買ってはいけない食品用測定装置、買ってはいけない発売元
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消費者庁が貸し出す食品用測定装置の「調達概要」の全文は公開されてはいませんが、落札企業の1つ、日本サードパーティのプレスリリース(ここhttp://t.co/B7Hpsts3 からダウンロード可)にその一部が引用されています。
2012-10-13 01:09:25『ヨウ化ナトリウムNaI(Tl)シンチレーターを用いたシンチレーション検出器により、農畜水産物・食品試料のガンマ線スペクトルを測定し、放射性核種(中略)ごとの定量が可能で、厚生労働省が定める「食品中の放射性セシウムスクリーニング法(平成24年3月1日一部改正)」に適用可能な装置』
2012-10-13 01:13:28実際の配分機種の仕様を見ると1)パソコン外付けでスペクトルを確認できる、2)鉛の遮蔽壁の厚さ3 cm以上、3)今年4月から適用の食品新基準値の下でのスクリーニング基準(総セシウム量25 Bq/kg)より低い検出限界値を長くても30分程度の測定時間で達成できるものが選定されています
2012-10-13 01:18:461−3は最低限の条件で、個人的には確実な測定を行うためにはさらに4)1 Lマリネリビーカーでの測定に対応している、5)鉛の遮蔽壁の厚さ5 cm、6)検出器の直径3 インチ(約7.5 cm)の3つを追加したいと思います。
2012-10-13 01:28:385と6は装置の値段を下げるためには真っ先に削られる条件ですが、予算に限りがある場合妥協できるのは6の方(3 インチの下は2 インチ(約5 cm)、これ以上は譲ってはいけません)。5は死守すべきです。
2012-10-13 01:32:19安定した測定を行うための測定室の条件
測定装置が性能を十分発揮できるかどうは、装置を置く測定室の条件に左右されます。消費者庁は食品用測定装置の貸出し申請を受け付けるにあたり、自治体に対して装置の設置場所の条件を説明していますが、これもオリジナルが見つからず、残っているのは説明を聞いた自治体側の記録だけです。
2012-10-13 01:42:22第1次配分先の千葉県我孫子市の「食品・飲料物の放射性物質検査 Q&A一覧」http://t.co/XTwSkxsz より:消費者庁からの機器の取扱い説明で、「機器の設置場所は24時間温度管理が可能な施設」「加工室(給排水施設含む)と検査室は分離されている」等の指示を受けました。
2012-10-13 01:46:42第2次配分先の群馬県桐生市の市会議員ブログ記事http://t.co/EHCZYh1U より:食材の放射線測定を行う機器を設置するためには、(a)温度湿度の著しい変化のないこと(b)食品を刻む場があること(c)機器が100キロ~200キロなので基礎のしっかりしていることと言われた
2012-10-13 01:54:03消費者庁から食品用測定装置の貸出しを受けた自治体の測定担当者(と自治体から委託を受けて貸し出された装置で測定を行う業者)は、消費者庁とこの事業を共同で行っている国民生活センター主催(講師は日本アイソトープ協会から派遣)の講習会を受講することになっています。
2012-10-13 02:03:40この講習会を放射能検査委託事業者として受講された千葉県柏市のベクレルセンターさんが、講習会の内容とご自身の体験をもとに放射能測定室の条件について公式ブログに記事を書いて下さっていますhttp://t.co/P23mQyJV
2012-10-13 02:10:06ベクレルセンター公式ブログのシリーズ記事「これから放射能検査をスタートする方へ:1.検査室」http://t.co/P23mQyJV より:(理想的な環境)鉄筋コンクリートの建物内/窓が少ない部屋(窓がある場合は窓から離す)/建物、室内で最もバックグラウンドが低い場所を選ぶ
2012-10-13 02:18:10ベクレルセンター公式ブログのシリーズ記事「これから放射能検査をスタートする方へ:1.検査室」http://t.co/P23mQyJV より:(検査室設備)独立したエアコン/温度計(室温を連続測定)/換気扇/冷蔵庫/線量計(バックグラウンド監視)/遮蔽箱(土壌測定を受け付ける場合)
2012-10-13 02:23:11ベクレルセンター公式ブログのシリーズ記事「これから放射能検査をスタートする方へ」は「1.検査室」http://t.co/P23mQyJV から「6.報告対応」http://t.co/PXQisxqL まで、ビギナーだけでなくすでに測定に携わっておられる方の見直し用としてもおすすめ
2012-10-13 02:28:23