ビタミン練習問題解説

今さらです。全部講義で喋ったことです。講義を聴いている人は見る必要はありません。ご自身の責任でご利用下さい。
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ookawaratomomi_bot @biochook2

さて、ビタミンの練習問題解説。

2012-12-13 22:43:22
ookawaratomomi_bot @biochook2

いっぱいでるよ。勉強してよ。

2012-12-13 22:43:36
ookawaratomomi_bot @biochook2

131.ビタミンの特徴はどれか? ビタミンは糖質、脂質、タンパク質、無機質以外の栄養素で、生命活動に必須であるが、必要量を自ら合成できないものである。 構造的には様々であり、不安定なものもあるが比較的安定なものもある。金属イオンを含む…

2012-12-13 22:44:15
ookawaratomomi_bot @biochook2

金属イオンを含むものもあるがビタミンに共通の性質ではない。多くのビタミンは金属イオンを含まない。

2012-12-13 22:44:19
ookawaratomomi_bot @biochook2

講義ではもっと詳しく話しているはずだけどね。

2012-12-13 22:44:41
ookawaratomomi_bot @biochook2

132.水溶性ビタミンに分類されるのはどれか? ビタミンB群、ビタミンCは水溶性、それ以外は脂溶性である。

2012-12-13 22:45:20
ookawaratomomi_bot @biochook2

133.図に示すビタミンはどれか? ピリミジンとチアゾールがメチレン基を介してつながっているのは、アレだよね。資料の64ページを見なさい。

2012-12-13 22:46:36
ookawaratomomi_bot @biochook2

134.チアミンの関与する反応はどれか? チアミンはビタミンB1のこと。リン酸化されチアミンピロリン酸(TPP)としてアルデヒド基転移反応の運搬体として糖代謝経路で重要な役割を果たす。特にピルビン酸などいくつかのケト酸の酸化的脱炭酸反応に補欠分子属として関与する。 アミノ基転移…

2012-12-13 22:47:36
ookawaratomomi_bot @biochook2

アミノ基転移反応はピリドキサルリン酸(ビタミンB6)が関与する。コラーゲンの生成ではアスコルビン酸(ビタミンC)がプロリンやリシンの水酸化反応の補酵素となる。カルボキシグルタミン酸の生成は血液凝固因子やオステオカルシンの活性化に重要でありビタミンKが補酵素…

2012-12-13 22:48:07
ookawaratomomi_bot @biochook2

ビタミンKが補酵素となるカルボキシラーゼの反応による。 メチオニンはホモシステインを基質としてメチオニンシンターゼの反応で生ずるが、メチルコバラミン(ビタミンB12の活性型)を補酵素としてメチルテトラヒドロ葉酸からメチル基を転移する反応である。

2012-12-13 22:48:10
ookawaratomomi_bot @biochook2

135.チアミン欠乏症に見られる症状として適切なのはどれか? チアミン(ビタミンB1)の欠乏症は脚気、ウエルニッケ脳症として知られている。脚気では末梢神経炎に基づく腱反射の異常、心不全、乳酸アシドーシスを生ずる。ウエルニッケ脳症…

2012-12-13 22:49:26
ookawaratomomi_bot @biochook2

ウエルニッケ脳症では運動失調、眼球運動麻痺、意識障害に加え、作話、見当識障害、健忘症を主徴とするコルサコフ症候群を呈することもある。 出血傾向はビタミンK、ビタミンCの欠乏で見られる。肥満は栄養の過剰摂取による。皮膚炎は…

2012-12-13 22:49:38
ookawaratomomi_bot @biochook2

皮膚炎はビタミンB2,B3の欠乏で見られる。B3(ナイアシン)の欠乏は南米の風土病でペラグラと呼ばれ、皮膚炎、下痢、痴呆を主徴とする。 貧血はビタミンB12欠乏で悪性貧血が有名である。

2012-12-13 22:49:41
ookawaratomomi_bot @biochook2

136.ビタミンCの説明として正しいのはどれか? ビタミンCはB群とともに水溶性のビタミンの分類される。コラーゲン合成の際のプロリン、リシンの水酸化反応に重要な役割をもち、血管や骨など結合組織の機能に重要な役割を持つ。欠乏症は壊血病として知られており、これらのことは講義資料の…

