「学び合い」議論まとめ

@daisukef@jun24kawa らによる「学び合い」の議論
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藤川大祐 @daisukef

@jun24kawa 私の予想ですが、助けてばかり/助けられてばかりの子どもが出てくるクラスでは、「学び合い」が持続せず言わば淘汰されてしまい、「学び合い」が持続しているクラスで会話分析をすれば助けてばかり/助けられてばかりはいないということになるのでは?

2010-01-25 09:08:32
藤川大祐 @daisukef

@jun24kawa 「学び合い」が持続している学級では、教えられてばかりの子どもはいないのだと思います。しかし、一般的には、他人に頼らず一人で抱え込む子どもや受け身で教えてもらったとおりに書こうとするだけの子どももいるはずで、そうした子どもがどうなるのかが気になります。

2010-01-25 09:47:02
藤川大祐 @daisukef

私は「学び合い」は素晴らしい取り組みだと思うのですが、twitterでの言説が気になっているのだと思います。よいとされながら内容が具体的に示されない、科学的と言いながら根拠がよくわからないと感じられるのです。失礼だったらごめんなさい。でも気になるのです。

2010-01-25 10:01:44
西川純 @jun24kawa

@daisukef 一つ一つ短く説明します。熱力学を引き出さなくても、ゴチャゴチャしているほうが一般的で、一律になっている方が不自然です。だから、助けられるばかり、助けるばかりの子がいる方が異常です。ですので、その異常なことが起こると予想する根拠を挙げていただければ説明します。

2010-01-25 10:41:17
西川純 @jun24kawa

@daisukef 気のあった同士で教え合うことは、何もしなくても成立します。ところが、「一人も見捨てるな」という縛りを『学び合い』ではかけます。そうすると、しばらくすると、それが自分にも有利に働くことに気づき、持続します。

2010-01-25 10:43:53
藤川大祐 @daisukef

@jun24kawa ありがとうございます。「教わりたくない、恥ずかしい、プライドが許さない」という子どもがいることはありえます。一律であることが不自然だということからも、こうした子どもがいることも想定されるでしょう。

2010-01-25 10:49:23
藤川大祐 @daisukef

@jun24kawa なんだか屁理屈を申し上げているようですが、協力が求められる状況で、「ただ乗り」が出てきたり、ねたみが生じたりすることを防ぐのが難しいというのは、社会的ジレンマ論からも言えることで、「学び合い」にはこうした問題を防ぐしくみがあるはずだと思うのです。

2010-01-25 10:54:33
藤川大祐 @daisukef

@jun24kawa 「一人も見捨てるな」という縛りが自分に有利に働くからこそ、利己的な考えをすれば、自分だけ「ただ乗り」して教えてもらおうとする者が出る可能性があり、「あいつはただ乗りでずるい」という批判が生じることもありえるのではないでしょうか。

2010-01-25 10:51:43
西川純 @jun24kawa

@daisukef daisukef 私たちはそう考えることが不自然だと思います。そう思わせている教師の価値観が変われば、子どもはそう思いません。事実、『学び合い』ではそうなりません。 RT 「教わりたくない、恥ずかしい、プライドが許さない」という子どもがいることはありえます。

2010-01-25 11:01:58
西川純 @jun24kawa

@daisukef はい、従って「ただ乗り」は短期的には有利でも、長期的には不利であることを子どもにちゃんと語ります。だから、そんなことは起こりません。

2010-01-25 11:03:00
西川純 @jun24kawa

@daisukef そのあたりの説明は、私のHPの『学び合い』を学ぶコーナーに公開している手引き書(完全版)の第3章第1節に整理しております。

2010-01-25 11:05:42
藤川大祐 @daisukef

@jun24kawa 手引き書、読ませていただきました。生物学的にも社会学的にも集団内の裏切りによる「ただ乗り」は深刻な問題であり、これを抑制するしくみが重要だと言えるはずですが、「学び合い」ではこうしたしくみは不要だと考えられていると解すればよろしいでしょうか。

