いじめや不登校のこと。みんなで考えよう。(written by @godiego51)

爆笑問題さんの番組を視聴して、いろいろ考えたこと、僕なりの考えを、書きなぐりました。 かなりの散文・長文でございますがお許しください。
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@dk578473

NHK・探検バクモン「いじめ×爆笑問題」視聴。非常に中身のある、考えさせられる内容の番組だった。いま思ったことを書こうとしてるけど、思い出しきれないくらい、いろんな思考をした。※来週月曜深夜に再放送あるらしいです。

2012-11-21 23:59:02
@dk578473

【いじめと僕①】僕自身は、小学校時代に軽いいじめみたいなことをされたけれども、冗談の延長レベルだったし、いま思えば「好きの裏返し」的なやりとりをみんなとしていたのだと思う。そこには確かな友人が居たし、いまの自分の根っこを太くしたのも小学校とくに高学年のときだった。

2012-11-22 00:02:25
@dk578473

【いじめと僕②】そして、僕の人生において特筆すべき事項は、中学校時代だ。世間一般との比較においては、かなりイレギュラーだ。中一の秋に不登校になったのだが、その理由は「いじめ」を受けたからではない。ただし、当時の自分が勉強や部活などの面で学校生活に対して苦痛を感じていたことは事実。

2012-11-22 00:05:45
@dk578473

【いじめと僕③】だから、「いじめ」という視点においては、僕は正直、受けた側の気持ちの100%を表現することはできない。小学校のころも悩んでいたけど、全部思い出せないほど、その記憶は美化されてしまった。だけど、不登校時代に色んな人との出会いで、いじめについて考察する機会はあった。

2012-11-22 00:10:02
@dk578473

【不登校と僕①】ちょっと視点を変える。原因はどうであれ、僕は不登校の経験者を名乗ることはできる。そこから見えることもあるので、思い出して書きたい。当時の自分は“今よりも”プライドが高くて、それが崩れることを“今よりも”恐れていた。一度学校を休み始めたら、もうどうにもできなかった。

2012-11-22 00:13:17
@dk578473

【不登校と僕②】不登校デビューの初日の朝を、今でも覚えている。自宅の玄関、制服に身を包んだ自分。ただ、心の中身はからっぽだった。根本的な原因は分からないけど、突如無気力に襲われたのか、今まで我慢していたものも、もうキャパシティ・オーバーだった。玄関に座り込み動こうとしない。

2012-11-22 00:15:44
@dk578473

【不登校と僕③】母と話したのは確かだけど、その内容までは思い出せない。もう5年も前のことだし。心配させてすまなかった、という気持ちも、今はある。当時のつらい記憶のひとつは、妹や弟が当時小学校・幼稚園に出かける「行ってきます!」を布団の中できくことだった。

2012-11-22 00:19:00
@dk578473

【不登校と僕④】行かなきゃいけない、でも行きたくない(というより、行けない、だった)。そんな自分の中での葛藤が、何よりも苦痛だった。あの当時、朝起きて夜寝るまでの間の平均心拍数は異常だったと思う。何をして過ごしていたのか、それは思い出せない。それくらいぼーっとしていたんだと思う。

2012-11-22 00:20:57
@dk578473

【不登校と僕⑤】友人とも疎遠になって、心のつながりを持てたのは、ふと付けたラジオ。そこから聞こえる優しい声に、人間の温かみを感じた。転機は中二の冬(たしか一月だった)。「このままじゃいけない」口に出したか思ったかは忘れたけど、魂の奥底のどっかで感じたんだろうな。

2012-11-22 00:23:27
@dk578473

【不登校と僕⑥】思い立って、市の教育支援センターという場所に行った。同じように、不登校の境遇になった小中学生が集まっていた場所だ。当時は20人以上在籍していた。僕はそこに、中一の冬あたりに行ったことがあるのだけれども、一日で潰えた。が、再チャレンジの扉を開けた。

2012-11-22 00:25:51
@dk578473

【不登校と僕⑦】今思えば、(まだ18年弱の短い人生だけど)あそこが大きなターニング・ポイントだった。それから平日はいつもそこに通って、人と明るくコミュニケーションをとることが可能になった。勉強も一年のブランクを取り返しはじめ、無事にいまの公立高校に入学できた。

2012-11-22 00:28:35
@dk578473

【不登校と僕⑧】いまはこうして平穏無事に生活できて、大学受験に焦る“余裕”までできた。中一の冬、言い換えるなら心の冬、その時の自分に、いまの自分が想像できただろうか。たぶん無理だった。でも、中二の冬に光が差した時の自分には、漠然とだけれども、「希望」を持てていたような気がする。

