日本語の-(r)are, -(s)ase, 形容詞の-(sa)-soo/文末表現と「まる」など #gengo
ら抜きの起源は五段(閉音節語幹)動詞だけが可能語尾「-eる」を持っているという状況に対し、この語尾を一段(開音節語幹)動詞にも適用して一般化をはかる動きだと思っている。「食べ + -eる」 → 緩衝の子音r挿入 → 「食べれる」
2010-08-18 20:48:37@TRYalNigro この時のrが緩衝のためと考えるのは差し支えないとおもいますが、rという子音自体がそもそも緩衝のために存在する、という話じゃないので……うむ。
2010-08-18 20:52:33つまり「食べられる」から「らを抜いた」んじゃない。もし五段の可能動詞として「書ける」でなくて「書かんどせる」という形が誕生していたとすれば、「ら抜き表現」に対応するものは「食べらんどせる」になっていただろう、と推論するのである。
2010-08-18 20:55:13@zeeksphere 緩衝っていう言葉の使い方はまぁ置いておいて、r音は母音と母音の間に入ると考えていいんですよね。最近そう言うの調べて無くてうずうずなう。
2010-08-18 20:55:06@TRYalNigro ちょいと論点を掴みかねますが、語尾「aれる」は「書k」に対してはそのまま 書kaれる、「食べ」に対しては 食べaれる → 母音の連続を避けて 食べ[r]aれる という考え方は特に問題ないとおもいます。
2010-08-18 21:00:09@TRYalNigro ただ、必ずしもrではなくて、「書k」+「aせる」→書かせる 「食べ」+「aせる」→食べaせる→食べ[s]aせる というふうに、sの場合もあります。
2010-08-18 21:01:08@TRYalNigro @zeeksphere だいたい日本語学では-(r)areを立てているようですね。たとえば使役-(s)aseにはrが入らないので、このrは共時的にはinherentだと考えるわけです。
2010-08-18 21:05:17@Mitchara inherentというのはつまりこのばあい、一段動詞の前に来たときに要求する子音がrなのかsなのかは、それぞれの助動詞(or語尾)によってすでに決まっている、とみるわけですね。
2010-08-18 21:10:18@zeeksphere @TRYalNigro -(y)ooなんかも前のセグメントが母音かどうかで子音の有無が交替しますね。
2010-08-18 21:20:35ベルクマンの法則って法則というには例外が多すぎるけど、そういう「傾向」が見られるのは確か。ruleよりtendencyと言った方がいいのかね。 http://bit.ly/bXe5i2
2010-08-18 21:14:51@TRYalNigro はわ、すいません。でもこの分野は専門に行ったら読むもの引くもの大半英語なので、英語の用語はいずれ何百と出てきます。
2010-08-18 21:23:37瑣末なことだけど、母音/子音で終わる語幹をそれぞれ「開音節語幹/閉音節語幹」と呼ぶのはたぶん正しくない。語幹の段階では音節はなくて、それが語を作ってはじめて音節が生まれるわけで。
2010-08-18 21:17:01@TRYalNigro @zeeksphere 母音語幹/子音語幹と呼ぶ人も多いですね。あとは佐久間風に強変化弱変化とか、寺村風にI型II型とか…
2010-08-18 21:28:54