原子力を規制する組織と規制されるものの関係についてのつぶやき

規制組織と電力各社の関係が、「虜」といわれる関係にあったと国会事故調が報告しました。経済学でいう捕獲理論というものもにたような関係を説明するために用いられます。組織間関係においては「情報」が大切で、その情報が不適切な関係をつくることがある。さらに交換にまつわる考えをつぶやきました。この交換についての誤解があるようで、そのような誤解と不適切な交換関係が問題を生み出したり、課題を生んでいることもあるようです。so_soraさんのつぶやきから、少し考えたことをまとまりがありませんが、集めてみました。
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すみ @vptdmre

@sosorasora3 ある地域は自然が豊かであったり、文化的な歴史があったり、コミュニティー(町内会がしっかりしていて近所のおじさんやおばさんが子供に注意をしていたり)、こういったいろんな機会がある中で複雑な関係の中から人は選択して受益していると考えることが出来ると思います。

2012-11-12 15:53:14
すみ @vptdmre

@sosorasora3 防災対策指針と地域の対応のことですね。理論的には可能だと思います。例えば、文化的なもの、函館は観光とかあるから、放射能がふったら、その地域の産業が成立たなくなり、死活問題です。観光は文化的な背景があり、それは精神的な側面もあるかと。

2012-11-12 15:57:23
すみ @vptdmre

@sosorasora3 例えば、消費者を考えた時に、選択は個人がおのおのします。ある人とある人が同じものを買ったとしてもそれを選んだ理由は異なります。それは、精神低な側面、文化的なことだったり、すごくモラリステックな動機かもしれません。

2012-11-12 17:43:06
すみ @vptdmre

訂正>例えば、消費者を考えた時に、選択は個人がおのおのします。ある人とある人が同じものを買ったとしてもそれを選んだ理由は異なります。それは、精神的な側面、文化的なことだったり、すごくモラリステックな動機かもしれません。

2012-11-14 08:18:11
すみ @vptdmre

『放射線被曝の歴史』(中川保雄)から http://t.co/bhiNySWd

2012-11-12 20:13:53
すみ @vptdmre

ここでいわれているのは、被ばくの健康被害がどの程度の放射線の影響からあるかをあまり低く見積もる、つまり健康被害が大きいとすると、アメリカの相対的な地位の低下に結びつく(リスク)とたぶんしていると思います。

2012-11-12 20:16:35
すみ @vptdmre

これは経済学のいう便益とリスクではなく、不適切な相対化です。誤解のないように。経済学では適切なトレードオフ間の相対化を考えます。

2012-11-12 20:17:50
すみ @vptdmre

以前つぶやきましたが、レントゲン写真を撮ることで知ることの出来る疾患と被ばくすることで健康被害がある可能性とか、相対化できる間での便益とリスクをトレードオフします。

2012-11-12 20:20:06
すみ @vptdmre

World Energy Outlook 2012 (Released on 12 November 2012) http://t.co/hQI3ooY4

2012-11-13 08:33:18
すみ @vptdmre

火力電源の入札募集の実施について http://t.co/2UDk3lrT

2012-11-13 11:55:10
すみ @vptdmre

10月の発受電、2カ月連続減=節電意識向上 電気事業連合会は13日、電力10社の10月の総発受電量が前年同月比1.8%減の699.8億キロワット時となったと発表した。http://t.co/9JCCJWeQ

2012-11-13 12:06:54
すみ @vptdmre

2012年11月13日 電気事業連合会 2 0 1 2 年 10 月 の 発 受 電 速 報http://t.co/FOZLQzju

2012-11-13 12:09:14
すみ @vptdmre

1.全国の概要 10月の発受電電力量は、企業やお客さまの節電意識の高まりによる影響などから、10社計で 699.8億kWh、 前年同月比 98.2%となった。

2012-11-13 12:10:38
すみ @vptdmre

「原子力」:設備利用率が前年同月値を下回ったことなどから、17.9億kWh、前年同月比 26.6% となった。

2012-11-13 12:11:30
すみ @vptdmre

原子力 1,791,738  対前年同月増加率 ▲ 73.4  9月▲ 76.4  8月▲ 81.6  7月▲ 91.9 http://t.co/0xHMSJTF

2012-11-13 12:17:58
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すみ @vptdmre

原田泰『震災復興 欺瞞の構図』(新潮社) p162 「 情報は規制される側にある」

2012-11-13 22:17:37
すみ @vptdmre

⑴規制するものよりも、規制されるものが圧倒的に情報を持っている。規制は公益たためとされているが、実は、何が公益かはよくわらかない。電力料金を無理矢理低く規制すれば、電力不足がおこる。

2012-11-13 13:40:12
すみ @vptdmre

⑵これは開発途上国でみられる現象だ。すると、電力料金を上げておいた方が、実は、公益にかなうかもしれない。これは電力会社にとっても都合の良い話である。

2012-11-13 13:40:56
すみ @vptdmre

⑶そうなると、規制者(日本の場合、通常は官僚、この場合は経済産業省の官僚となる)が、電力料金を上げても下げてもあまり政治家や国民に批難されることはない。

2012-11-13 13:41:37
すみ @vptdmre

⑷すると、規制者は微妙に電力料金を上げ下げしてもどうということはないが、電力各社はわずかでも料金を上げてもらえれば、莫大な利益を得られる。

2012-11-13 13:42:17
すみ @vptdmre

⑸すなわち、規制者は小さな利害しか持っていないが、規制されるものは強大な利害を持っている。天下りを受け入れるなど大したコストではない。とすれば、規制されるものに捕獲(capture)され、規制は、規制されるものの利益を守るために行われる(捕獲理論)。

2012-11-13 13:42:45
すみ @vptdmre

⑹規制か、公益のために行なわれると考えるのはナイーブすぎるというわけだ。このことを1971年に初めて主唱したのは、シカゴ大学のノーベル賞受賞経済学者故ジョージ・スティグラー教授だ。原子力安全委員会委員長の言葉は、スティグラーの正しさを証明している。

2012-11-13 13:43:10
すみ @vptdmre

⑺スティグラーから学んだ経済学者の中には、さらに、産業界は、政治や官僚組織のみならず、メディア、学会、文化までも支配しているというものもいる。これをディープ・キャプチャーという。

2012-11-13 13:43:38
すみ @vptdmre

⑻これは行き過ぎればマルクス主義の下部ー上部構造理論や陰謀理論になりかねないが、日本においてはかなり当てはまる理論のような気もする。原発を推進する側として取り込まれていたのは、規制者とともに学者やメディアの一部でもあったからだ。

2012-11-13 13:44:08