フランスのセラリーニらの研究グループによる「組み換えトウモロコシの毒性」研究の実験方法と報道が変だよ
先週くらいに時折RTで流れてきてた遺伝子組換えトウモロコシNK603の毒性問題の件。毒性を実証したという仏人研究者の論文に対する欧州食品安全機関(EFSA)の最終判断は来月半ばに延期されたので、詳細はわからんが、まぁ、これまでにEFSAが下してる判断が信頼できるんだろうな。(続
2012-10-31 01:31:54続)今月初めに公表されたEFSAの判断では、件の論文の研究内容は不適切・不十分で「NK603に発がんリスク」という結論は到底引き出せるものではないというもの。EFSAの論点は農業情報研究所の北林さんが日本語でまとめている>http://t.co/ksqT0Gs4
2012-10-31 01:36:59続)またEFSAとは別にドイツ連邦リスク評価研究所BfRもEFSAと同様の結論>http://t.co/XwmmmEPt
2012-10-31 01:39:52続)前後したけど、EFSAの第一次評価(10/4)のプレスリリースはこちら。http://t.co/MfyyG0ty またFAQも作られている。http://t.co/FbL9sy49
2012-10-31 01:42:47続)それと仏人研究者の件の論文はこちら。PDFで本文が無料公開されてる。http://t.co/jDs0RjbE
2012-10-31 01:45:19続)そして「11月半ばまでに最終結果発表」を伝えるEFSAのプレスリリース。http://t.co/cWcr7z6d さっきにドイツ以外にベルギー、デンマーク、フランス、オランダも件の論文の評価をしていて、その結果を全部踏まえてEFSAの結論を出すとのこと。
2012-10-31 01:48:21続)また評価の過程でEFSAは、論文筆頭著書のSéralini氏の要望に応えて、EFSAが03年、09年に行ったNK603のリスク評価で用いた全データへのアクセスを提供したことを伝えるプレスリリース。http://t.co/6nN9ESxn また著者からの追加情報を待ってるとも。
2012-10-31 01:53:07続)他方、北林さんの記事http://t.co/ksqT0Gs4 にあるように地球の友はEFSAに対する非難声明を出している。でもまぁ、この件に関してはEFSAの判断が正しいんじゃないかな。北林さんが指摘するように「これでは反GM運動への信頼も揺らぎかねない」と思うな。
2012-10-31 02:10:14続)ま、そんなわけで、NK603の件に関しては、日本の反GM運動の人たちも乗らん方が良いと思うな。(ちなみに北林さんは他の記事を読めばわかるが、GMに対しては批判的で慎重な立場である。http://t.co/sFQJObg2 )
2012-10-31 02:21:25「GM食品の長期健康影響を否定するつもりはない。しかし、これでは反GM運動への信頼も揺らぎかねない」 / “欧州食品安全機関 GMトウモロコシ・除草剤に発がんリスクというフランスの研究を一蹴” http://t.co/ewAtQCt8
2012-10-31 07:17:25セラリーニ事件について。各種情報へのリンクも多く、この問題の良いまとめとなっている。 / “科学にとっての悲しい日。 メディアにとってはもっと悲しい日~Séralini事件(下) | http://t.co/BzHkm0UP” http://t.co/IrbfhoqH
2012-10-31 11:34:11除草剤グリホサート耐性トウモロコシNK603系統に係る見解に ついて>セラリーニのラット実験への見解 / “第453回 食品安全委員会 会議資料詳細” http://t.co/1HvMq4fI
2012-11-13 17:22:50