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《原発事故で健康被害は出るのか》

チェルノブイリ事故に関するWHO報告書がある。日本政府や日本の原子力規制庁はそれに基づいて事故後の健康被害対策をしている。 他方、事故被害国であるウクライナやベラルーシが実施している健康被害対策がある。 両者には整合性がない事に関して、考えてみた自己ツイートのまとめだ。
原発 震災 ベラルーシ ウクライナ WHO チェルノブイリ
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 0 改めて原点に戻って考えてみたい。個人的には、「出るのか」というこれからの話だとは思っていないが、あえて、これからの話として考えてみた。論理的整合性の話として考えてほしい。特に政権交代した日本で、どこにカネを使うべきなのか、という話にもなるので。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 1 東京電力福島原子力発電所の事故から満2年が近づいている。福島で、果たして事故由来の健康被害が起き得るのかどうか、いまだ圧倒的多数が納得する結論は出ていない。ここではあえて、筆者の日ごろの主張を脇において考え直してみることにしたい。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 2 東電福島原発事故の先例となりえるのは、旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故だ、という事は、圧倒的多数が同意するだろう。放射性物質の放出規模や拡散範囲や、放出された核種や、事故収束までの時間等、大きな差はあるが、参考にはできるはずだ。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 3 では、チェルノブイリ原発事故では、どれくらいの健康被害が起き、どれだけの死者が出ているのだろうか?国連の下部組織であるUNSCESAR(国連放射線影響科学委員会)の報告に基づくWHOの検証結果が「権威の高さ」で考えるなら、一番高いことになるだろう
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 4 世界保健機関(WHO)チェルノブイリ事故の健康影響(2006 年 4 月) http://t.co/tc3cCJ5V を見てみよう。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 5 「134 人の事故処理作業員が急性放射線障害(ARS)。28 人は 1986 年にARS で死亡。それ以降も他の作業員が死亡したが、必ずしも被ばくによるものではない。」と。つまり、事故処理作業者のうち放射線の影響で死んだのは28人だけだった。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 6 その後の放射線の影響については要約するとこんな感じだ。「事故処理作業員や避難した住民、住み続けた住民あわせて62万6千人について考えると、最大4000人が放射線の影響のガンで死ぬ可能性があるが、この集団のガンによる死者はもともと12万人以上だ」
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 7 「もっと広範囲の住民500万人について考えると、事故の影響によるガンの死亡者は最大5000人で、この数字は全体のガン死の中の0.6%に過ぎない。実際には計算に使ったよりも実際の被曝量はもっと低いので、統計上分かる数字までは死者が増えることはない」
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 8 つまり、この文書を使って、「チェルノブイリ原発事故の放射線の影響で死んだ人間は28人だけだ」という、日本で使われることがある表現は、UNSCEARやWHOの計算からすると、正確ではないことになる。が、これら組織が過小評価を嗜めた記憶は私にはない。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 9 むしろ、「チェルノブイリ事故の死者は28人よりも多い」という意見に対して、WHO関係者(例えば山下俊一氏)が異論を唱える場面は見たことはあるが、「28人だ」という言葉に積極的に異を唱えるのを見たことがない。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 10 では、問題にされることが多い「甲状腺ガン」について、WHOはどう言っているだろうか。報告書では、ロシア・ウクライナ・ベラルーシで、事故当時18歳以下だった人から5000人近くに甲状腺ガンが見つかった、という事は一応認めている。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 11 しかし、WHO報告書では原発事故と子どもの甲状腺ガン増加に因果関係があったとは認めていない。該当地域でモニタリングを強化した(丁寧に検査を実施した)から増加したように見えた部分もあると強調している。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 12 さらにわざわざ「進行性腫瘍の子どもでも治療はきわめて有効であり、若い患者の予後は全般的に良好である」と記述し生命の危機に関係するものではないことを強調している。一応、「予後の研究は必要」とか「今後も甲状腺ガン発生率の増加は続く」と書いてあるが。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 13 WHO報告書では、この項目は「甲状腺がん 」と題されているが、大人の甲状腺ガンについての記載は全くない。書かれていないのだ。大人については甲状腺ガンが「増えた」とも「増えていない」とも記載がない。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 14 「白血病および非甲状腺固形がん」についても、項目が立てられている。放射線の影響でこれらの疾病が増えることはわかっているからだ。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 15 しかしWHO報告書では、「WHO の専門家 グループによるレビューでは、甲状腺がん以外に、がんリスクの増加が明らかに放射線によるものと示すことのできるエビデンスはなかった。」と書かれている。これは「事故処理作業者」も含めての話として書かれている
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 16 さらに続く項目では、白内障と心疾患について書かれている。これらの疾病も放射線被曝の影響として現れることが医学的に分かっているからだ。しかし、白内障に関しては250ミリシーベルトを閾値として述べ心疾患は高レベル被曝の影響の可能性だけを書いてある。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 17 つまり、WHO報告書によれば、チェルノブイリ事故による健康被害は、事故処理作業者が28人死んだことだけが確定で、他の部分については、そもそも疾病が増加したことに原発事故が影響したかどうかさえ科学的には認められない、という結論なのだ。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 18 また、「生殖毒性や遺伝影響、子どもの健康」に関する影響については、「影響は証明されなかった。」と明言してある。つまり、原発事故の放射性物質放出による影響は、「証明できなかった」というのがWHO報告書の見解なのだ。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 18 しかしWHO報告書が、原発事故との因果関係を認めた疾病が、他に1グループだけある。「精神衛生および心理的影響」だ。その内容は、次の通りだ。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 19 「健康について過剰に心配したり、酒やタバコの過剰摂取あるいは高レベルの放射性セシウムがまだ存在する指定地域 で採取したキノコ、ベリー類、獲物を食べるなどの行動がみられた」セシウムを摂取しても、この範囲なら影響はない、という見解だったのになぜだ?
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか20「チェルノブイリ事故の健康影響および特別ヘルスケア・プログラム」(Health Effects of the Chernobyl Accident and Special Health Care Programmes)という文書にまとめられている。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか21 http://t.co/trosmLwm  ここ(P159)にはこういう名も見える。Shibata,Y. Yamashita,S. 前者は長崎大学大学院所属として、後者はWHO所属として記載される。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 22 Shibataとは柴田義貞氏のことだろう。 http://t.co/DGcu9nrQ のような資料も出てくる、低線量被曝ワーキンググループでも発表をしたようだ。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011
原発事故で健康被害は出るのか 23 もう1人は言うまでもなく、山下俊一氏だ。彼はWHO所属としてチェルノブイリに調査に入ったことを、昨年3月18日に福島県の放射線リスク管理アドバイザーになったときにも強調していた。つまりWHO報告書は、山下氏の作品でもあるわけだ。
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コメント

宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011 2012年12月30日
まとめ内容に関係ないコメントは消します。デマ扱いしたいなら、ウクライナ・ベラルーシの政策とWHO報告書の関係をどう考えるか、述べて下さい。
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011 2012年12月30日
それに、いつものことですが単純にいちゃもんつけてくるような方はブロックもします。 無責任なコメントを作りたいなら、まもなく誰かがそういう場を作ってくれるでしょうから、そちらでどうぞ。
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