- ttt_cellule
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ヒロインをめぐる操作が抽象性を高めていって、非実在であるとか虚構性自体をどう扱うか、とかいろいろ局面あるけど、宇宙人やUFOに関する言説も昔からそういう面があったように思う。ガチ率、ビリーバー率は多少違うだろうけど…。
2012-10-27 19:53:59しかし宇宙人遭遇譚と対照しはじめると気付かされるのは、宇宙人・UFOの言説とは、冷戦下の政治的緊張や国家規模陰謀、それと対比されるミクロな地域、といった舞台に規定されている様子かな…。
2012-10-27 19:55:36. @neurosnowblind いるんだかいないんだかあやふやな領域って、オカルト、ホラー、SF、伝奇など諸ジャンルが担当してきたわけだけど、その一部に宇宙人・UFOがあり、諸ジャンルが流れ着いた場所の一つがオタ系文化なんだから、似てるのはむしろ平凡な推定のような。
2012-10-27 19:57:37@neurosnowblind モニタごしで見てるのを遭遇にカウントしてしまえば、「かつて遭遇したのにいまは離れ離れ」からスタートし、再会を求めるというふうにつながるんでないの
2012-10-27 20:06:3010/29-30
シュタゲをやって何度か考えることがあったけど、ノベルゲームの揶揄にしばしば使われる「雰囲気ゲー」どころではなく、プロットの過程を細部や音楽が取り囲むようにして動的に維持されるような空気・雰囲気と言うべきものは重要なんだろうと思う。シュタゲはそういうところが一番印象に残った。
2012-10-28 20:14:01ノベルゲームって、持続する行為や場面の途中の時間自体を、どこか目的的に取り扱ってて、日常性/非日常性の構図で収まりがつかない細部やモチーフの操作があるような気がする。音楽、テキスト、映像、どの単体で攻めるだけの突破力も無いがゆえに蓄積された模索なのかもしれない。
2012-10-28 20:17:55@skezy いろセカやってるけど(たぶんすごく序盤)、浮遊感があり続ける中に、幼なじみとか旧知とか記憶喪失とかが穴だらけのスポンジのようにひしめいてて、スポンジに満たされた容器の中でふわふわと漂ってるような楽しさが。これは設定を回収・展開させる未決状態の良さなんでしょうね
2012-10-28 20:11:21最近、ノベルゲームに関しては、冒頭/人物登場/人物たちが一堂に会する/共通パート終了/分岐・個別プロット前半・後半 などの「場面」ごとにおける関係性の描写や安定感の違いをきちんと区別する必要を感じている
2012-10-30 00:21:38私はどうやら一堂に会する前の段階の、案外消えていなくなるんじゃねーの、と思えるほどのフラジャイルな状態、人物が舞台に根付いてないし、舞台もなんだか根付いていない状態が面白いと感じ、プロットの進展とともにある内実の付与などどうでもいいと感じているようだ
2012-10-30 00:23:29大抵の作品の場合、「個別入りしないほうが面白かった」という感想になる。一堂に会する~共通パートを主軸に置くなら「群像劇」の期待になるだろうが、それ以前が中心になると、あやふやさがさらに顕著になる
2012-10-30 00:25:56@ttt_cellule 割とあると思います(ここですぐに具体名はあがらないですが)。共通ルート途中で放置されたままのエロゲは結構あるんですが、その中には共通ルートが怠くて最後までプレイする気力がなかったという場合の他に、共通ルート途中で満足してしまったというのもあるはずなので。
2012-10-30 00:25:06というか、エロゲはいつからだったか共通ルートで(イチャイチャ欲が満たされて)満足してしまうようになってしまった問題というのはあったはずで、それが生存あたりの流れにつながっているとかいう話があったはずで…
2012-10-30 00:29:02@skezy 個別ルートで、キャラの謎や葛藤が展開され、それが修復され、和解し、終わりを迎える…という一連の過程によって「キャラ」が第二段階の「完成」を迎えるわけですが、この完成につまらなさを感じてしまうことが多いんですよ
2012-10-30 00:27:57@skezy 伏線や空気が不思議な感じで漂ってて、回収や展開される後半を見ないほうが面白いだろうなと感じることが最近あるんですが、これは書き手のプロットが下手だとかそういうことじゃなくて、前半の浮遊状態こそが目指されているものなんじゃないかなあ、と思ったりして。
2012-10-30 00:29:40@skezy イチャイチャ以前のギクシャクというか、誰こいつみたいな、殺伐としてるのか何なのか、あやふやな段階が私は好きだなあ。相互了解がとれてない、けれど、微妙に居心地も悪くはない…
2012-10-30 00:31:20@skezy いろセカの「幼なじみ」は面白いっすよね。澪は出会った初期に幼なじみ宣言をしているというのが前半の過去回想で明らかになる。最初から未来時点での回想を先取りした設定を自分に付与している。
2012-10-30 00:36:00@skezy いろセカはいろんな要素が入ってて、プロット最低でも「猫撫同様に、設定と要素の試行錯誤だけで後からいろいろ拾えそう」と思えてるんですが、記憶力を保持できない主人公に「幼なじみ」を持ってくるという組み合わせからしてすごい。徹底的に毎日走馬灯だし。
2012-10-30 00:38:25@ttt_cellule 後半展開をみなかった方が楽しかっただろうエロゲは確かにあって、僕はそれはプロットの問題に還元してましたけど、そうみた方が面白そうですね。そういうので言えば、いろセカの共通ルートはかなり理想的に感じられるということになる、と。
2012-10-30 00:39:25@skezy いろセカ共通には不思議なバランスを感じた。何か目的的に構築しないとああはならないだろうと。私はめておを腐り姫とForestしかやってないけど彼の良さって「動的に進行する過程としか描かれないもの」だと思ってて(伽子との物語り会話とか)そういう力を考えたいって思うのね
2012-10-30 00:45:04@ttt_cellule いろセカはそこを真紅の特異な位置で実現するわけですよね。まあそのことが逆に、キャラによっては個別ルートで残念に感じられることにつながってしまうんですが。
2012-10-30 00:50:52@skezy 私はまだルート全然踏破してないけど、トゥルールート敷設はどうしてもキャラ間にプライオリティを発生させちゃうから、危険札だと思っちゃうな
2012-10-30 00:52:05