二刀流が広まらなかったのは何故か?

二刀流という技術は、剣術史に於いて主流ではなかったことから、何かと特異な技術として扱われがちで、それ故に主流になれなかったという見方がありますが、あれこれ話してるうちに、技法以外のところに理由があるのではないか、という流れになったので、後々のメモも兼ねてまとめてみました。
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まずこちらのまとめを

まとめ 二刀流の話題:二刀流は理に適っているか?何故二刀流は主流にならなかったのか? 二刀流についてTLがにぎわっていたところ、tsumuji_windさんの語る話について色々考えた所からスタートした二刀や片手打ちの話題。編集中。 武道史と兵器史だと考え方が違うのでしょうか? そもそも私は「(剣術として)二刀流は理にかなっていないか?」と言うところから考えていました。そのため「なぜ二刀流が(戦場武器の)主流にならなかったのか?」という疑問は全く念頭に無く、話が食い違うのも当然だったようです。 私個人としては剣術は戦場で甲冑を着て使うというより(もちろん戦場にも持っていきますが、)日常携帯する武器と考えています。k_hisaneさんのまとめ「室町時代の行動倫理あれこれ 」http://togetter.com/li/476344がわかりやすいですが、剣術流儀が成立しはじめた室町時代というの.. 52615 pv 184 19 users 8
まとめ 剣術の二刀流や片手持ちについて TLを眺めてたら、二刀流や片手持ちに関しての話が流れてたので、思いついたことをあれこれ書いたところ、反応が結構あったので忘備録的にまとめておこうかと。 35703 pv 174 10 users 2

二刀を抜くことについて

神無月久音 @k_hisane

【剣術の二刀流や片手持ちについて】togetter.com/li/528670 昔の二刀流関連のまとめを読み返してて、ふと気になったのですが、二刀流の流派で、一刀を抜いた後、もう一刀を抜く時の心がけとか技法とかを記した伝書ってありましたか喃。

2015-10-24 14:50:55
神無月久音 @k_hisane

二刀流関連の動画をざっと見ても、最初から二刀を構えてるのが多くて、二刀を素早く抜くなり、片方で防ぎつつ抜くなりの技法の紹介はないなーと。当たり前ですが、刀を抜くなら臨戦状態な訳で、相手は二本抜くのを待ってくれる筈もなく、当然、斬りかけてくるでしょうし、その対策とかなかったのかなと

2015-10-24 14:53:43
横田剣太郎 @kentarou_yokota

.@inuchochin @k_hisane @SagamiNoriaki 二刀帯刀状態からの抜刀、試斬、納刀までの動画youtu.be/zonY9zKnGn4 ただし、こちらの流儀や型が江戸期からあったかどうかは不明。

2015-10-25 00:10:06
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リンク YouTube 居合形 勇進流 立ち技 二刀流「無双(むそう)」 文字通りの二刀流試斬です。 勇進流では、二刀流を極めて一人前です。
神無月久音 @k_hisane

おお、ありがとうございます。いつ頃成立したかどうかはともかく、存外にすっと抜かれてますね。ふむ。@kentarou_yokota 二刀帯刀状態からの抜刀、試斬、納刀までの動画youtu.be/zonY9zKnGn4 ただし、こちらの流儀や型が江戸期からあったかどうかは不明

2015-10-25 00:33:21
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楽之助 @lakunosuke

@k_hisane横から失礼します。円明流の伝書『兵道鏡』二十六条「太刀刀ぬき合様之事」に書いてありますよ。( ^ ^ ) ごく簡単にですが。

2015-10-24 21:18:33
神無月久音 @k_hisane

ありがとうございます。先ほどの動画を見た限りだと、割と馴れれば素早く抜けるのかなーという感じですね。割と軽く書く程度で済むのかしらんと。 @lakunosuke 円明流の伝書『兵道鏡』二十六条「太刀刀ぬき合様之事」に書いてありますよ。( ^ ^ ) ごく簡単にですが。

