@DrMagicianEARL先生からの横取り勉強ツイート20120924

⅃ЯAƎ⊿せかんどらいふすたあと @DrMagicianEARL

腸内細菌は数百種存在し，腸内細菌叢の構成には個人差があり，また，粘膜と糞便とでは差がある．一方，同一個体内の各部位（盲腸，上行結腸，横行結腸，下行結腸，S字結腸，直腸）で細菌叢構成の差はほとんどない(Science 2005;308:1635-8)

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空腸部の細菌叢はその他の下部の細菌叢に比べて構成がより単純であり，また，通性嫌気性菌であるStreptococcus（Enterococcus：腸球菌）が最優勢を占めている点で他の部位と異なる(FEMS Microbiol Ecol 2005;54:219-31)

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本邦の小児短腸症候群患者の腸内細菌叢測定では，抗菌薬投与や腸洗浄を受けてない症例では本来最優勢であるべき偏性嫌気性菌の菌数が低く，特にBacteroidaceaeが全く検出されない特徴があった(小児外科 2006;38:1093-7)

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重症患者では消化器合併症が約60%以上の症例に発生する(CCM 1999;27:1447-53)腸管はthe motor of critical illness（重症化の源）であり，腸管不全が重症化の原因として注目されている(Gut 1999;45:223-8)

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外傷出血モデルのネズミの胸管を結紮することにより，肺傷害が有意に減少．腸管由来のリンパに存在するchemical mediatorsが白血球を活性化し，SIRSやMOFの原因となりうる(Surgery 2002;131:241-4)

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腸管蠕動不全(dysmotility)では，腸管が動かないのみならず残存した病原菌が異常増殖するために腸管がundrained abscessとなり，容易にbacterial translocationなどを引き起こす可能性がある(Ann Surg 1993;218:111-9)

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synbioticsを投与したSIRS症例の中で，経腸栄養が胃管から多量に逆流した腸管蠕動不全5症例についての検討では，菌血症発生率，死亡率はともに100%であった(ICUとCCU 2008;32:133-43)

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腸管蠕動不全の機序は，カテコラミン，腸管虚血，腸管感染，腹圧上昇による腹部コンパートメント症候群などが考えられている(Clin Nutr 2008;27:25-41)