2012-12-13 22:56:31
ookawaratomomi_bot @biochook2

講義資料の68ページに書いてあるので読むがよろし。血液凝固に関与するのは脂溶性ビタミンのビタミンKで、アミノ酸代謝に重要なのはビタミンB6、コバルトを配位子とするのはビタミンB12だろうね、多分ね。

2012-12-13 22:57:41
ookawaratomomi_bot @biochook2

137.水溶性ビタミンとそれを補酵素とする反応の組み合わせで正しいのはどれか? チアミンはトランスケトラーゼの反応でアルデヒド基転移を触媒する。 リボフラビンの活性型(FAD)は水素イオンと電子の受け渡しを触媒する。 ピリドキサルリン酸は…

2012-12-13 22:58:55
ookawaratomomi_bot @biochook2

与する。 ビオチンはカルボキシ基の転移に関与する。 シアノコバラミン(ビタミンB12)はメチルコバラミンとしてメチル基転移、アデノシルコバラミンとして分子内の基転移(ムターゼ反応)に関与する。

2012-12-13 22:58:58
ookawaratomomi_bot @biochook2

138.水溶性ビタミンと補酵素型の組み合わせで正しいのはどれか? ビタミンB1(チアミン)の活性型はチアミンピロリン酸である。 ビタミンB2(フラビン)の活性型はフラビンアデニンジヌクレオチド、またはフラビンモノヌクレオチドである。 ビタミンB6…

2012-12-13 22:59:52
ookawaratomomi_bot @biochook2

ビタミンB6(ピリドキサール)の活性型はピリドキサールリン酸である。 パントテン酸の活性型は補酵素A(CoA)である。 ビタミンB12(シアノコバラミン)の活性型はアデノシルコバラミン、またはメチルコバラミンである。

2012-12-13 22:59:55
ookawaratomomi_bot @biochook2

139.酵素名と反応に関与する補酵素の組み合わせで正しいのはどれか? カルボキシラーゼの補酵素はビオチンである。 ピルビン酸デヒドロゲナーゼは多数の補酵素が関与するが、ピリドキサルリン酸は関係がない。(チアミンピロリン酸、リポ酸、補酵素A、フラビンアデニンジヌクレオチド…

2012-12-13 23:03:01
ookawaratomomi_bot @biochook2

フラビンアデニンジヌクレオチド、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドが関与する) プロリンの水酸化にはビタミンC(アスコルビン酸)が関与する。 コハク酸デヒドロゲナーゼにはフラビンアデニンジヌクレオチドが関与する。 メチオニンシンターゼはビタミンB12(メチルコバラミン)が関与。

2012-12-13 23:03:15
ookawaratomomi_bot @biochook2

140.核内受容体と結合するのはどれか? 脂溶性ビタミンのうちA(レチノイン酸)、活性型ビタミンDは核内受容体に結合し、遺伝子発現を調節する。

2012-12-13 23:04:12
ookawaratomomi_bot @biochook2

141.脂溶性ビタミンはどれか? a:チアミン(ピリミジン環とチアゾール環が結合している)、bニコチン酸(ビタミンB3)、d(ビオチン)、e(フラビン)はいずれも水溶性である。レチノイド(ビタミンA)のみが脂溶性ビタミンである。

2012-12-13 23:04:53
ookawaratomomi_bot @biochook2

142.ビタミンと欠乏症の組み合わせについて正しいのはどれか? ビタミンAの欠乏では様々な症状が出るが夜盲症、皮膚粘膜の角化、性腺の退行変性が知られている。 ビタミンB1の欠乏では脚気、ウエルニッケ脳症、乳酸アシドーシスが知られている。 ビタミンCの欠乏症は壊血病…

2012-12-13 23:05:32
ookawaratomomi_bot @biochook2

ビタミンCの欠乏症は壊血病として知られている。コラーゲン合成生涯により歯周病、骨折、創傷治癒の遅れが起こる。 ビタミンDの欠乏でカルシウム不足による骨形成の障害が見られ、成人では骨軟化症、小児ではくる病と呼ばれる。骨折しやすくなる。 ビタミンKの欠乏…

2012-12-13 23:05:43