NTV 「心ゆさぶれ！先輩ROCK YOU 」 五輪メダリストスペシャル　レスリング金・伊調馨と柔道銅・海老沼匡

心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU @senpai_rockyou

本日はオリンピックメダリストＳＰ！一人目の先輩はレスリング金メダリスト、伊調馨さん！アテネ、北京と金メダル。ロンドンでも圧倒的な強さで金！決勝までの４試合で奪われたのは、わずか１ポイントの圧勝！しかし北京の直後に引退を決意していたといいます。笑顔の影には、一体…？

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そして２人目の先輩、柔道銅メダルの海老沼匡さん！「金メダルしか目指してなかったので、銅メダルじゃダメだと思います…」この熱き闘志で、日本男子柔道界を担う２２歳の先輩です！

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加藤「伊調さんは３連覇ですからね」大東「すごいですよね」。メダルを見せてくれる伊調さん…しかし。大東「これに入ってるんですか？」加藤「プーさんのポシェットに」大東「マジですか？」プーさんの中には、さらに…加藤「キティちゃんじゃないですか」木南「かわいい！」

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伊調さん、金メダルを取り出すときに…「あ、やべっ」ぶつけちゃってます！加藤「『ガタン』って言いましたね」

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３つ並んだ金メダル。加藤「アテネ、北京、ロンドンてことですね。そして海老沼選手、「銅」見せてもらっていいですか？」海老沼さんは、専用の黒いケースに入れています。大東「やっぱ、こういうのに入ってるんですもんね」木南　「イメージ的にはそうです」伊調さん、笑ってます。

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海老沼さんが、銅メダルを取り出すと…木南「お～」加藤「世界で３位ですよ」大東「でもやっぱ、このケースから出てくると威圧感ありますよね。キティちゃんから出てくるのと全く違いますよね」

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加藤、伊調さんの金メダルを触って、海老沼さんに質問。「欲しかったでしょ、この金メダル」海老沼さん「３つなんて言わないんで、１つでいいです」

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実は金メダルの裏でこんな大事件が！伊調さん「初日の練習で、足首のじん帯を切ってしまって」加藤「え？！」大東「初日に？！じん帯切ったんですか？！」伊調さん「はい」加藤「それあんまり言ってなかったでしょ。やっぱりそれは隠してたんですか？」伊調さん「そうですね」

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大東「ロンドンは最初からベストではなかったってことですよね？」伊調さん「本当に痛くて、これ試合できるかな？と思ったんです。でもドクターの人と相談して、アイシングを夜中じゅう、ずっと１日して試合臨んで」

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伊調さん、大けがを押してのロンドン初戦…「右足をとられたんですね。怪我したのは左足首だったんですけどそこで無理せず１ポイントを与えて、そこから取り返せばいいやと思って」加藤「なんちゅう強さですか？」

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加藤「手術はしたんですか？」伊調さん「してないです。じん帯は３本あるんですけど、２本切れたら手術だなって言われてて、ちょうど１本半だったんです」大東「なんなんですかそれ？！」木南「こわっ」伊調さん「ゆるいんですけど、筋肉で補えるかなってことで手術はしないです」

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木南「残りの１本半切れたらどうなっちゃうんですか？」加藤「ブランブランだよ。ブランブラーン」

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柔道着に隠された、見えない駆け引き？！海老沼さん「レスリングとか相撲とかと違って、柔道着があるので右にずらしたり左にずらしたりっていう」加藤「それは体を使って柔道着をグッとずらしたりとか？柔道着をゆるませたりするってことですか？」海老沼さん「そうですね」

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海老沼さん「組み合った時に相手にちゃんと組まれたら、それが100％なので、それを90とか70とか自分のいい形にする」加藤　「相手が一番技をかけやすいところを持たせないってこと？」海老沼さん「はい。なので待てがかかって開始線に戻る時も、わざと道着直さないで戻る選手とかもいるくらい」

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加藤「柔道着、わざと雑にしてる人いますよね。あれはずらしたいからなんだ」大東「ずれてる方が、組みづらいんですか？」海老沼さん「例えば襟のところなんですけど、首のあたりを持たれたときに、道着がずれてたら胸のあたりになるんですよ。そうなったら半減するんです、相手の攻撃力が」

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加藤「柔道着がピタッてなってたら、そのままグーンって投げられるってことでしょ？ずれてる方がいいってことですね」海老沼さん「人によるんですけど、わざと柔道着をすごい小さくして、（相手が）持った時にすぐ袖から切れる（捕まれた腕を抜ける）ようにする選手もいます」

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加藤「それファールでしょ？」海老沼さん「ダメなんですけど、もう道着コントロールのときに、みんなこうやって手を（曲げる）」木南「ええっ？！」加藤　「道着コントロールっていう、長さを測るのがあるんだよね、本番前にね。で、手をピンと伸ばさないで、こうやってちょっと曲げてるんだ」

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大東「マジすか？」加藤「本当に？」海老沼さん「バレないように曲げてました」加藤「テレビで言っていいの？」海老沼さん「…たぶん大丈夫だと思います」

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加藤「それは海老沼選手もするんですか？」海老沼さん「僕はどっちかって言うとずらす方のタイプなので、逆にブカブカしてる道着だったりとかを着て、わざとずらせるように、遊びが多くある道着を着たりします」

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加藤「それは選手のタイプによるってことですね。ピタッとしてる人は、バッと切れるように（捕まれた腕をすぐ抜けるように）ゆるめにしてる人はずらしながら、自分がいい組み手をしていくってことですよね」海老沼さん「はい」加藤「そういう駆け引きがあるんだね～」

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加藤「レスリングだとどんな駆け引きがありますか？」伊調さん「レスリングは、肌と肌の触れ合いなので…」加藤「肌と肌の触れ合い」木南「優しい笑」加藤「そんな優しいものじゃないと思いますよ」伊調さん「先にいいトコとった方が攻めやすいです」加藤「いいトコって何なんですか？」

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伊調さん「引き手ですね。自分は右利きなので、相手の右腕のここ（肩）が引き手です。（右手を前に出して、組み手の格好）こうです」加藤「俺、右利きだからこうですよ」伊調さん「右利きの人は普通、こっち（右手）を前に出すんです」加藤「え？利き手が前？」伊調さん「はい」

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加藤「でもボクシングはこうでしょ？左が前でしょ？利き手を後ろにして、ストレートを出したいから。ボクシングとは逆ってことですね」伊調さん「右手を取らせないようにしなきゃいけないんです。で、私は取るようにするっていう駆け引きです」