@SpikeBloom先生によるVJ技術論3:演出編[イメージ奏法・映像のラベリング・展開手法・素材数の目安・TV的演出]
- sinarisama
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単なる象徴化や分類のみでなく、それらを再構築する中で新しいストーリーラインが生まれてくるという事に注目しましょう。ヒントは全て、映像の中に隠されています。そして、ここまで講義に付き合って下さった方々は納得行く帰結だと御思います。
2012-10-03 13:56:26素材のエレメント分解で「生活」「トラブル」「それを解決する道具」「タイムマシンを通じて別の平行世界に」「そこで起こるパラレルな事件」「そしてリメイク」という様々なパートに分類・再構成しているのが読み取れます。これには綿密な絵コンテの存在を想起させられます。
2012-10-03 13:58:18宇川直宏は、現在DOMMUNEでライブスイッチングをメインのように行なっていますが、全体の構成を一気に脳内にぶち込んで、それを出力するという機能に関して、物凄い手腕を発揮する作家さんです。多分積んでいるビデオカードが高性能なんでしょうw
2012-10-03 14:00:04ドラえもんに詳しい方はよくお分かりでしょうが、ほぼ全編から画像のサンプリングを行なっています。ドラえもん製作者に対するリスペクトに溢れている上に、読者への挑戦も込められています。「俺はこんなに読み込んで作ったんだぞ」ってクリエイターからの無言の圧力ですねw
2012-10-03 14:02:38白眉なのは、これをドラえもんを全く知らないイギリス人が見ても、ほぼ同じ感想に帰着するであろうという落とし所の見つけ方です。音楽とリリックとドラえもん、元々何の関係もありませんからw どうやってクライアント口説いたんだよとおもいますね。
2012-10-03 14:04:52最後、OPでの印刷機とThe OrbのCD(音楽)から、「全く新しいドラえもん」の世界が再構築されます。円環が閉じ、新しいドラえもんが生み出される予感と共に終わります。ここにはリミキサーとして関わった宇川直宏氏のこだわりと高い意識を感じずにはおられません。
2012-10-03 14:06:33「コケコッコー」からここまで広げたイメージの広がり、これはVJ的表現の醍醐味と言っても言い過ぎじゃないと思います。
2012-10-03 14:06:42一言で言えば、これが「Jockey(乗りこなす人)」という事で、僕達VJはこうしたイメージの乗りこなしを味わうことに脳みそを狂わせられてしまった、TV的表現の次の世代になるわけです。
2012-10-03 14:08:27今までに発売されたあらゆる映像・動画・写真・コミック・アニメ、それぞれ全てを素材としてエレメント分解し、再構築し新しい生命を与える、それもリアルタイムで。これが僕の考える「VJ Visual Jocky」の理想像です。
2012-10-03 14:08:39では、次はいよいよ、こうやってできた細かな枠組みを積み上げて、一晩の大きなパーティーの枠組みに収めていくのかという事をやりましょう。 短距離走の連打では、VJもお客も持ちません。数時間単位の大きなグルーヴの走らせ方もあるという内容で行こうと思います。
2012-10-03 14:09:10言語化の位置付け
@SpikeBloom 最近ラジオ番組をやろうという試みをしてるんだけど、同じような感じで「物語を言葉で説明しろ」みたいなことをスポンサー集めた後で某局トップから言われました。
2012-10-03 12:26:54@YYOCHINN 言語で表現できない事を、音楽や映像で表現すれば良くて、その上に「音楽や映像で表現できない事を、あえてチャレンジする」が来るので、全部言語化したら、自然と限界は狭まりますね。
2012-10-03 12:42:35娯楽に対する主観と客観
@SpikeBloom 私は学生の頃から趣味がマジックなのですが、あの世界も足を踏み入れると、もう二度とあの頃の純粋な目でマジックを見ることができませんw VJの世界は地平が広くて、新しく先に見える光景が凄そうですね。(・ω・*)
2012-10-03 12:51:02@abe_benn あまり関係ないですが、僕は日芸のマジック研究会のOBですw うちのしなさまは、趣味がマジックです。裏を知ったら、あとは演出に行くしか有りませんよねw
2012-10-03 13:15:49@SpikeBloom おお!そうだったのですか!日芸さんのビデオ、うちのサークルにも幾つかありました。95年の発表会はよく話題の種になったものですw 演出にいく楽しさを知ってしまうと戻れませんね!・・・しかしマジックの場合は特に、マジックだけだと手詰まりになるのが辛いとこですw
2012-10-03 14:11:41@SpikeBloom 時に、マジックの演出をする度、映像や音楽ともっと噛み合わせていければ・・・と考えていました。マジックだけしていても、結局は表現力に限界があるもの、と。自分自身スキルがないので言えた事ではありませんが、未だにそういう境界を越えた作品はなかなか現れませんね。
2012-10-03 16:15:16@abe_benn 技術を闘わせる以外に、エンターテインメントとな何か?みたいな現地は、必ず持たないと駄目ですね。
2012-10-03 17:15:55@SpikeBloom あのはしゃいで走り回ってた方ですねwまだ覚えてますよwww 「手品そのものがエンターテインメントである」と錯覚しちゃうのですよねぇ。アレはよく切れる包丁でしかないのに。宜しければ興味で伺いたいのですが、過去にVJとしてマジックを演出したことはございますか?
2012-10-03 17:37:48@abe_benn VJになったのは大学を出て数年経ってからですから、今の所ないですねぇ。メンタルマジックだと、演出にビデオは有りますが、イリュージョンにこそ仕込みたいとw 興味はありますね。プロジェクションマッピングとか合いそうですよね。
2012-10-03 18:01:13