【妖怪メモ】ゆるキャラは神であり妖怪だ
- J_for_Joker
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ひょんなことから「怪異怪談研究会」という会に飛び入りでお邪魔することになった。 どういう会なのか全くわかっていない。... http://t.co/wlXbNRP0
2012-12-22 13:10:40昨日、法政大学のある会議室で開かれた「第3回怪異怪談研究会」という会にオブザーバー的に顔を出した。その報告。FBの投稿って後から編集できないらしく文章が所々ヘン。大目に見てください。とても刺激的で面白い集まりでした。 http://t.co/0MQgXfqR
2012-12-23 14:03:45面白そう!昨日聞いた話で興味深かったのは怪異怪談系の雑誌で「河童」は鉄板のコンテンツで「独参湯」みたいによく売れるんだそうですが、その理由というのが河童は全国各地に活発な(駄洒落じゃないです)グループがあるからだそうで。隅田川も活気ありそう! @novelovesnovel
2012-12-23 16:56:28【妖怪メモ】ゆるキャラは妖怪か。昨日はゆるキャラは妖怪じゃないよねという話になっていたが、実は妖怪そのものかもしれないと思い到った。身体の部分の過剰、あるいは欠如、そして器物動植物概念の人格化。あれ、いつか表舞台から干されてひっそり出没し始めたら間違いなく妖怪だよ。
2012-12-23 17:50:34@KONITASeiji はい。古代ギリシャ・ローマ世界の神々が、キリスト教世界で邪教の神や悪魔と位置づけられたように、メインストリームからはずれると「こわい魔物」にされてしまうということはあるかもしれませんね。
2012-12-23 17:55:38@KONITASeiji 八百万の神の感覚でいえば、ゆるキャラは十分に神の条件を備えている気がします。土地や商品・サービスをシンボル化したものだし、人ではないのに人格を持ち、それが人心をとらえ、参詣までさせ(イベント集客)、時には奉仕(関連商品購入)までさせる。神ですよ!
2012-12-23 18:00:07【妖怪メモ】妖怪のバリエーションは日本は飛び抜けて豊かなのではないかという話があったが、これは多神教(八百万の神)の世界観が保たれたまま長く継続する歴史と文化を持つからこそかもしれない。同じく多神教だった古代ローマ世界もいまは邪教の神の形でいろいろ残っているはず。
2012-12-23 17:54:19【妖怪メモ】ゆるキャラというのも表面的な現象だけ見ると「日本における得意なプロモーションの形態/奇怪なキャンペーン戦術のあだ花」に見えるけれど、八百万の神という伝統の文脈で考えると実はものすごく自然かつ必然的な存在なのかもしれない。
2012-12-23 18:05:37【妖怪メモ】妖怪って、たぶん八百万の神が落剥した姿なんだろうと思う。売れない神様や人気を失った神様と言ってもいい。神道でも仏教でも拾ってもらえなかった神様たち。そういえば口寄せをする人が「カミサマ」と呼ばれるという話もあったし、新興宗教が成立しやすいのも多神教的世界観ゆえかも。
2012-12-23 18:10:35【妖怪メモ】昨日『萌え萌え妖怪事典』『総天然色妖怪美少女絵巻』など2次元美少女キャラ(ポルノ志向)になった妖怪画次々に紹介されて大変面白かったが、厳密に言えばこれは「妖怪の美少女キャラ化が進んでいる」のではなく「妖怪も美少女キャラ化のネタに取り入れられた」話だ。
2012-12-23 18:13:58【妖怪メモ】「妖怪だから美少女キャラになった」のではなく、「妖怪も兵器や元素記号や国同様、美少女キャラ化マーケットの素材にとりこまれた」という話だろう。もちろん、元々バラエティ豊かなキャラがいて、いくらでも深掘りできるネタの豊富さなど条件はぴったりだったということはあるだろう。
2012-12-23 18:16:55【妖怪メモ】いったん妖怪から離れて「2次元美少女キャラ化マーケットと、それを必要とするユーザーに見られるコミュニケーション不全」という切り口には別なテーマとして興味を惹かれる。その典型として妖怪を語るなら新たな議論ができるのではなかろうか。
2012-12-23 18:21:07【妖怪メモ】ひょっとすると、いわゆる「コミュ障」の男たちがなぜ2次元美少女を求めるのかというだけの話になってしまうかもしれない。けれど、男女問わず成長期には誰しも孤独感や自分は人とは違うと言う思いや対人的な悩みを大なり小なりかかえるもので、そういう人と超常的存在のなじみはいい。
2012-12-23 18:25:11【妖怪メモ】昨日も青少年期に、鬼、吸血鬼、超能力者などに夢中になったという回顧談が出てきたが、恐らくこれは普遍的な話で、非凡な存在でしかもマイノリティで社会的には排除されそうな存在は、思春期の時期にはとりわけ魅力的にうつるのだ。その流れでとらえ再構築したのが萌え妖怪なのだろう。
2012-12-23 18:30:47@J_for_Joker 妖怪という概念が、今は昔、というもの(例えばツクモガミ)だとすれば、明治と今じゃ、妖怪も変わって行ってしかるべきできすよね(古参新参入り乱れたり)
2012-12-23 18:40:58@novelovesnovel 妖怪は時代ごとにどんどん新しく生まれてきたんでしょうね。ツクモガミは「器物×歳月=神」のルールでまさしく片っ端からモノを神化したわけで、八百万の神の正しいあり方と言えるし、同時に妖怪の起源そのものともいえますね。おもしろい。
2012-12-23 19:52:05@J_for_Joker 江戸時代の人たちも意外に妖怪を、僕たちで言う『ゲゲゲの鬼太郎』みたいに楽しんでたかもしれませんよね。未来の人は、萌え萌えキャラ妖怪をどんな風にとらえるんでしょうか。
2012-12-23 18:46:56@novelovesnovel 江戸時代の人たちもたぶんかなり妖怪を楽しんでいたと思いますよ。昨日の話からは結構そんな文化人のサロンのお楽しみになっていた印象も受けました。真剣に取り組む一派と、面白いネタとして楽しむ一派がいた、というか。
2012-12-23 19:54:17@novelovesnovel 未来の人が萌えキャラ妖怪をどう見るか。不思議な性的嗜好と思うんじゃないかなあ(笑)。
2012-12-23 19:54:26