2012-11-22 00:31:16
@dk578473

【光をみつけて①】漠然とでいい、「希望」を持てていたことが、回復につながった。それは、中学校復帰という形ではかなわなかったけれど、いまこうして明るく暮らせている。偶然か必然かは分からないけど、その光が見えなかったら何もできなかったことだけは確かだ。

2012-11-22 00:34:14
@dk578473

【光をみつけて②】いまもし、いじめや不登校、その他の悩みを抱える人が居たら、僕はこういいたい。「お前の知らない世界のほうが、多いんだ。」これは、いまの僕自身に対しての言葉でもある。自分の生活圏だけが、見える範囲だけが世界のすべてだ、って思っちゃいけない。

2012-11-22 00:35:52
@dk578473

【光をみつけて③】知らない世界に飛び込むのは凄く勇気の要ることだけれども、どこかに必ず、自分を理解してくれる人がいるし、自分が理解できる“相手”がいる。死のうか迷う、そんなこともあるけど、生きて、生きて、その可能性を模索し続けて欲しい。

2012-11-22 00:38:08
@dk578473

【光をみつけて④】先ほどの番組で取り上げられていたフリースクールのような環境もあるし、どこかに必ず、よき理解者がいる。僕も、そういったよき理解者のおかげで、今の自分になれた。そして、今思う事、それは、「自分もまた、だれかのよき理解者になろう。」こうした連鎖で世の中は必ず良くなる。

2012-11-22 00:41:49
@dk578473

【光をみつけて⑤】不登校当時の僕は、「学校絶対視」の価値観に縛られていた。たとえそこが無機質で無味な空間だとしたら、行くのはただの苦痛だ。耐えるのもまた人生だが、人生、時間は限られてるんだ。もっと別の場所を味わうほうがいい。面白味のある空間があれば、そこに飛び込めばいい。

2012-11-22 00:44:25
@dk578473

【光をみつけて⑥】いま高校生活を続けられるのは、そこに面白味を見出せるから。大学受験、あーしんどい、だけどやってみるのは、面白味を見出せるから。もちろん、いやなことは一杯あるから、ときには逃げようとしてしまう、そんな人間味はまだしっかりと持っています(笑)

2012-11-22 00:45:49
@dk578473

【社会といじめ①】いじめはなくせるのか、という議論は、とても難しい。僕の持論は、根絶やしにさせることはできない。なぜなら、心を持った人間が複数いれば、そこに争いの可能性が生じるからだ。歴史は抗争の連続で、そうやって文明が築かれてきた。では、ほったらかしでいいのか、僕は思う、NO。

2012-11-22 00:48:51
@dk578473

【社会といじめ②】いじめは、教育現場だけでなく、社会とよばれる空間全般で起こり得る現象だ。狭ければ家庭であるし、広ければオール・オーバー・ザ・ワールドだ。共通の利害があれば仲間となり、共通の敵を作って責め立てる、立場の弱い者を蔑むことは、実際問題起こっている。

2012-11-22 00:52:29
@dk578473

【社会といじめ③】ここで一つの命題。生徒間の利害を一致させれば学校現場でいじめはなくなるのか?これは、もしかすると正しい考えかもしれないが、明らかに実行が難しい。いじめの「防止」で最も効果的なのは、教育現場で「ケース・バイ・ケース」の対応をとることだろう。しかし実態は程遠い。

2012-11-22 00:56:25
@dk578473

【社会といじめ④】個々の生徒の悩みに十分な対応を取れるという視点でいうと、学校現場の人員は明らかに足りない。これはコスト面との兼ね合いもあるので、非常に難しい。僕はここで、先ほどの東京シューレ学園の取り組みがヒントになると思う。選択肢の一つとして、選べるようになるのはいいことだ。

2012-11-22 01:02:03
@dk578473

【社会といじめ⑤】僕のケースのように市レベルで空間をつくるのか、民間レベルで空間をつくるのか、運営面ではその違いがあるが、いずれにせよ、児童生徒に新たな可能性として選択肢を提示できることは、二次的な対応として有効だ。そこで潜っていた才能が現れることもある。

2012-11-22 01:05:32
@dk578473

【社会といじめ⑥】いじめを本質的に防ぐためには、本人や保護者を含む市民の意識改革が必要だと僕は思う。「いじめ」を感覚的に遠ざけてしまうのではなく、もっと身近なものとして受け入れる。いじめられるのが恥ずべきことだという認識を少しずつ崩していくように、提起していかなければいけない。

2012-11-22 01:08:11
@dk578473

【自由と選択肢の氾濫①】先ほど選択肢の提示が有効と述べたけれども、「自由」すぎて選択肢があふれかえっているのも現状だ。これは我々の生活全般にいえる。寝てもいい、食ってもいい、呟いてもいい、TVのどのチャンネルを観てもいい…がゆえに、迷ってしまう。

2012-11-22 01:09:30