山本七平botまとめ/【鉄格子と自動小銃④】/「飢え」と「恐怖」という異常な環境で、あいまいになる「事実」と「判断」
山本七平著『ある異常体験者の偏見』/鉄格子と自動小銃/189頁以降より抜粋引用。
- yamamoto7hei
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山本七平bot
@yamamoto7hei
26】そして、こういう小事件であれ大事件であれ、それの引金になり、全く無駄な流血を引き起す人間は、実は、ほぼこのタイプの人間、いわば「判断」と「事実」の区別のつかない人間なのである。
2012-12-15 13:28:03
山本七平bot
@yamamoto7hei
27】確かに初めは水を飲む為に甲板にあがった。しかしその内に目的は全く別になる。 何か、あの自動小銃にとびつきさえすれば、一切の苦しみから全て解放されるような気になってくる。 そして、あらゆる苦しみに耐え、危険を冒して鉄梯子をのぼって行く。 念頭には、もう自動小銃しかない。
2012-12-15 13:57:44