2015-10-25 00:35:40
みんみんぜみ @inuchochin

@k_hisane それはたぶん柔術や居合の分野になってしまうのでは。ちなみに太刀を構えているところから脇差抜いて投げつける技なら伝書で見た事があります。

2015-10-24 23:45:43
神無月久音 @k_hisane

とっさの対応はまた別口ということですか。まあ、居合が専門化してるとこを踏まえると、そうであってもおかしくない感じですね。 @inuchochin それはたぶん柔術や居合の分野になってしまうのでは。

2015-10-25 00:45:02
みんみんぜみ @inuchochin

@k_hisane 肥後藩の四天流が居合と二刀流剣術の流派だったので何かあったかもしれませんが、ほぼ失伝してるような状態でわかりませんね

2015-10-25 00:53:21
みんみんぜみ @inuchochin

@k_hisane あとは熊本では二天一流の師範だった野田家が伯耆流居合の師範でもありましたね。まあ片方抜いて、隙を見て二刀になるんじゃないでしょーか?

2015-10-25 00:56:49
神無月久音 @k_hisane

結局はその辺っぽいですね。抜く為の手間も慣れ次第でどうにかなりそうですし、「隙を見て二刀に」でいけそうな感じです喃。 @inuchochin まあ片方抜いて、隙を見て二刀になるんじゃないでしょーか?

2015-10-25 01:08:56
我乱堂 @SagamiNoriaki

@k_hisane まあそれ言い出したら一刀だってだいたい抜いたところから演武始まりますし、想定されている条件がまず抜いているというのは何処もおんなじだったんでしょうね。二天一流に関しては、五輪書読んだ限りだと遠間から見ている想定になってる気がします。

2015-10-24 19:14:38
我乱堂 @SagamiNoriaki

@k_hisane 内容は知らんですが、松浦静山が『二刀抜様事』ってのかいてるらしいです。もしかしたら…

2015-10-24 19:15:25
神無月久音 @k_hisane

抜く時の手間は考慮してないってのだと、ちょいやりづらそうな印象だったのですが、さっきの動画を見る限り、割と馴れでカバーできるから、然程問題視されてない感じですね。@SagamiNoriaki 想定されている条件がまず抜いているというのは何処もおんなじだったんでしょうね

2015-10-25 00:41:04
神無月久音 @k_hisane

しかし、先程の動画や、伝書における記述の少なさを考えるに、二刀を抜く手間というのは、割と馴れでどうにかできるのかなと(逆に言えば、それくらいできるように稽古するのが前提)。この辺踏まえると、二刀流が非主流だったのって、やっぱ技法が難しいとか刀の重さが云々とは理由は別っぽいです喃。

2015-10-25 01:00:47

技法とは別の理由があるとすれば何か?

神無月久音 @k_hisane

というか、戦国期の状況やら装束やらを見てると、「そもそも普段から二本差ししてる人間って比率で言えば少数派だったんじゃないの?」という気もしてるので砂。二刀流の難点云々以前に、そもそも普段は一本しか差してない人間の方が多かったんじゃなかろうかなーと。まあ、この辺はまだ検証要りま砂

2015-10-25 01:06:27
神無月久音 @k_hisane

当方は、戦国期の武術の中で剣術が主流化した理由を「刀持ってる奴が多かったから(ユーザー母数の差)」&「剣術が手軽で使い勝手がいい技術だったから(日常生活の邪魔にならず、何かあった際、比較的楽に相手を攻撃できる)」と見てるので、この辺が確証取れれば、割と綺麗に収まるんですけどねー。

2015-10-25 01:41:26
神無月久音 @k_hisane

ゲームで例えれば、今、スマホゲーやブラゲーが主流化してるのと似てるかもで砂。アーケードやコンシューマ、PCのゲームもあるし、そっちの方が絵的にもゲーム的にもいいものが多いけど、遊ぶ手間が掛かる&そもそもハードを持ってない奴が多い、という理由で、相対的にそれらが優る前者が流行ると。

2015-10-25 01:50:18
ArgentBrand @ArgentBrand

@k_hisane ……ふと、「お前まともな刀一本買うんだって高いわ手入れ面倒だわっつーのに二本も買えるか!バカ!(逆ギレ」的な理由であったら(俗っぽくて)面白いかなとか頭に去来したり(笑)

2015-10-25 08:49:50
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