ひすとり!対談「男達の友情~ギルガメシュ叙事詩からギリシャ、そしてルネサンスへ」第一部ルネサンス篇
最終的に「チマブーエが歩いていたら、羊飼いの少年が岩に羊の絵をとんでもなく上手くスケッチしているところを発見。その場で弟子に取る。これがジョット。もともと才能のあったジョット、めきめきと腕を上げ、ついに名声を我が物にし、チマブーエは忘れ去られた」ってな話になる。 #wmtalk
2010-01-23 20:26:55まぁ架空の話をでっちあげるのは、結構普通だったりもするんだけどね。ヤコポ・ヴァラジネの黄金伝説とかもそうだし、都市国家礼賛の文面とかもあるしね。
2010-01-23 20:18:42本当にそういうことがあったかどうかは私たちには分からないけど、シティライフについては何も知らない幼い羊飼いのジョットくんが、いきなり画家の世界に飛び込んで名声の道を辿るとかそんなシンデレラストーリー素敵じゃないですか! #wmtalk
2010-01-23 20:30:13うん、恐らく。ヴァザーリはこういうドラマティックなお話がだいっすきなので、こういう話は何度も何度も登場しますです。 RT @jibeta: レオナルド・ダ・ヴィンチの話はなんだかそこら辺の模倣臭いな #wmtalk
2010-01-23 20:33:43レオナルド・ダ・ヴィンチに関するつっこみがいくつか入りましたね。レオナルド・ダ・ヴィンチhttp://bit.ly/SH2Qd 「その出来は師匠ヴェロッキオを驚愕させ、以後ヴェロッキオは一切筆をもたなくなったという逸話がある。」 #wmtalk
2010-01-23 20:31:28ヴェロッキオ親方がレオナルドのあまりの上手さに筆を折った話は有名だのう。ちなみにこれが問題の絵→ http://bit.ly/5Wl133 レオが担当した天使はこれね→ http://bit.ly/6ZIqN7 #wmtalk
2010-01-23 20:40:02@davidsbundler 「弟子が師匠を追い抜くべき」。そして芸術はより高みにのぼってゆく、というわけでしょうか。しかしまぁ師匠の方も心穏やかではないですよね、そうは言ってもなかなか。 #wmtalk
2010-01-23 20:33:15@segawa まぁそうですけども、そういう争い・ライバルの要素はルネサンス期どこでも溢れていたみたいなんですよね。親方と弟子に限らず、同時代の芸術家同士も、工房間でも、パトロンの間でも、ギルド同士でも、さらには町/国の間でも。 #wmtalk
2010-01-23 20:36:34@davidsbundler 社会的に混乱の時代に芸術が発展するのは、日本の茶の湯あたりも同じと言えるでしょうかね。 「理想の師弟」は、では何組も登場するのでしょうか? #wmtalk
2010-01-23 20:38:49うんにゃ、別段、芸術の発展と社会的混乱はあんまし関係ないと思う。大きな変化が影響を与える可能性はあると思うけどね。都市騒擾の頻発という意味ではトレチェントのフィレンツェはずっと社会的に混乱してると思う。
2010-01-23 20:44:03@segawa ↓のレオナルドの話もそうですが、ミケランジェロもまた師匠ドメニコ・ギルランダイオ。ミケの師匠はミケがまだ13歳だった頃に描いた「アントニウスの誘惑」(ションガウアーの模写)があまりに上手さに、「これは俺の指導のもと描いたんだ!」と豪語したのだとか。 #wmtalk
2010-01-23 20:43:18あと個人的に萌えるのはフィリッポ・リッピ→サンドロ・ボッティチェリ→フィリピーノ・リッピの三連師弟関係なんだけど、これについてはヴァザーリ先生全く詳しいことを書いてくれてない…。 #wmtalk
2010-01-23 20:47:34(ただのつぶやき)若い頃は新進気鋭の芸術家で師匠を蹴落としていまをときめきまくっていたのが、年老いて今度は自分が弟子に越されるとか、そんな過程とか、萌えるよなぁ。 #wmtalk
2010-01-23 20:51:02