとしたら、ドクメンタは女性性をベルリンは男性性を感じる。そういう意味でとても近いようにも思ったし、両方素晴らしいと思う。なぜなら世界において普遍と変革は共に必要だから。
2012-06-27 20:07:01そして今回ドクメンタでは、目に見えない繋がりに対しての敬意と、その大切さについてを強く感じた。それがこの物質中心世界に対する、ささやかな抵抗なのだろうな、と思う。
2012-06-27 20:16:28ドクメンタを初めて見た。NYで見る展示とは根本的なところが違う。まずは20数年前に購入したボイスとエンデの「芸術と政治をめぐる対話」を再読しつつ、当時ボイスの社会彫刻の意味が全く分からなかったのだが、今そのボイスの提唱した未来の結果が出つつあるように思い、それを確かめたくもあった
2012-07-01 09:02:58第5回でボイスが行った都市緑化7000本の樫の木プロジェクトは、大きく木が育ち、立派に街路樹を形作っている。一般の人達も、ボイスはこのカッセルの歴史の大事な一部なんだ、という浸透度。(NYにもどってから映像付きで再アップします)http://t.co/Y3lTsKjtドクメンタ
2012-07-01 09:21:08現実を変えようとしたドイツ人のパワーと、本当にそれが実現しつつある状況を羨望の目で見る。ドイツでのアートの祭典と現実の敷居が消えたような余韻。アートの”外枠”が押し広げられたのは、やはりボイスの影響力や議論するという地盤があること、ドクメンタへの動向は自然な流れなのかもしれない。
2012-07-03 05:25:03アフガニスタンのカブールをテーマとした絵画作品をdOCUMENTA13に出品したフランシス・アリスが、子供の視点から捉えた、記憶と忘却に関する、美しいビデオ作品。 Francis Alÿs "REEL - UNREEL" 2011 http://t.co/kxQFYG7z
2012-07-05 21:40:53dOCUMENTA13のキュレーター、キャロライン・クリストフ・バカルギエフが、カッセル市のドクメンタ会場をオキュパイするOccupyムーブメント参加者が増えていることを、ヨーゼフ・ボイスの精神を継ぐものとして高く評価する声明を発表。いよいよ面白くなって来た。
2012-07-09 08:00:42ちょっと追記。結局キューレーターによる明確なテーマ無きドクメンタは、自ずと一つの大きな命題に向かって行っているよう。戦争殺戮や生け贄、血糊と痛みを想起させる死にすら果敢に挑むビデオ作品等、返って我々の生を大きな流れの中で俯瞰させられるというか、そのことが頭から離れない。
2012-07-12 00:23:35目的は他にもあったからドイツに行ったのだけど、12年ぶり?にこういう社会芸術的動向を目撃すると、実際心は内部分裂状態(苦笑)でもヨーロッパというか、ドイツのアート事情がアメリカとだいぶ違うのは、結構大事なことだと思う。空間に余裕があって歩きながら考えが熟成される感じも面白かった。
2012-07-12 00:30:39キャロライン・クリストフ=バカルギエフの「コンセプトが無い」ドクメンタ13は、コンセプトが無いからそこにアートは無いかもしれない、しかしそこにアートが無いのではなくて、純粋にコンセプチャルなものがアートとして成立し辛くなっていることを指摘した、優れたキュレートリアル企画だった。
2012-07-27 19:18:44ドクメンタを反芻していて、ふと思いだし調べてみたのだが、バカルギエフ、自分がPS1にいたときにスタジオに見に来てたのをすっかり忘れていた。そのころはCastello di Rivoliのディレクターだった。なるほど、いろいろ納得。
2012-09-14 12:08:179月の展示はどのギャラリーも力を入れていて、Thomas Hirschhornなどは国際展級の大掛かりなインスタレーションだったのだが、ドクメンタを見たあとだとどれも不感症気味。ドクメンタの作品に大掛かりなものが多かったからではない。むしろその逆だった。
2012-09-17 13:28:54ドクメンタに関してはそれを見に行った者たちによる報告会のようなものが日本で多数行われているようなので、とくにそれに付け加えることはないかもしれない。ここでは自分の感想を少しだけ述べておく。
2012-09-17 16:19:10今回のドクメンタは多くの人が語るように素晴らしかったのであるが、それが素晴らしかったのは、世界の第一線で活躍する有名アーティストの作品や、現代美術の最新の動向が観られたからではなかったように思う。もちろんそのような作品も多数あったし、それらを観るのは貴重な経験ではあった。
2012-09-17 16:19:49しかし、たとえばそれらの作品に現代美術のグローバル基準の影や、その傾向の雲行きを追ったのであれば、今回のドクメンタの素晴らしさを取り逃がすことになるだろう。何故そうなのか。それはバカルギエフによるステートメントのなかに端的に述べられている。
2012-09-17 16:20:17“dOCUMENTA (13) is dedicated to artistic research and forms of imagination that explore commitment, matter, things, embodiment,
2012-09-17 16:25:19..) and active living in connection with, yet not subordinated to, theory.
2012-09-17 16:25:30..) These are terrains where politics are inseparable from a sensual, energetic, and worldly alliance
2012-09-17 16:25:37..) between current research in various scientific and artistic fields and other knowledges, both ancient and contemporary.
2012-09-17 16:25:45..) dOCUMENTA (13) is driven by a holistic and non-logocentric vision that is skeptical of the persisting belief in economic growth.
2012-09-17 16:25:53..) This vision is shared with, and recognizes, the shapes and practices of
2012-09-17 16:27:31..) knowing of all the animate and inanimate makers of the world, including people.” (C. Christov-Bakargiev)
2012-09-17 16:27:39つまり、彼らの芸術的なリサーチは「現代」だけを対象としているのでもなければ、「美術」だけを対象としているのでもなかったのである。それ以前のドクメンタが基本的に現存の現代美術作家による作品を対象としていたことを考えると大きな転換であるように思う。
2012-09-17 16:28:19より大きな視点の元に人類の創作活動が捉えられていたということだろうか。実際、美術においても多くの物故作家や、非現代美術が含まれていたし、さらには少なくない数の非アートである創作物が展示されていたことも印象的であった。
2012-09-17 16:28:42