みちのく総合診療医学センター レジデントデイ 第10回 まとめ
往診では,お部屋に飾られている顔写真(大抵,天井に近い壁に斜めに掲げられている)をみたり伺ったりすると,その家族のことについて理解が深まるかも. #MCPCGM
2012-10-15 18:59:51患者本人あるいは家族が医療者の場合は,様々なバイアスが加わる可能性があるため,気をつけておく必要がある. #MCPCGM
2012-10-15 19:00:44寝たきりで全介助が必要な高齢者の自宅に,年に何度か親族が集まる場合,その患者さんは一族の重鎮(Decision maker)だったのかも.一家の大黒柱の存在. #MCPCGM
2012-10-15 19:02:30事前指示書は在宅医療を行ううえでも重要.何十年も生き続ける人が,そもそも少ない領域なので.家族との関係性ができているのを前提に,自宅で急変した時にどうするか?どうして欲しいか?という聞き方をすることあり. #MCPCGM
2012-10-15 19:05:32在宅医療は緩徐なend of life care.病棟よりも自宅で,家族の写真をみながらadvanced directiveについてopen questionで話題にするといいのかも. #MCPCGM
2012-10-15 19:06:53もやもやした経過で診療が終了したケースでは,事後カンファレンス(death Conferenceなど)を多職種で行うのも1つ. #MCPCGM
2012-10-15 19:15:18SEA(Significant event analysis)を行う場合は,closedな環境で行うことで,意味のある深い振り返りができる. #MCPCGM
2012-10-15 19:16:14事前指示書は,まだ日本風に熟成しきれていないので,様々な医療機関で工夫しているのを取り入れながら,施設なりの内容を作るのも1つ. #MCPCGM
2012-10-15 19:17:24患者の問題は複雑・多面化する一方で,医師は限られた時間や情報の中で対応するため,当然限界が存在する.患者の抱える問題点や感心毎には優先順位をつけることも必要.あるいは複数回の受診に分けて対応することもある. #MCPCGM
2012-10-15 19:22:30多職種でチーム医療を作って診療することは大切.医師はチームに対して責任と指示を立つ立場となるが,医師1人でチームをまとめるのは大変.うまくいくためにはチームを構成するスタッフとの調整・協力・共同が重要. #MCPCGM
2012-10-15 19:30:21患者ケアに関わっている全ての専門家が,そこで提供されるサービスについて同じだけの責任と義務を負う.ケアの立案と実行では患者も積極的に参加することが大切.最初の共通目標は,患者の幸福である. #MCPCGM
2012-10-15 19:32:14医師が,他の専門家に助力や意見を求めることは,知識や能力の欠陥とみなすべきではなく,更なる学習と成長の機会と考えるべき. #MCPCGM
2012-10-15 19:32:56現在のヘルスケアシステムは中央集権的,情報一方的なことが多い.しかし患者の自律性に焦点をあてていくと,経済性にシフトする恐れもある.地域の人々全員の必要に応えるには,個々の患者の必要性と,地域社会の必要性とのバランスが重要. #MCPCGM
2012-10-15 19:35:00患者の抱える問題の優先順位は,疾患の重症度に基づいた優先順位ではない.これは医者の視点からの優先順位であって,患者視点に立っていない.患者にとって一番感心が高いものが,優先度の高いものになる. #MCPCGM
2012-10-15 19:41:11患者は自分の抱える問題について,言語化出来ないことも多い.医師は,年齢や職業,生活状況からどのような問題点を抱えていそうか予測できるように,全人的知識を備えていく必要がある. #MCPCGM
2012-10-15 19:42:09