~Where is The Love?~ハウス・ミュージックにおける“愛”の変遷とその現在
@kentarotakahash あと、伝統的なハウスはラブソングの形を取ったメッセージソングです。個的な愛を集団レベルにまで拡大しているわけです。
2010-08-07 01:10:16了解。つまり、今ではもう、ハウスにおける「愛」とは、ロックにおける「反体制」みたいなものと。 QT @bcxxx そうしたマーケットの固定化とそれに向けた商品としてのメッセージの形骸化は、どのジャンルでも起きていることです。ロックでも、パンクでも。
2010-08-07 01:10:21なるほど。QT @sensualempire J・トインビーという人が「ポピュラー音楽を作る」という本でジャンル問題を考察していました。僕個人の考えではナショナリズム的な想像力と同根のものがあるんだと思います RT @kentarotakahash 四半世紀もかけて世界に広がれば
2010-08-07 00:01:52それを生んだコミュニティーとの関係性は希薄になった今も、「LOVE」はハウスの国旗のような存在として残っていると。国旗だから尊重され続けている。それは何か理解できる。@sensualempire
2010-08-07 00:03:44.@kentarotakahash 広いテクノでの最大のLoveはラヴ・パレードですが、あれは絵空事だから受け入れられた。目抜き通りの路上で大音量で音をかけ踊る「言い訳」がデモであり、デモなら訴える主張が必要と言われて「じゃあ愛だ」とでっちあげた。
2010-08-07 00:19:16.@kentarotakahash 要は、仮にまったく同じ曲でも「LOVE」だの命名できるかどうか、というメンタリティーの違いが大きいと思う。シカゴならBootyと言うかもだし、デトロイトならMachines' Whisperと言うかも。
2010-08-07 00:22:10.@kentarotakahash 「ダンス」に限ればテクノだってミニマルだって享楽性は求めてるでしょう。それが人前で「お前と愛しあいたい!」と絶叫するか、「機械人形でもいい。いつか僕のことを完璧に理解してくれる相手があらわれる、はず」と、ブログに書いてほくそ笑むかの違いでは?
2010-08-07 00:26:37.@kentarotakahash フロアで爆音のもと乱交しちゃうというバイレファンキ、ストリーミング見ながらTENGAで最高に幸せというある種のテクノ
2010-08-07 00:29:42今、15歳でハウスかテクノを選ぶとしたら、そのどっちを? @ken_go 人前で「お前と愛しあいたい!」と絶叫するか、「機械人形でもいい。いつか僕のことを完璧に理解してくれる相手があらわれる、はず」と、ブログに書く〜かの違いでは?
2010-08-07 00:34:11結局暗くもてない15歳だから後者かな… RT @kentarotakahash: 今、15歳でハウスかテクノを選ぶとしたら、そのどっちを? @ken_go 人前で「お前と愛しあいたい!」と絶叫するか、「機械人形でもいい。いつか僕のことを完璧に理解してくれる相手が…」とブログに書く
2010-08-07 00:38:41ただゲイ・ミュージックに享楽や愛の真骨頂がありうんぬんの仮説は、興味深いから掘り下げてもいいかも。カイリーやマドンナがかなりゲイに支持されるとか、ハードハウス的な著しくゲイ受けする音の秘密はなんなのか。それがハウス・ミュージックの真髄とつながる部分があるのか等
2010-08-07 00:44:41うーん、どっちかカッコイイ方を選ぶんじゃないの? 15歳にして、そんな意味性で選んじゃうんだろうか? QT @ken_go 結局暗くもてない15歳だから後者かな… RT @kentarotakahash: 今、15歳でハウスかテクノを選ぶとしたら、そのどっちを?
2010-08-07 00:51:15@kentarotakahash 前者はケツが青いから、まったくかっこいいと思えないです(15歳だと余計に)。
2010-08-07 00:52:38@kentarotakahash でも、てらいもなにもなくそれができる、こっちのほうがカッコイイと思える人もたくさん世の中にはいる
2010-08-07 00:54:13いや、あえて「愛」をテーマにしたらということですよ。一般論でどっちを選ぶかとか、その音楽の何に惹かれるかではなく。QT @kentarotakahash: ただカッコイイから惹かれた。それだけ。愛なんてどうでも良かった。もてる、もてないとか、考えの外だったな。
2010-08-07 01:00:09了解。つか、ハウスには確かに、付随する意味性で気後れさせられるところはあると思う。 QT @ken_go いや、あえて「愛」をテーマにしたらということですよ。
2010-08-07 01:02:25@kentarotakahash まさにそうです。ただ、ロックの世界にも「ガチで」反体制の 人たちがおり、コミュニティを形成している人たちが居るように、ハウスにもごく一部にそういう人たちは存在しているということです。それはほとんど宗教です。別に悪い意味ではなく。
2010-08-07 01:11:40ハウスの初期アイデア〜思想の形骸化、ロックと同じ道を辿ったという指摘は、まさに昨日、原雅明さんがしていた。
2010-08-07 01:13:03ただ、こういう部分には僕は重要性を置けないんですよね。そこが@bcxxxさんとの違い。あるいは今野雄二さんとの違いだったかも。QT @bcxxx @kentarotakahash 伝統的なハウスはラブソングの形を取ったメッセージソングです。個的な愛を集団レベルにまで拡大している
2010-08-07 01:16:50それはダンス・ミュージックの機能性に、あるいはサウンドの快楽にこそ、僕が重きを置いているから。愛からも政治からも解放されたい。音楽から意味を(少なくとも、すでに与えられている意味を)剥ぎ取りたい。ダブに惹かれるのは、多分、そのパースペクティヴゆえ。
2010-08-07 01:25:33@kentarotakahash 幻想を幻想とわかった上で、道具として使うかどうか、ですね。宗教的なもの、あるいは宗教でさえ、それは可能だと思います。僕はハウスやロックの生み出す幻想を素晴らしいものだと思っています。信じているわけではなく、でも重要なんです。
2010-08-07 01:19:04@kentarotakahash それは、例えばティーンエイジャー向けのバブルガムなポップミュージックの生み出すものと似ていると思います。ファンタジーを作る装置です。ファンタジーそのものを信じていない大人も、その装置の精緻さ、機能の高さに感嘆する。
2010-08-07 01:22:49@kentarotakahash 今野雄二さんが、ファンタジーを信じ続けることができたら、自殺はされなかったんじゃないか、と思いますね…。でもそれは所詮、その夢に身を投じ続けてきた人さえ救えなかった、儚いものだったのかも知れません。そう考えるとつらいです。
2010-08-07 01:30:46んー、よくわからんけど、怒濤のごとく盛り上がるフロアのあまりの一体感に「お前ら全員愛してるぜ!」って(心の中で、もしくは実際に)叫んだことは数え切れないほどあるな。ひとりだと思ってたら、そうじゃなかった。それが、フロアで踊りたい原動力のひとつかも。
2010-08-07 01:20:49