録画補償金に関する備忘録

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kenbor @kenbor

判決は結局、原告(控訴人)の「アナログデジタル変換は機器内に限らない」の主張に反論しきれていなくて、反論の根拠が「前回は合意があった」「今回は合意がなかった」だけ。そんな根拠薄弱な判断を妥当と言うような勇気はとても自分にはない。

2012-11-10 02:03:41
mohno @mohno

ところで私的録画補償金は、せいぜい年間20億円弱。対象となる番組を作っているテレビ局は何兆円というビジネス規模なのに。ヨーロッパみたいに高額の設定をするのでもなきゃ、なくして問題があるの?という程度。

2012-11-10 02:11:53
mohno @mohno

↓実際、補償金問題で CultureFirst(←覚えてる?)が会見したとき、テレビ局の人は誰もいなくて、実演家の人が出てきた。実演家には、それなりに有意の支払いがまわるらしい。

2012-11-10 02:13:33
mohno @mohno

ところで、補償金認めて複製を自由に、と言っても、その代償として補償金がグンと高くなったら嫌だって人はいるんじゃないかな。アメリカみたいに補償金なしでと言っても、デジタル放送をデジタルディスクに記録できるレコーダーがないのは嫌だって人もいそう(←ちなみに、私も、どちらも嫌)。

2012-11-10 02:21:40
mohno @mohno

そういえばアメリカでのベータマックス裁判で、「ソニーが負けてたらビデオはなくなり、ビデオ市場も生まれなかった」という人がいるけど、権利者側を支持した裁判官もビデオ販売の差し止めではなく補償金を支払わせるという提案をしていたので、別にビデオはなくならなかったと思うよ。

2012-11-10 02:35:23
kenbor @kenbor

@mohno @ex_hmmt @kskktk 逆手というか、「機器内でアナログデジタル変換が行われることはそもそも要件だった」ということにしたいがために「私的録音補償金の時もそうだった」と言い張らざるをえないという無理筋を強引に通し切ったという状況ですね。

2012-11-10 08:49:06
mohno @mohno

@kenbor そこはそうですね。DATを見落としてるんじゃなく、検討した上で、それを要件としてますから。32/48khzのみだった最初のDATが売れなくて、CDの無劣化複製が可能な44.1khzが登場したことが忘れられてる気がします。 @ex_hmmt @kskktk

2012-11-10 08:58:38
mohno @mohno

@kenbor たんにSARVHに金がなくて、ロクな弁護士がつけられなかっただけかも:-) @ex_hmmt @kskktk

2012-11-10 08:59:34
ex_hmmt @ex_hmmt

@kenbor @mohno もう一度政令策定時の議論をきちんと調べる必要があると、一晩経過した今は考えています。なぜ政令を定める際に、「アナログデジタル変換」を要件としたのか、それがなぜ盛り込まれたのか、それが重要だからです。その文言は録画補償金に限られないので。

2012-11-10 09:44:30
ex_hmmt @ex_hmmt

@mohno @kenbor @kskktk 面白い事に、「CDから複製できる44.1khz DATの登場」によって登場した録音補償金の政令上の規定にも、「アナログデジタル変換」が盛り込まれているんですよね。これが何を意味するのか、というのが非常に重要なんじゃないだろうかと。

2012-11-10 09:46:04
ex_hmmt @ex_hmmt

@mohno @kenbor @kskktk 実際には、・第一世代コピーではアナログでも十分な音質がある ・当時すでにSCMSは実用化されていた ・アナログコピーを行うとSCMSが回避された「マスター」が作り出される(可能性がある) などの背景を考えると……

2012-11-10 09:56:29
ex_hmmt @ex_hmmt

@mohno @kenbor @kskktk 「アナログデジタル変換」という文言を盛り込んだ理由、というのが、まさに当該機器内で「アナログデジタル変換を行う」という意図であったのではないか、という可能性があるように思います。そうでなければ、単に政令には「デジタル録音」すればいい。

