- boppggun2012
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【洋書千一夜0016】Brigid Brophy, In Transit (1971)。丸谷才一追悼の意味も込めて、『雪の舞踏会』のブローフィーを。これはカヴァーを見ただけでおわかりのとおり、奇妙奇天烈な実験小説です。 http://t.co/rEMHuCzF
2012-10-23 01:55:01【洋書千一夜0017】Herman Raucher, Ode to Billy Joe (1976)。映画『おもいでの夏』の原作者による恋愛小説。我ながら、どうして昔はこんなのばかり読んでいたのか…。 http://t.co/aPVFLtd2
2012-10-24 00:37:18【洋書千一夜0018】Evan Hunter, Come Winter (1974)。『おもいでの夏』の話をしたついでに、名手イヴァン・ハンターによる、イタい青春ものの小さな傑作『去年の夏』の続編をここに挙げさせてください。 http://t.co/BZPxmYl5
2012-10-25 04:14:22【洋書千一夜0019】William Goldman, Soldier in the Rain (1966)。知らないあいだに、映画原作の話になってしまった。ご存知ゴールドマンのこの小説、映画の主役はスティーヴ・マックィーン。 http://t.co/idehlleP
2012-10-26 01:13:23【洋書千一夜0020】Dennis Potter, Hide and Seek (1973)。The Singing Detective(超傑作!)の作者Potterは小説も書いていて、どれも奇妙なメタフィクションの味がする。 http://t.co/lQIAlxvr
2012-10-27 13:02:20【洋書千一夜0021】Steve Tesich, Summer Crossing (1983)。『ガープの世界』映画版の脚本を書いたTesichが生涯に1冊だけ発表した小説がこれ(あと1作は死後刊行)。青春小説の傑作。 http://t.co/GKzW1Kwx
2012-10-28 00:41:14【洋書千一夜0022】Jacques Roubaud, Mathematics (原書1997、英訳版2012)。『数学』という題名の小説を書くのは、この人しかいないよね。わたしが持ってるのは今年出た英訳版です。 http://t.co/imBkk9ed
2012-10-28 20:31:09ナボコフの夢その1。ごそっと買った本を本棚に並べたら、そこからはみだしそうになっているものが。何だと思ったら、それがナボコフの本。しかし、本の形をしていない。卵なのだ。両手で抱えるくらいの大きなナボコフ卵。あたたかい。かすかに光っている。何かが孵るところなのか。
2012-10-29 23:55:17このナボコフ卵から孵ってくるのは、誰も読んだことがないようなびっくり仰天の新作小説なのか、それとも、誰も見たことがないような、あざやかな色彩をした蝶の新種なのか、それとも…と思っているところで、ナボコフの夢第2話へ。
2012-10-29 23:58:34ナボコフの夢その2。ナボコフが書いた、色紙のようなもの。そこには、大きな字で…そう、漢字らしきものが書かれているのだ。「泰」みたいな字だが、そうではない。それはナボコフによって変形をこうむった、得体の知れない漢字としか見えない。
2012-10-30 00:02:35夢の中で、わたしが誰かに向かって説明している。「これはナボコフが70年代後半に来日したときに、日本文化に影響を受けて残したものですね。あの当時は、よく小説家が文化使節として日本を訪れたものです」
2012-10-30 00:07:46もちろんこれは、夢の中の言葉なので嘘だらけ。ナボコフは日本に来たことがないし、亡くなったのが1977年なので、70年代後半はほとんどスイスを離れることができなかったはず。
2012-10-30 00:10:52それはともかく、昔はよく作家が日本にやってきたよな、と思う。アメリカン・センターやブリテッシュ・カウンシルの講演会で、よく作家を生で見たものだ。それが今では、なかなかそういう機会がない。お互いに文化交流がないところでは、さまざまな形での偏狭なナショナリズムしか生まれないだろう。
2012-10-30 00:18:38William H. Gassです。学生の頃、講演を拝聴。@beachbeach2010 :会われた作家で強い印象を残したのは誰ですか?ナボコフは対面されてないですよね?
2012-10-30 00:42:48【洋書千一夜0023】Michael Dibdin, End Games (2007)。日本では翻訳がパタッと止まってしまった、DibdinのAurelio Zenシリーズ第11巻。そしてこれがDibdinの遺作になった。 http://t.co/CEjZV6Ac
2012-10-30 21:58:52【洋書千一夜0024】Ronald Fraser, A Visit from Venus (1958)。ちょうど今読んでいる本。この作家のことを知っている人はきっと誰もいないと思うけど、実はSFです。 http://t.co/CQl0wE3K
2012-10-31 23:14:36【洋書千一夜0025】Michael Bishop, Who Made Stevie Crye? (1984)。J. K. Potterのイラストが付いているだけでも買いだが、内容もメタホラーの傑作。なぜ翻訳が出ないのか不思議。 http://t.co/Azus6Qyo
2012-11-01 21:02:17【洋書千一夜0026】Paul Merchant, Sex Gang (1959)。我が家ではいちばん高価なペーパーバックがこれ。Harlan Ellisonのペンネームによる短篇集。そのうち1篇を近い将来に翻訳予定。 http://t.co/RPQ2jBTJ
2012-11-03 00:07:14今回、『「マルタの鷹」講義』の書評を書くため、10年前に読んだあのハードボイルド論を再読しようと学会誌をひっぱり出して探してみたら、どこにも見つからない。ええ、もしかして不採用になったのか…orz。わずか10年前の話なのに、まったく記憶が残っていないとは、我ながらボケたものだ。
2012-11-03 13:51:56【洋書千一夜0027】Fredric Brown, The Office (1958)。ご存知ブラウンの、ノスタルジアにあふれる会社小説という珍品。ペーパーバックでは見かけたことがありません。 http://t.co/SrsrG7p8
2012-11-03 14:20:38【洋書千一夜0028】Michael Frayn, The Russian Interpreter (1966)。ロシアをネタにした小説を少し並べてみます。今ではベテラン作家となったFraynの第2作にあたる作品。 http://t.co/Viv0tEzF
2012-11-04 01:32:24【洋書千一夜0029】Gary Shteyngart, The Russian Debutante's Handbook (2002)。ロシア人の某教授に「何かおもろい小説ない?」と訊ねて、教えてもらった本。おもろかったよ! http://t.co/EIb6M2KC
2012-11-05 04:06:37【洋書千一夜0030】Anthony Burgess, Honey for the Bears (1963)。早川のバージェス選集で予告されていながら結局出なかった作品。レニングラードを舞台にしたセックスコメディで、笑えます。 http://t.co/GLaymQpJ
2012-11-06 00:34:57