大井浩明 POC2012[ポック#11] ラッヘンマン+ホリガー 全ピアノ作品 2012年10月4日(木)
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ラッヘンマンのピアノ曲は形式・構造が以外と弱くて、部分部分の響きに耽溺しつつそれを持続させるようなアプローチでないと「妙に長いというかなかなか終わらない」ということになるのではないか。私の昨日感じたことであるが。
2012-10-05 12:27:05またホリガーは「聴かせる声部、聴かせる音」とそれに従属する音の主従関係があって、全てを聴かせる大井のアプローチだと「よくわからないがすごいがやっぱりよくわからない」ということになっていた気がする。
2012-10-05 12:30:45昨晩は大井浩明playsラッヘンマン&ホリガー@けやきホール。ラッヘンマン作品って基本ストイックなんだよね。そこから叙情性や諧謔味も生まれる。そこが、やはりストイックな大井のピアノとよく合ってるなーと感心。演奏時間は丸々三時間。有馬純寿の効果的な音響操作もあって心地よく聴き通す。
2012-10-05 18:34:07大井浩明さんPOC#11 パルティータ第1曲など見事でたいへん良い会でした。木曜夜18時開演という厳しい条件でしたが後半にはお客さんが随分入りました。ツイートが見つけられず残念。来日中のホリガー氏が来場していたのは周知なんでしょうね。次回は11月15日(木)19時。ケージ特集。
2012-10-05 22:26:2420世紀後半に書かれたピアノ曲ベスト5に入るクセナキス《ヘルマ》とラッヘンマン《セリナーデ》が、どちらも日本人のために書かれ日本で初演されたのは、我々はもっと誇りに思うべき。(むしろそのせいで、ああいう突き抜けた作風になったのかも。)すなわち日本の音大ピアノ科で必修曲に指定すべき
2012-10-05 07:26:09ラッヘンマン《シューベルト主題による変奏曲》の、主題から第1変奏へ入る瞬間が何かに似ているなあ・・と思ったが、やっと分かった。ベートーヴェン《ディアベリ変奏曲》のワルツ主題から4拍子の第1変奏へ入る瞬間だ。
2012-10-05 07:37:26一昨日、ホリガー《パルティータ》演奏直後に作曲者とお話しした際、「日本のホールでは大抵、内部奏法が禁止されてるんですよ」と申し上げたら、事情は御存知のようでした(しかめ面をしていた)。10/6公演でピアノ担当のアントン君は、スイスからわざわざ持参した特殊譜面台を使用するようです
2012-10-06 19:10:04【御報告】 主催・企画/すみだトリフォニーホール(@TriphonyHall)による10/6ホリガー管弦楽曲のオケ中ピアノ、ならびに10/8ホリガー室内楽曲(ピアノ入り)に於いて、どちらも大ホール所蔵(確認済)のグランドピアノで内部奏法を行っています。なぜ小ホールでは厳禁なのか。
2012-10-06 19:07:28一昨日のPOCで、ラッヘンマンとホリガーの「書法」について新たな発見=収穫を得ることができたのは幸いだが、例によって満腹疲弊感も尾を引いた。これもひとつの醍醐味ではあるが・・・。
2012-10-06 11:17:09演奏中に途中入場してきたデイパック+パーカー姿のおじちゃんが、足音に注意しながらゆっくりと脇の段を降り前方に着席した時は勿論わからなかったが、曲間にふと髪型に目が止まり「ん?まさかね」と思っていたら、やはりホリガー氏ご本人だった。終演後、急ぐようにして楽屋に向かった姿も印象的。
2012-10-06 11:17:101)今回のPOCでひとつ残念なことがあった。それは演奏中曲間を問わず小さくないハム=ノイズが客席(少なくとも下手側の中後部)に響いていたことだ。シーリングの灯体(電灯線系)辺りから来るものか? ピアノ音の減衰に耳を澄ましているとクロスフェードでハムが被ってくる状況のためストレス。
2012-10-06 11:20:402)マスクされ減衰音が聞き取りにくいだけでなく、電気的持続音であるハム(の周波数帯域)が、まるでBerio : Sequenza VIIに於ける発振器のように「機能」していると感じる=ハムと内部/倍音奏法による音の余韻との「差異/距離」を無自覚に聴いてしまうような瞬間すらあった。
2012-10-06 11:20:433)けやきホールは今回が初訪問であり施設側に起因するものと(未調査故)断定はできないが、多目的ホール等ならまだしも「音楽用ホール」客席でのハム=ノイズは企画運営以前の問題であろう。あの状況が改善されぬまま、次回のケージを聴くのは厳しいし何より勿体無い。善処されることを期待する。
2012-10-06 11:20:44飯尾洋一さんのブログ
CLASSICA - What's New!
更新情報という名の日替雑記(ブログ版)。
大井浩明POC#11「ラッヘンマン+ホリガー全ピアノ作品」、すみだトリフォニーホール「オール・アバウト・ハインツ・ホリガー」第1日
10月4日 POCラッヘンマン+ホリガー公演 オン・ステージ新聞評 http://t.co/snOL2WKu /感想集+ホリガー《パルティータ》奏法解説 http://t.co/bWnBOrNk
2012-10-19 00:09:52作曲家ホリガー氏による演奏への感想・意見
トゥギャッターでは、中の人(ムスタファ君(仮名))に使ってもらっている当アカウントですが、一昨年のPOCの同世代邦人以来、ひさびさに作曲家ご本人(ホリガー氏)の御意見が伺えたので、幾つか要点を書き留めてみます。
2012-10-16 04:15:45POC公演(2012年10月4日)終了直後、舞台袖にホリガー氏がお見えになり、ベルン音楽院の先輩後輩という誼(よしみ)もあってか、招聘元から「タクシー来てますけど!」と引き摺られていくまで、ノンストップで30分間、《パルティータ》(1999)への御意見・御感想を頂きました。
2012-10-16 04:16:18この日は午後1時から6時まで墨田で新日フィルのリハーサルがあり、午後7時頃にお見えになりましたので、残念ながら《ソナチネ》と《エリス》の演奏はお聞き頂けませんでした。当日配布したプログラム解説:http://t.co/a9KzDDFA
2012-10-16 04:16:34パルティータ第1楽章《前奏曲-内なる声》では、無音の「Echo-Choral」なる倍音が記されていますが、楽譜通りに弾いてもこうは響きません。幾つかのパッセージは、少なくとも途中からはダンパーを踏み込み、弾き終わった後ただちに無音で押さえて、倍音を拾い上げる、という操作が..
2012-10-16 04:20:58意図されているようです。私は可能な範囲で、ソステヌートペダルと併用しました。記譜では曖昧だが、和音と和音の間隔は不規則に伸び縮みすべきで、「拾った倍音がきれいだったら長くしていいし、都合が悪ければすぐ次へ行っても良い」。
2012-10-16 04:21:23