インキュベーター創造種族の輪郭、エントロピー極大化の真相、窮極円環態の存在意義
遥かな未来の、さいごの種族が見つけた「およそ魔法そのものとしか云いようのないテクノロジー」による、最後の賭け——そう云うものだと思っている。
2012-11-02 16:40:52形而上のものを形而下に定着出来るなら、形而下のものも形而上を経由することで時間と空間の概念を打破出来るのではないか、そう考えたとして不思議はないな
2012-11-02 16:43:58だが、彼らは最早滅びを前提とした種族で、それだけに「希望」と云うものを知らない だからこそ「希望」を十全に抱く過去の文明種に望みを託した 自らはタイムパラドクスに呑み込まれてなかったことになるとしても、世界が滅びを回避出来るなら我等の勝利だと
2012-11-02 16:50:56たぶん遠い未来の 遥かな時空の一点で発生した「それ」は”静謐”だった あらゆるベクトルが混淆し、打ち消し合い、全てのエネルギーが無化される エントロピーの極大相、「熱的死」そのものだった
2012-11-02 16:56:26それは触れる全てを乱雑化し、無化する その侵蝕は錆や有機生命体の変異細胞、変異タンパクにも似ていた 光に等しく、或いは光すら凌駕する勢いでその侵蝕は拡大する 時の波に乗って、そう、時の波に 遅延波のみならず先進波にも
2012-11-02 17:01:21なのでわたしはあの窮極円環態を「時の終わりの光景」と位置づける。あの願いが叶うのは最早誰も契約していない時間点であるので、叶え尽くした願いに対する最後のピースが嵌るのはやはり最後の瞬間でなくてはならない。
2012-11-02 17:11:46その対するはまさに、熱的死の具現。つまりはやはり、あの時点から世界はもう一度綴り直されたと見るべきで、それはもう量子的真空の相転移の刹那から、と云うことになる
2012-11-02 17:18:32であるならば。あの時つがえた矢の一本一本はやはり、その永劫に亘り看取り続けてきた無量無数の魔法少女の、願い或いは魂そのものなのではないか。
2012-11-02 17:15:25「ひとつの宇宙を終わらせるに足る絶望」とは、やはり熱的死そのものと考えるのがしっくり来るんだよなあ。常人には視認出来ない災い、それが宇宙規模として。
2012-11-02 17:21:04「ひとつの宇宙を終わらせるに足る絶望」なんて、具現化するなら無限に等しく増大するエントロピーくらいしか思いつかない。でも、その先に待つ熱的死の世界は見方を変えれば量子的真空そのものなのではないか。我々の知る運動他のエネルギーは無化されたとしても、保存則に従えばそこには何かがある。
2012-11-03 02:37:08魔女としての名、と云う接点
@Swishwood あれを文字として認識してるのは魔女とまど神様だけなんじゃないですかね(漢字を文字として認識しているのは天照だけ的に)
2012-11-03 02:11:33情景掌編
「全く。貴女どこで何を吹き込んできたのよ」「ま、いいじゃないか。独りぼっちよりはよっぽどマシさ」「それも……そうね」またか。何かを思い出した、らしかった。それはあたしたちにとってはあいつの夢物語みたいなものだけど。
2012-11-04 14:55:27思春期の多感な娘さんにしか見えないモノノケの話。ずっとずっと、昔から。真っ白で、紅い眼の。どんな願いもひとつ、叶えてくれると云うけれど。かなえた娘は、いなくなる。いつの間にか、いなくなる。みんなどこかへ、つれてゆく。えんかんさまの、おつかいが。あのあかいめの、おつかいが。
2012-11-15 13:05:41「縁起」が説くもの
イメージとしてはコックリさんとブギーポップのアレだな。どうしても叶えたい願いがあって、そのためには命すら捨てる覚悟のある時にしかしてはならないけれど、それが叶うことなら白い「つかい」がやってくる、とか。
2012-11-05 15:27:18そう云う由来も知れない言い伝えが、世界のそこここで、ひとつの同じことを違う言葉で語り継ぎ続けてきたのなら、それはとても素敵なことだなって
2012-11-05 15:35:01