双子ドンヘ

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ドンヘは私をきつく抱きしめて、ため息をついた。「ドンヘ、離して。お風呂にまで入ってこないで」ドンヘのこと考えて苦しむのが嫌だった。サニーに触れた手で、私に触れて欲しくなかった。『ごめん。部屋で待ってる』彼が出ていく時、乱れたシャツの胸元に赤い痕を見てしまった。 #双子ドンヘ 51

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乱れた服と胸元の赤い痕、部屋に来ていたサニー。部屋で何をしていたのかなんて、容易に想像がつく。けど、それを信じたくなかった。ドンヘが私と入れ替わりにお風呂に入っているうちに、彼のベッドを調べた。いつもと変わった様子はない。安心しかけて、ふと視界にゴミ箱が入る。 #双子ドンヘ 52

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頭ではそれを調べることを拒否した。ドンヘのことを信じたかったし、こうして疑うようなこともしたくなかった。けれど意に反して手はゴミ箱を引き寄せていた。だめだと思いながら、そっと中を探る。冷たい何かが指先に触れた。それを確認することなく、私はゴミ箱から離れた。 #双子ドンヘ 53

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ドンヘから流れ出たものが、この部屋に捨てられているのが嫌だった。私の知らないドンヘが、私の知らないところで出したもの。私は自分のベッドに入ろうとして、自分のシーツが乱れていることに気づいた。『もう、寝るの…？』ドンヘが濡れた髪のまま、部屋の入り口に立っていた。 #双子ドンヘ 54

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「寝る。けど…」私の視線の意味に気づいたらしく、ドンヘは俯いた。『ごめん。お前が帰ってくるまで、お前のベッドにいた』ドンヘのベッドに腰かけると、ドンヘが隣に座った。「何してたの」『お前のにおいが…欲しくて』泣き出しそうな瞳のまま、ドンヘは私の首元に顔を埋めた。 #双子ドンヘ 55

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『一緒に寝よう』「…どっちで？」『俺のベッドは嫌だ…』私たちはふたりで上のベッドに寝ることにした。ドンヘは何も言わずに服を脱いだ。私のワンピースも脱がせると、下着姿のまま抱きしめる。首元に顔を近づけて、何度も深呼吸した。ドンヘの体温が伝わって、泣きたくなった。 #双子ドンヘ 56

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ドンヘはいつだって、こんなにも私とひとつになりたがってる。私を求めて、苦しんでる。でもどうして"私だけ"を求めてくれないの。彼の首にそっと口付けた。『んっ』その声に欲情して、痕になるように強く吸った。それを合図にドンヘに組み敷かれ、何度も胸元に口付けられた。 #双子ドンヘ 57

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珍しく家族３人そろって朝食をとった。普段ならイトゥクはお昼まで寝てから大学に行くのに、今日は上機嫌で起きてきた。「なあドンヘ。昨日の女の子、彼女か？」『そんなんじゃない…』「お前…ちゃんと避『やめろよ！』箸を叩きつけて、ドンヘが立ち上がった。『一緒にするな！』 #双子ドンヘ 58

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『俺が愛してるのは一人だけだ。節操なしのヒョンと一緒にしないでくれ』「お前…！」「ちょっと…ふたりともやめてよ…」私の一言で、ふたりはお互いを睨み合った。ドンヘはカバンを持って外に出る。イトゥクは席につくと申し訳なさそうな顔をした。「ごめんな」違和感を覚えた。 #双子ドンヘ 59

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「最近ドンヘ、ピリピリしてるの」以前のドンヘは、穏やかで優しくて、感情を剥き出しにするところなんて見たことがなかった。「ドンヘも男だからな。きっといろいろあるんだよ」納得のいかないまま朝食を片付ける。ドンヘの言葉が引っかかっていた。"愛してるのは一人だけ" #双子ドンヘ 60

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ドンヘはサニーのことを好きになってしまったんだろうか。でも今までそんな素振り見せなかったのに…。考えると、胸が苦しくなった。まただ。考えるのをやめてしまおう。「そういえば、昨日言ってた彼氏って誰なの？」イトゥクが片付けを手伝ってくれる。そうだ、ソンミン…。 #双子ドンヘ 61

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「ソンミンって一個上の先輩」「…あいつは良い奴だよ」「知ってるの？」「高校時代、同じ部活だったからな」「ねえ、彼のこと聞かせて」「…本人に聞けよ」優しく笑ったイトゥクを見て、どこか安心した。さっきの違和感は気のせいだ。イトゥクが、口論の最中に笑っていたなんて。 #双子ドンヘ 62

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「ドンヘ」先を歩いていたドンヘに追いつくと、私は彼の腕を掴んだ。私の顔を見ると、すぐに腕を振りほどかれる。『…ここは部屋じゃないから』拒絶された指先がズキズキと痛んだ。その指を胸に当てて、昨日の感触を思い出してみる。心と体が、バラバラになったみたいだった。 #双子ドンヘ 63