2012-11-10 09:57:38
ex_hmmt @ex_hmmt

@mohno @kenbor @kskktk 単に「デジタル録音・録画」としなかった理由というのが何であるのか。放送の録画だけでなく、すでにデジデジこそが現実的な対象であった録音についてもそう記述した理由、というのを、きちんともう一度確認するべきではないでしょうか。

2012-11-10 09:59:01
ex_hmmt @ex_hmmt

@mohno @kenbor @kskktk 自分としては、やっぱり「制作過程のどこかで『アナログ・デジタル変換』が行われていれば、どこで行われていても関係なく政令に該当する」とする方が、よっぽど政令の解釈として無理があると考えるべきじゃないかと思いますね。

2012-11-10 10:01:56
ex_hmmt @ex_hmmt

@mohno @kenbor @kskktk だってそれって「自然界はアナログなのであるからデジタル収録による録画を行った事を以て『アナログデジタル変換』が行われたとする」って主張ですよね。あの政令がそこまで考えていたというのは明らかに不自然です。

2012-11-10 10:03:32
ex_hmmt @ex_hmmt

@mohno @kenbor @kskktk そうではなく、判決にもあるように、「録音録画機器」としての範疇を明らかに特定するために作られた政令上の規定であるとみるべきであって、であれば規定は録音録画機器上の機能であることを指す、という判決は十分に素直なものであると考えます。

2012-11-10 10:05:30
kenbor @kenbor

@ex_hmmt @mohno @kskktk 「機器内で」の意図があった「可能性」だけだと思います。法律がすべて冗長な表現をしていないとはとても思えません。

2012-11-10 10:10:03
kenbor @kenbor

@ex_hmmt @mohno @kskktk ただ単に、デジタル信号の記録をすることを「アナログデジタル変換」の文言が含まれる表現で書いた(書いてしまった)というだけだと思います。

2012-11-10 10:11:21
mohno @mohno

@ex_hmmt そこに「アナログデジタル変換」があるからこそ、それを“機器内”と限定して解釈するのは無理があるという意味です(当時はアナログ入力からの変換が問題視されていたわけではなかったので)。 @kenbor @kskktk

2012-11-10 10:11:44
kenbor @kenbor

@ex_hmmt @mohno @kskktk 政令もなにも、デジタル収録をする=アナログデジタル変換を使って音や映像を信号にして記録する、ということは常識といっても過言ではないと思います。「そこまで考えていたのは不自然」という方が極めて不自然という感覚です。

2012-11-10 10:12:14
ex_hmmt @ex_hmmt

@kenbor @mohno @kskktk こっから先は、本気で一度政令の策定時の議論をもう一度きっちり追う必要があり、それなくしては平行線じゃないかなと思います。すくなくともSARAH/SARVHが提供する資料は一方の見方でしかないです。

2012-11-10 10:13:40
mohno @mohno

@ex_hmmt 当時は、コンテンツを全部デジタルで制作するとは誰も想定しておらず、あくまでアナログで制作したものを複製に便利なデジタルに変換するという過程が当然だったので、「アナログデジタル変換」という言葉が盛り込まれたと考えられます。 @kenbor @kskktk

2012-11-10 10:14:08
ex_hmmt @ex_hmmt

@mohno @kenbor @kskktk であれば、そもそもなぜ「アナログデジタル変換」が要件とされたのか、そこが謎ですよね。何度も言うようですが、すべてそういうものが常識なのであれば、「デジタル録音・録画」という規定であれば足ります。

2012-11-10 10:15:54
ex_hmmt @ex_hmmt

@mohno @kenbor @kskktk 法律・政令に書かれた事には意味がある、と考えて判断するのが法律解釈上当然な話であって、一旦成分化したら「意味がないけど冗長的記述があった」とはあまり取られないのではないでしょうか。だからこそ立法時にはあれほどの議論があるわけで。

2012-11-10 10:17:52
kenbor @kenbor

@ex_hmmt @mohno @kskktk 文言の解釈の意味合いが全てですので、その根拠のどちらに信頼がおけるか、ということになります。資料はどちら側が出そうが資料です。今ある資料から判断すればこう判断するのがもっともでしょうという点において、判決は間違っていると考えます。

2012-11-10 10:17:58