2010-01-25 11:25:05
藤川大祐 @daisukef

@jun24kawa きちんとした文献は手元にないのですが、wikipediaでも「利他的行動が進化するためには裏切りやただ乗りを阻止・抑制する何らかのメカニズムが必要であることがわかっている」と書かれています。 http://ow.ly/100GR

2010-01-25 11:33:37
西川純 @jun24kawa

@daisukef 鋭いですね。その通りです。その縛りをすべきなのが管理職で、学校の場合は教師です。だから、『学び合い』では教師は細かいことを教えませんが、一方、「みんな」を何度も語ります。

2010-01-25 14:35:42
西川純 @jun24kawa

@daisukef 一番良いのは、『学び合い』のクラスに行って、子ども達に質問すれば一発で答えてくれます。『学び合い』のクラスの子どもは、自らの学習を教師の次元で語れますから。楽しいですよ~

2010-01-25 14:52:50
藤川大祐 @daisukef

@jun24kawa ありがとうございます。教師による「ただ乗り」抑制が実際にはどのように機能しているか、大変興味深いです。子どもたちがまだ十分に協力できないときの指導のあり方がわかれば、理解が深められるように思います。

2010-01-25 15:16:04
藤川大祐 @daisukef

@jun24kawa 機会があれば現場にうかがいたいと思います。半分冗談ですが、どこかの学校で授業研究会の講師に呼んでいただけると、大変ありがたいです。

2010-01-25 15:17:50
池田 修 @ikedaosamu

いま、ツィッターで、西川純先生@上越教育大学と、藤川大祐先生@千葉大学のお二人による「学び合い」についての議論が進行中です。リアルタイムで見られるのは非常に面白い。後からでもログを辿ってお読みください。このまま本にしても良いくらいだなあと思っています。

2010-01-25 16:01:53
石川晋 @mumomorush

昨日の議論がお二人のすごい対話に。何だかうれしいです。@iabetaka @happysan2010 RT @daisukef @jun24kawa 機会があれば現場にうかがいたいと思います。半分冗談ですが、どこかの学校で授業研究会の講師に呼んでいただけると、大変ありがたいです。

2010-01-25 16:58:22
阿部隆幸(あべたか) @iabetaka

@daisukef 話が若干変わるかもしれませんが、こんなことを書かれている方がいます。コチラ→http://ow.ly/107WQ

2010-01-25 22:23:34
阿部隆幸(あべたか) @iabetaka

@daisukef 『学び合い』は「集団の関係性」「所属欲求」を強く用いる(利用する)考え方です。人は自分での集団での立場や役割を無意識のうちに探します。「みんな」を意識させることで「助けてばかり」「助けられてばかり」という関係性が解消されていくようになります。

2010-01-25 22:31:08
西川純 @jun24kawa

『学び合い』の話はうますぎる、と思うのが常識です。私自身も、「これこれの場合は駄目です」と言った方が納得しやすいことは分かっていますが、それが無いのです。だって、ホモサピエンスが200万年洗練させ、生存競争で生き残った戦略ですから。数百年、数十年の戦略では太刀打ちできるわけ無い。

2010-01-25 22:37:44
西川純 @jun24kawa

となると、じゃあ何故今の学校は『学び合い』でないのかが疑問になると思います。その理由は、HP(http://www.iamjun.com/)の『学び合い』を学ぶコーナーの「手引き書(完全版)」の第2章の最後の方に書いてあります。

2010-01-25 22:41:15
阿部隆幸(あべたか) @iabetaka

ということで、眠いので寝ます。おやすみなさい。

2010-01-25 22:46:09
藤川大祐 @daisukef

読みました。でも、見ればわかる、心配ないという主張は、私が求めているものではありません。例外なくうまくいくというなら、その理由を説明してほしいのです。 RT @iabetaka: ...こんなことを書かれている方がいます。コチラ→http://ow.ly/107WQ

2010-01-25 22:49:54
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