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"彼氏とキスしたと言ってごらん"ソンミンの言葉を思い出す。お願いドンヘ。私のこと、前みたいに求めて。ドンヘは私のものでしょう？ドンヘも私のこと、自分のものだと思ってるでしょう？「ドンヘ、私…。彼氏ができたの」『…は？』立ち止まり、私を鋭い瞳で見た。 #双子ドンヘ 64

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『彼氏って何』「…ドンヘが言ったんじゃない。普通の兄妹として…『兄妹なんて言うな…！』ねえ、怒らないで。ただ"兄妹ごっこはもうやめよう"って言ってくれれば、こんな嘘もうつかない。「外では普通の兄妹として振る舞うって、そういうことなんでしょ？」追い打ちをかける。 #双子ドンヘ 65

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「キスしたの」ドンヘの顔が苦しげに歪んで、そのまま腕を引かれて来た道を戻った。家には誰もいなかった。部屋まで行き、ドンヘのベッドに投げ出された。「痛…『お前は誰のものなんだ。答えろ』カバンを放り投げて、ネクタイを緩める。そのままドンヘが私の上に乗しかかった。 #双子ドンヘ 66

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「やだ、何するの…」『言え』暗い部屋で光るドンヘの瞳が怖かった。「ドンヘの、ものだよ…」『じゃあなんでキスなんてしたの』私は何も答えられなかった。こうしてドンヘに求めて欲しいから、なんて言えなかった。『お前にはお仕置きが必要だね…』ネクタイで両手を縛られた。 #双子ドンヘ 67

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ドンヘは私のシャツのボタンを外していく。背中に手を回して、ホックを外された。「やだ、怖い。何するの…」無言のまま、ドンヘは私の胸元に口付けた。昨日付けられた赤い痕の上を、彼の舌が這う。抑えきれなくて声を上げると、ドンヘは嬉しそうに笑った。指は内腿を撫でている。 #双子ドンヘ 68

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胸元や首を舌が這うたび、自分が潤っていくのを感じた。そして早く触れて欲しい、と切に願った。内腿を滑る指が、一度だけ敏感な部分に触れる。体を震わせて声を上げると、冷たい目でドンヘに見下ろされた。『ここ？』ゆっくりと頷くと、彼は私の耳元でささやく。『シてあげない』 #双子ドンヘ 69

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脚を広げられて、その間にドンヘが体を入れる。胸にぴったりとくっついていた下着をずらされて、胸の先端を何度もいじめられた。もっと触れて欲しいのに、ドンヘは下には一切触れてくれない。「ドンヘ、お願い…私…」『何をお願いしてるの？言ったでしょう、お仕置きだって』 #双子ドンヘ 70

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ドンヘが興奮しているのがわかる。私をまるで犯すように愛撫していることが、彼を昂ぶらせていた。ベルトを外して、彼自身を取り出す。初めてみる彼の興奮状態に、思わず目を背けた。ドンヘが重くのしかかり、脚の付け根にそれを押し付けた。「や、やだ…ドンヘ…」『キスして』 #双子ドンヘ 71

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「だめ、だよ…」いくらお互いを求めていても、私たちには侵してはならない暗黙の領域があった。粘膜と粘膜で求め合うこと。それは血の繋がった私たちの禁忌だった。『欲しいくせに』ドンヘと粘膜で触れ合うことを、私はずっと望んでいた。彼の深いところに、触れたかった。 #双子ドンヘ 72

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「ドン、ヘ…」少し離れたドンヘの顔に近づくと、そっとキスをした。彼は舌を絡めて、そのまま腰を動かす。私の脚の付け根を器用に使って、自分に刺激を送っていた。「あ、やだ…私も…」『お仕置きって言っただろ』にやりと笑って、ドンヘは私の敏感な部分以外を入念に刺激した。 #双子ドンヘ 73

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「も、やだ…お願い、ドンヘ…」潤ったそこに刺激がいつまでも与えられずに、私は涙が出てきた。ドンヘは腰を動かして、眉間にシワを寄せて感じている。やだ、一緒がいい。私の願いは届かず、ドンヘは私のスカートに白濁を吐き出した。『触れて欲しい？…だめ。自分でシて』 #双子ドンヘ 74

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ドンヘが軽くキスをしながら、両手の拘束を解いてくれる。そのままショーツに手を入れようとすると、その手を止められた。『脱いで。俺に見せて』早くそこに刺激が欲しくて、私は彼の言う通りに下着を脱いだ。ドンヘの目が不満そうなのを見て、脚をゆっくり広げると、彼が頷いた。 #双子ドンヘ 75