イザヤ・ベンダサンbotまとめ/「秘密を守るということ」がどういうことかを知らない日本人

イザヤ・ベンダサン著『日本人とユダヤ人』/安全と自由と水のコスト/P26頁以降より抜粋引用。
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イザヤ・ベンダサンbot @Isaiah_BenDasan

26】自己の安全に収入の大部分を割かねばならなかった民と、安全と水は無料で手に入ると信じ切れる状態におかれた民と、――私はただ溜息が出てくるだけである。だが、余りに恵まれるという事は、日本人がよく言うように「過ぎたるは及ばざるが如し」で、時にはかえって不幸を招く。

2012-09-28 18:58:49
イザヤ・ベンダサンbot @Isaiah_BenDasan

27】深窓に育った令嬢や、過保護の青少年は何かちょっとした事に出会うと、すぐに思い詰めてしまう。大学受験に失敗して自殺したなどはその典型的な一例であろうし、いわゆる一家心中も多くはこの部類に入る。

2012-09-28 19:58:50
イザヤ・ベンダサンbot @Isaiah_BenDasan

28】ユダヤ人などはもし思いつめていたら、とうの昔に一家心中ならぬ民族心中をやらねばならなかったであろう。

2012-09-28 20:58:48
イザヤ・ベンダサンbot @Isaiah_BenDasan

29】考えてみれば、太平洋戦争の末期における「一億玉砕」の主張は、思いつめた「民族心中」の思考かも知れない。余りに恵まれた民族が「古今未曾有」の事態に接した場合、こうなっても不思議はあるまい。

2012-09-28 21:58:54