アメリカ研究公正局(ORI)。バイオ研究で不正がないかの調査裁定機関。NIHから発展的独立。バイオの場合、物理よりも不正が多く、一般市民が捏造の犠牲者になってしまう可能性があることから必要に迫られてORIが作られた。
2012-10-20 13:04:39ORIは誰かの研究に捏造や盗作などの不正の告発を受け付けて綿密な調査摘発を行う。年間200件の告発があり30~40が調査対象に。不正と判断されるのは10~15件ほど。不正が認められた場合、数年程度の公的機関からの研究費配布を禁じられ、実質的にキャリアが閉ざされる。
2012-10-20 13:09:57物理学会にはORIのような告発を受け付ける組織は存在しない。「不正行為はバイオ関係の研究で生じるもので、物理学のようなハードサイエンスでは起こりえないという感覚が一貫してある。仮説を立証していく過程が直接的で再現性もかなり厳密に必要となるので捏造など起こりえないという感覚」
2012-10-20 13:17:57「物理学の世界に実際にORIのような組織ができたら研究者達は非常に窮屈に感じ、研究も自由さを失うのではないか、結果が見えやすいものしか求められなくなっていくのではないか、発想豊かな斬新な研究や挑戦的な良い研究成果を得ることが難しくなるのではないかと危惧する」
2012-10-20 13:22:45租税法の世界では、金子宏「租税法」(現在、第17版)という定番の教科書があります。これのコピペと、条文通達を貼り付けて3行自己の感想を付けた「論文」が大量生産されている
2012-10-20 13:37:34また、銀行の活動を扱った「研究論文」でも、基礎的な実務慣行を知っていればあり得ないようなトンチンカンな論文が書かれ、それが何と財務省の「ファイナンス」に掲載されていたり
2012-10-20 13:40:18社会科学の分野では、自然科学のような独創的な見解、というのはなかなか難しいのは理解します。しかしこのようなアレな状態は嘆かわしい限り
2012-10-20 13:42:04100億光年かなたの別の銀河でも、物理法則は変わらないそうです。でも、社会科学の分野では証明しようのない論理が「学問」として大手を振って歩きまわっており・・
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