36 言語差異という束縛からの開放

英語のPodcastを登録しては消すということを何度も繰り返しているはにわです。だって分からない音を繰り返し聞くのって退屈なんですもん。分かるように頑張ればいいんだけど、あんまりがんばりたくない。歳なのかねぇ
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はにわ @haniwa0705

①勉強は好きな方である。様々なことを知識として吸収することにより世界がより自分にとって理解しやすいものになると思えば、シャーペンを握る手にも力が入るというものであろう。ツイートをする時のモチーフにも困らなくなるからだ

2012-12-24 08:43:28
はにわ @haniwa0705

②そんな私だからお困りなことがある。英語の学習だ。どうも乗り気になれないのである。Googleが翻訳してくれる未来がそろそろ現実味を帯びてきた。翻訳って作業なイメージがまとわりつく。どうして人間様がそんな面倒なことをしなくてはいけないのかと

2012-12-24 08:46:29
はにわ @haniwa0705

③気付く前に通過したからマシなわけだが、簿記学習の最初の方はすでに完全な作業だ。会計ソフトを使えば自動的に財務諸表を作ってくれる。電卓を使ってパチパチ計算する必要なんてない。日商簿記2級くらいまでの学習内容なら8割がたパソコンの仕事になっているはずだ

2012-12-24 08:51:29
はにわ @haniwa0705

④機械的な作業であれば今ならかなりのレベルまでパソコンがやってくれるのである。この「機械的な作業」ってやつの定義がどんどん進化していってるのが曲者だ。翻訳でさえ機械的な作業に変化しそうだ、というのが大問題な訳なのだ

2012-12-24 08:53:30
はにわ @haniwa0705

⑤英語の学習の目的は、英語で書かれた文章を理解したい。英語で話す人の話す中身を理解したい。英語で話したい。これくらいであろう。もし翻訳を機械がこなしてくれるなら非英語圏の人間は英語を学習する必要はなくなるのではないか?楽になってよかったねぇ

2012-12-24 08:56:10
はにわ @haniwa0705

⑥もちろんそんな簡単なことではない。簿記にしてもそうである。機械が計算部分を全てやるようになったからといって機械がやっている計算部分について理解していなければ財務諸表は読めない。専門家ならしっかりその計算について理解している必要があるのである

2012-12-24 08:59:01
はにわ @haniwa0705

⑦英語に関していえば、英語圏の人が「英語で」話していることの意味を理解しないと英語圏の文化を知ることができない。特に、英語で話す時その単語の選び方等、微妙なニュアンスはしっかり英語という言語の成り立ちを学習することによってしか身につかない

2012-12-24 09:02:36
はにわ @haniwa0705

⑧言語は表現のための絶対的手段であるから、それを使う者にとってとても大切なものなのである。だから、その言語をしっかり学び取ることはその文化を理解することと密接に結びつくはずであろう。言語学習を「機械がやってくれるからいい」などと言うことは文化の否定につながってしまう恐れがある

2012-12-24 09:04:50
はにわ @haniwa0705

⑨小難しいことを書いてしまったが、さりとて「その微妙なニュアンスまで機械が理解してしまえば、人間は母国語のみでよくなるじゃん」なんて悪魔のささやきも聞こえる。科学の進歩の凄まじさからして、人間が言語の差異の呪縛から完全に解放される時がくるのも夢物語でないのかも

2012-12-24 09:07:20