ひすとり!対談「男達の友情~ギルガメシュ叙事詩からギリシャ、そしてルネサンスへ」第一部ルネサンス篇
仲がいい師弟の例としてはコジモ・ロセッリ師匠とピエロ・ディ・コジモを挙げたい。「○○・ディ・●●」という名前は「●●の息子○○」という意味なので、普通●●のところはお父さんの名前なんだけど、ピエロ・ディ・コジモのお父さんの名前はホントはロレンツォ。(続く) #wmtalk
2010-01-23 20:51:07でも実際俺を育ててくれたのはコジモ・ロセッリ師匠だぜ! 父親としての尊敬こめてコジモの息子を名乗るぜ! ということなのねー! 実親がかわいそうとかそういう意見はスルー。 #wmtalk
2010-01-23 20:51:53@davidsbundler 実親はスルーという言及をするめりさんはいいひとw ピエロ・ディ・コジモは師越えは(師匠が「もう引退するわ……」みたいな反応をするような形では)しなかったのですか? #wmtalk
2010-01-23 20:55:06でも、ゴッドファーザーの観念からいくと、名前を貰うのって結構普通なんだよなぁ。あだ名も多いし。ヴェッキオとかガットゥーゾとか。でも、むしろコジモんところのあいつ!って名前から抜け出せなかったって言ったら問題か。
2010-01-23 20:59:18あとあと個人的には敬虔でいい子のフラ・アンジェリコの弟子ベノッツォ・ゴッツォリがなんか自己主張激しいナルシっていうギャップにも萌えるわけだが(自画像の入れ方とかから推測)。しかしこれについてはしっかりした記述はないので割愛…。 #wmtalk
2010-01-23 20:54:49ぱっぱと行きましょう。②親子の関係がそのまま師弟の場合もあります。例えばロレンツォ・ギベルティ。フィレンツェのサン・ジョヴァンニ洗礼堂の扉「天国の門」製作者です(ちなみにアシスタントにベノッツォ含)。よく見るとそこに自分の胸像と息子の胸像を掘り込んでいるという…w #wmtalk
2010-01-23 21:00:24@segawa め ち ゃ く ち ゃ 多 い で す。単に親が芸術家だったから芸術家にって場合が凄まじく多い。才能とか関係なくある程度きっちり修行を積めば、それなりのレベルにはなっていたのですね。家=工房を継ぐって感じで。あと芸術家同士の結婚も多いです。 #wmtalk
2010-01-23 21:04:40@davidsbundler 師弟関係のみならず親子関係もか。大工の子は大工、みたいなもんだよね。ルネサンスの作家の出自の大半は職人階級でしょう。文字読めない人も多かったのでは。#wmtalk
2010-01-23 21:16:35@ttt_ceinture んー文字に関してはどうだろう…読めなくても全く不思議ではないんですが、当時の工房では割ときっちり家計簿的なものをつけるのが慣習だったらしいんですよね。必要最低限の文字は読めたかも。契約書とかもあるだろうし…。 #wmtalk
2010-01-23 21:19:42おもむろに取り出したるヴィッラ―二の年代記。『読み書きを習っている男の子、女の子8000人から一万人である。』とある。誇張があるけど、数万の人口でと考えると、当時一般的な読み書きは浸透していただろうね。
2010-01-23 21:27:32@davidsbundler 親の職業を子が継ぐことが多かったのはなんとなく知っていましたが、芸術家の場合でもそうだったんですね。「親子」の場合も、子による親越えは一つのテーマだった? #wmtalk
2010-01-23 21:07:00