テニプリでDQパロ~導かれし者たち2~

運命に導かれし勇者リョーマと仲間たちの愛と友情の冒険記~砂漠からダダンベリー港町まで。(DQ4第五章のパロディ)
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煌@DQ11ネタバレ注意 @kou_DQ

「カルピンがこんなに甘えるなんてな…人見知りはしないが、あまり他人になつくことはないんだ」「俺、村では馬とか牛の世話もしてたし…」「そうか…」シウがリョーマの頭に手を置きました。「良かったら、たずなの使い方を教えといてやるよ」「いいの?」「ああ、勿論」 #テニプリDQパロ

2012-08-11 13:40:13
煌@DQ11ネタバレ注意 @kou_DQ

一行はリョーマのたずなで町を目指します。最初はたどたどしかったもののすぐにコツを掴んだリョーマは軽やかにカルピンを走らせ、砂漠に一番近い町、ジミイルにたどりつきました。名物の温泉から湧き出る独特の香りが町全体を包み込んでいます。 #テニプリDQパロ

2012-08-11 13:47:34
煌@DQ11ネタバレ注意 @kou_DQ

ジミイルの町では装備や道具を買いそろえたり、名物の温泉を少しばかり堪能したり、教会に飾ってある伝説の鎧を見させてもらったものの、どうやら偽物らしいということなど、さまざまなことがありましたが全体的に地味なのでカットします。「「そんなひどい!」」 #テニプリDQパロ

2012-08-11 13:50:32
煌@DQ11ネタバレ注意 @kou_DQ

ジミイルの町を出た一行はさらに南に下った先にある港町、ダダンベリーを目指してさらに馬車を進めました。港町はたくさんの店が並びとても賑わっていましたが、なぜか肝心の船は出ていませんでした。それというのも。「灯台?」「船の運行のために灯りを点す塔のことだよ」 #テニプリDQパロ

2012-08-11 13:59:06
煌@DQ11ネタバレ注意 @kou_DQ

リョーマの疑問にアツシが答えました。「で?その灯台が?」「魔物に乗っ取られて、船を見守るための聖なる炎の代わりに船を沈める邪悪の炎を点すようになってしまったらしい」「それで船が出せなくなったのか…」町に着いた四人はそれを理由に乗船を断られてしまったのでした。 #テニプリDQパロ

2012-08-11 14:03:21
煌@DQ11ネタバレ注意 @kou_DQ

各々情報収集を終え、酒場に集合していた四人はその結果にため息をつきます。「このままじゃ船に乗れないね」「先に進めないよ…まったく、魔物も余計なことしてくれるな!」「そのことなんだけど」リョウがぷりぷりと怒っていると、アツシが手をあげました。 #テニプリDQパロ

2012-08-11 14:06:01
煌@DQ11ネタバレ注意 @kou_DQ

「灯りを取り戻すために、ユウシっていう旅の商人が一人で灯台を目指して出ていったそうなんだ」「ユウシ?」聞き覚えのある名前にリョーマが首を傾げました。「ああ、聞いたことあるぜ。ブキンカとヒョウテールを結ぶトンネルを作ったって商人だろう?」 #テニプリDQパロ

2012-08-11 14:09:38
煌@DQ11ネタバレ注意 @kou_DQ

シウの言葉でリョーマも思い出しました。ブキンカで聞いた有名な商人。そしてヒョウテールのガクトがもしも出会ったらがんばれと伝えてほしいと言っていた、あの人なのでしょう。「ユウシって奴の話なら俺も聞いたよ」リョウがすっと海の方向を指差しました。 #テニプリDQパロ

2012-08-11 14:16:53
煌@DQ11ネタバレ注意 @kou_DQ

「なんでも、自由に船旅をするためにわざわざ自分の船を作ってるとか。もうじき完成って時に灯台が奪われたらしいね」「だから単身灯台に…」「しかし魔物が出るんじゃ危険だろう」「俺たちも、灯台に行ってみようよ」リョーマが声をかけると、みんなが振り向きました。 #テニプリDQパロ

2012-08-11 14:24:01
煌@DQ11ネタバレ注意 @kou_DQ

「ユウシって人も心配だし、どのみち灯台を取り戻さなきゃ先に進めないんでしょ?」「…そうだな」「僕たちが町の人たちの力になれるのなら」「行ってみるか!」四人はお互いに顔を見合わせて頷きました。進む先は遥か東の大灯台です。 #テニプリDQパロ

2012-08-11 14:26:45
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