こなたま氏の語るヒトラー著『我が闘争』

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偽教授 @tantankyukyu

そういえば、アドルフ・ヒトラーの著作権は2015年に切れるな。

2012-10-07 20:11:25
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

「我が闘争」は口述筆記で、しかも数人の編集者の手を経てどうにか意味の通ったまとまりのある本として形にしてやっと発行できたので、刑務所の中でヒトラーがしゃべった内容をタイプしたものはそれはそれは支離滅裂な電波文書だったのだろうと推測される。私はこれをQ資料と呼び、発見を待っている。

2012-10-07 20:16:05
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

あるいはミュンヘンの自宅で、ベルリン陥落時にボルマンの弟がすべて焼き捨てたというヒトラーの個人的文書に含まれていたかも。 RT @Inabaku: @MyoyoShinnyo ルドルフ・ヘスが持っている可能性があったくらいじゃないですか。>刑務所の中でヒトラーがしゃべった内...

2012-10-07 20:19:11
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

“Q資料”っていうのは本来は聖書研究の用語で、複数の福音書の参照元となったと推測される、仮説上のキリストの言行録。

2012-10-07 20:21:00
Inabaku @Inabaku

@MyoyoShinnyo こんなのがあるみたい>続・わが闘争―生存圏と領土問題 1951年頃からその存在が噂されていた「わが闘争」の続編とも言えるヒトラーのドイツ外交政策論の原稿。米国立公文書館から直接入手したヒトラーの口述タイプ草稿が、今、初めて姿を現わす。衝撃の本邦初訳。

2012-10-07 20:36:40
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

@Inabaku それは知ってます。まあ同じくらい支離滅裂ですが

2012-10-07 20:38:35
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

「我が闘争」の支離滅裂さは、自伝として時間軸的に過去を語ってるハズなのにいきなり視点が現代(1920年代)に飛んで、そこから見ての論をいきなりやったりするの。そしてまた昔語りに戻る。彼がどの時点でどう考えたのかがさっぱりわからない。

2012-10-07 20:41:01
dragoner@2日目東サ46a @dragoner_JP

@MyoyoShinnyo 「我が闘争」、かなり露骨に日本disってんのに、持ち上げる日本人見かけますけど、あれはマゾの一種なんですかね?

2012-10-07 20:44:06
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

「私は青年時代にこう考えた」っていう昔語りパートでも、「いや、それ、あなた、後年になって身に着けた見識がないとそう考えなかったのでは」っていう部分があっちこっちにあって、意識をたどろうとするとすぐ挫折する。

2012-10-07 20:44:18
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

ズバリ!読んでないのだと思います。 RT @dragoner_JP: @MyoyoShinnyo 「我が闘争」、かなり露骨に日本disってんのに、持ち上げる日本人見かけますけど、あれはマゾの一種なんですかね?

2012-10-07 20:44:38
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

昔ならそうだったんでしょうが、完訳が出て久しい現在でもいますから。 RT @arukad: @MyoyoShinnyo 日本をディスって居る部分がカットされている版で読んでいる可能性も。戦時中はそんな感じじゃありませんでした?

2012-10-07 20:46:50
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

だって、フツーの日本人がアレ(平野一郎・将積茂訳)読んだら、まず投げ出すはず。言ったとおり内容がグダグダだし、「フリードリヒ・エーベルト」とかワイマール時代の政治家の名前を引き合いに出してdisったりしてるし、当時のこと知らん人が読んだらもうますますわからんはず。

2012-10-07 20:48:19
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

となると飛ばし読みでキャッチーなフレーズを言ってるとこ(民衆はうんたらかんたらとか、ユダヤ人はなんたらかんたらとか)だけ拾い読みして、それで「ヒトラーはすごいことを言っている。良い本だ」って言ってんじゃないかな。自分がそう主張したいのをヒトラー引用して言ってるだけというか。

2012-10-07 20:50:33
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

たぶん当時の人もそんなのばっかりだったんだろうけど

2012-10-07 20:50:44
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

本邦で近年刊行された漫画版「我が闘争」は、自伝パートだけ意味が通るように編集して漫画化しただけの、なんの資料価値もないもの(日本でのヒトラーの影響の研究的にはあるかも)だったので、手に入れていません。

2012-10-07 20:57:44
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

私が「我が闘争」を読んで、ああ読んでよかったなと思ったのは、Nationalsozialismusの日本語訳について自分なりの説=「国民社会主義」と呼ぶべきだ、にたどり着いたことが唯一でした。

2012-10-07 21:01:56
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

我が闘争を訳した平野一郎と将積茂は「がんばった」と思う。ドイツ語の原文と比較して読んだ私が言う。日本語訳の文章もようわからんが、あれ、ドイツ語のモトのもあんな感じです。

2012-10-07 21:03:51
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

さすがに通しでは読みませんが、原書で必要な箇所を参照しました RT @yukikazemaru: @MyoyoShinnyo 原語で読まれたんですか?

2012-10-07 21:04:32
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

「我が闘争は日本をディスった部分をカットして翻訳された」っていう話は有名っぽいね。でもそれは昔の話で、今現在、角川文庫で刊行している日本語訳(1973年版)は、しっかり日本ディスのとこ入ってます。

2012-10-07 21:11:01
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

私ももうあの本読みたくない。あれを基にしてなにかを論争したくない。体重減る。それくらい疲れる。

2012-10-07 21:14:20
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

「我が闘争」が書物として危険なのは、頭がいい人が読んでも悪い人が読んでも「意味不明」なものだから、都合のいい一節だけ抜き出して「“あの”ヒトラーはこう言ったんだ」って引用で語られてしまう、ノストラダムスの予言書みたいな使われ方をするから、なのかもですね。

2012-10-07 21:27:34
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

なまじ意味が通ってちゃんとした書物なら、ひとしきり読んだうえで「うん。この本は、間違ったことを言っている」って結論付けられるけど。

2012-10-07 21:28:42
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

日露戦争で名を挙げたし、アジア唯一の列強であり、彼の世界観からすると説明できない存在なので、位置づけに苦慮しています。 RT @AlvianoSalvago: @MyoyoShinnyo ミュンヘンの一政治犯もついdisってしまうぐらい当時の日本は活躍していたんですかね?

2012-10-07 21:54:32
こなたま(CV:渡辺久美子) @MyoyoShinnyo

あの本で唯一楽しめるのは、日本について「アーリア人(西洋人)が最強であってほしいのになぜ日本人は成功してるのかーあいつらどう見てもアーリア人じゃないしーどうやって説明すればいいのかー」って悩み抜いたすえに「文化支持民族」とか変な概念をひねり出した思考のなめくじ通った跡が窺えるとこ

2012-10-07 21:58:56