F/T12「光のないII」(E.イェリネク+高山明):2012年11月
膨大な時間と労力でプロジェクトを支えてくれた全スタッフに感謝です。どうもありがとうございました!そしてごくろうさまでした!
2012-11-27 06:07:17
補遺
@yozhiku 禅問答のよう。ベクトルが変わったことに気付き始めた人と感じられない人の間のキシミが、震災原発を機に混沌としている感じ。敗戦のような有無を言わせない変化ではなく、豊かな暮らしの中での前例がない変化に暫く戸惑いながら自分の頭と足で方向を定めなくちゃという感じバクッ
2012-11-21 20:11:23@marutojunko 先日の禅問答みたいなの。イェリネクという作家の「光のないII」という福島原発事故を主題にした戯曲(?)の公演でした。ラジオとポストカード集を渡されて、新橋の各所に配されたポイントを巡って、ラジオから聞こえる朗読に耳をすませます。
2012-11-27 23:40:56@marutojunko スタンプラリーみたいな感じでしょうか。ラジオの朗読は各所ごとに周波数が指定されていて、その場所へ行かないと聞けません。 各ポイントは朗読との相互作用で福島を召喚するように見立てられていたり、アートが配置されたりしています。
2012-11-27 23:49:32@marutojunko (「見立て」というのは例えば一等衝撃的なものだと、新橋駅前のニュー新橋ビル(特徴的な壁面装飾をもつビルです)が、ポストカードに指定されたポイントに立って、カード裏面の事故後の福島原発の写真と重ねると、本当に原発に見えます。)
2012-11-27 23:53:42@marutojunko (なお、調べた方によると、ニュー新橋ビルの竣工と、福島第一原発の稼働開始は、同年同月なのだそうです。)
2012-11-27 23:55:31@marutojunko 私がtweetしていた禅問答みたいな断片は、各ポイントでラジオから聞こえてくる朗読の印象的だった部分です。 基本的にかなり抽象度が高くて、立ち止まって耳を澄ませて意識を集中しないと何が言われているか分かりにくいタイプのテクスト。
2012-11-28 00:04:38@marutojunko (私は、一部を除いてかなりすぐれたテクストだと感じました。遠くヨーロッパの作家がこれを書いている、というのは相当の驚きです。文学者のもつ想像力の凄みを考えさせられました。 あ、朗読は福島の女子高生たちが担当したようです。)
2012-11-28 00:11:01@marutojunko 作品は「フェスティバル/トーキョー」という演劇の祭典の一プログラムで、ジャンル的にはツアーパフォーマンス?とかそんなジャンルになるようです。とりあえず、「演劇」という言葉からふつうの人が想像するものとは、まったく違っていると思います。
2012-11-28 00:16:56@marutojunko すごくよい演劇?体験だったのですが、なにより興味深いのは、見慣れた町が、作品に参加して歩くことで異化されて、なにか見慣れない、知らなかった何かに見えてくることです。(自分が、町を行き交う人びととは違う風景を見ていることが実感されます。)
2012-11-28 00:21:12@marutojunko それは例えばスタンプラリーではおそらく生じえない体験で、各ポイントに作られた風景をラジオから聞こえてくる物語?と一対一で向き合いながら孤独に巡行することから生まれていて。 この感覚は町起こしのイベントなんかにも応用がきく気がしました。
2012-11-28 00:25:44@marutojunko たぶんこれが「新橋の歴史解説」とかだとこんな体験は生じなくて、原発事故後の福島というまったく違う物語をかぶせたことで、新橋という町の見え方も変わったのだと思うし、福島を真剣に考えさせられもしたのだと思う。 とても興味深い経験でした。
2012-11-28 00:45:19@marutojunko えいやっとまとめておきました。うまく言えている感じはしません。たぶん大切なのは、参加中に感じる「孤独」の感覚なのですが。 ▼「光のないII」(E.イェリネク+高山明):2012年11月21日 - Togetter http://t.co/QgtGK71
2012-11-28 19:01:37@yozhiku あたらずといえども遠からず といった反応をしたのですねw やっと、意味がわかりました(笑) しかし、体感してこそ、ですね。Togetter 読んでみます。
2012-11-29 23:45:06