ストーリー・サイクルの話
- collbrande
- 2068
- 0
- 0
- 0
「アメリカにはストーリー・サイクルがあってですね、戦争がはじまると、ファンタジーと戦争物が流行るんです。ファンタジーがはやると、不況になってホラーが人気になり、ホラーが人気になるとミステリーがはやるんです。そしてミステリーがはやると--」
2012-12-22 11:49:28--拙編著『クトゥルー神話ダークナビゲーション』掲載、芝村裕吏氏へのインタビューより(聞き手と記事構成、海法紀光)
2012-12-22 11:49:57これはアメリカのケースなので日本とは事情が異なりますが、何かしらの社会現象がトリガーとなって文芸作品の流行り廃りが起きるというのは確かにあります。仮に○年に一度という刻み方で特定の社会現象が生じるのなら、流行り廃りにも○年に一度というサイクルが生じることもあるかも知れませんね。
2012-12-22 11:50:54仮にこの○に代入されるのが100という数字であるのなら、帰納法的に考えると600年程度の幅は取って考えたいところ。「流行り」の定義も必要となります。いつでもどこでも、何かしらは流行っているので。また、その100の幅の間にその流行が全く存在しなかったのかどうかについての調査も必要。
2012-12-22 11:52:40ひところ、ライトノベルと美少女ゲームでちょっとづつずれて順ぐりに「剣と魔法のファンタジー」「学園異能バトルもの」「日常系ハーレムもの」がぐるぐる回ってるような気がしていたのだけれど、ある程度の数のサンプルを調べてみると誤差範囲から大分はみ出してしまったなあ。
2012-12-22 11:56:21@Molice 人間という生き物が「周期」とか「法則」を、見つけたい存在である、というところもポイントですね。心霊写真発見と似たようなもので、年表眺めてると、そういうお化け(本来意味の無い関連)が見えてくる。それを払拭するのは、訓練と知識と地道な裏付け調査が必要になります。
2012-12-22 11:58:00@nk12 ごく稀に有馬広大博士のような凄みのある研究者が現れることもあるので(フィクションだよ!)、そうした試みそのものはむしろ歓迎できるし、応援していきたいものでありまする。
2012-12-22 11:59:57@Molice 研究自体は応援したいですね。学問である限り、批判的検証も重要というだけで。まぁ学問をつまみ食いしつつ、妄想であれこれつなげてホラ吹いてばっかの作家が言うのも、おこがましいですが!
2012-12-22 12:02:20@nk12 (本質的には、僕が書きまくった大ぼらの方がもっともらしい分タチが悪いという話がある)
2012-12-22 12:15:57アドルと戦国の組み合わせで、ちょうど足元に落ちてた『二天一流はなぜ強かったのか』(青春出版社)という本のことを思い出す。主だった剣術流派の技法の特徴も含めたサマリとしてお手軽かつ読みやすい本なのだけど、読後に「ところで二天一流はなぜ強かったんだろう」と思ってしまう感じの……。
2012-12-22 12:19:51200ページ強の中で二天一流についての記述が5ページほどで、「強い」という語が「武蔵の流派というと二刀流のイメージが強いのではないだろうか」の一行にしか出てこない。日本よ、これが新書だ……いや、面白い本ではあるのですよ? http://t.co/M4GscH4k
2012-12-22 12:22:15@Molice @nk12 「ウォトスン」表記って格好いいなと思っていた時期もありました(ドウォーフと書きつつ)。
2012-12-22 12:27:02