カチューシャ殿の戦車語り#2「日本の超重戦車&特三号戦車」
- Yukarin_7TP
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主砲はガダルカナル島の戦闘で活躍した九二式10センチ加農砲、前部には一式47mm対戦車砲を搭載したの 日本陸軍の戦車砲としては初速も速くて当時苦戦したアメリカのM4も距離500メートルぐらいなら撃破可能な…はずの優秀兵器ね
2012-12-19 18:54:10しかし、というかやはりというか…この壮大な計画は実現されなかったわ…関係者からの証言では1両だけ完成して三菱重工の下丸子工場から分解して満州に送られるところだったらしいの 工場で終戦を迎えたという説もあるけど判然としないわ
2012-12-19 18:58:29開発は昭和18年、日本陸軍の空挺部隊創設が始まりなのね 滑空飛行戦隊の大型グライダー、ク八は挺身第五連隊や軽量の砲を搭載して目的地へ運べたけれど部隊は戦車の配備を希望したそうよ
2012-12-19 19:08:27けれどク八には戦車が搭載できないから昭和19年、滑空戦車が航空本部、機甲本部、第四技術研究所などの強力でおこなわれて考案されたのよ 設計は主翼を前田航研工業、車体を三菱重工が担当してるわ
2012-12-19 19:13:49クロ車もしくはソラ車と呼ばれる2人乗りの小さな戦車…九五式軽戦車とする資料もあるけれど…これに22メートルの主翼を装着して牽引機で曳航して目的地上空で切り離すのね
2012-12-19 19:17:16けれど履帯を装着した車両が地上を滑走して離陸できるのか、ソリを履かせたそうだが3トンの重量を支えられるのか、着陸の衝撃で車体は壊れないのかなんて事を考えると無理がありそうね…
2012-12-19 19:29:39同じく昭和19年には島嶼の玉砕があいついだわ…米軍は日本の主力戦車でも敵わないM4シャーマンを出して来た時期ね…M3にすら苦戦してたものね…
2012-12-19 19:36:55約3トンの軽戦車が35トンのシャーマンに、あるいは米軍の火砲にどれだけ戦えたものか…この事を陸軍が悟ったのかどうかは知らないけどユニークだけど使えない特三号戦車(翼を装着した状態を呼称した)の開発は途中で放棄されちゃったのね…
2012-12-19 19:40:16他国ではソ連の設計技師、アントノフもT26軽戦車をグライダー戦車にしようとしたり…イギリスもジープのオートジャイロ化を検討したり…どの国も車両を飛ばす事は一度でも考えたのね
2012-12-19 19:42:25